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まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.2097 重要文化財巡り・大阪編

2024-06-18 07:34:54 | 文化財
よろしくお願いします。












4月の気候のいい日に大阪へ、目的は文化財巡りで三角点巡りもちょっとだけ、ただそちらの方はほとんど成果が上がりませんでした。それに比べると文化財の方は確実に目に見える所にありますからね、まずは藤井寺市の中心部を抜けて葛井寺へと向かいます。近鉄藤井寺駅は天王寺より南にある鉄道の駅の中では一番乗降客が多い駅だとか、駅前はたくさんの人で賑やか、その流れは商店街まで続いて行くのですがその中を通り抜けると葛井寺へとたどり着きます。寺院の入口にある山門が重要文化財、境内にもいろいろと建物はあるがそちらは文化財には指定されていない。葛井寺だから藤の寺、となるとこの季節、藤も見頃かと思ったが藤棚はまださみしい光景、見頃はまだ先と言った感じでした。













場所は変わって堺市、仁徳天皇陵の脇を通り過ぎて大仙公園へとたどり着きました。気候のいい日はやはり公園に来たくなる人が多いようで、この日はたくさんの人が公園に訪れていました、園内を自転車で走るにはちょっと申し訳なく思うほどの混み具合です。ここにもひとつだけですが重要文化財が、堺市博物館の手前に茶室があるがそこは登録有形文化財、その茶室から少し外れた所にある石造の九重塔が重要文化財、元は千早赤阪村にあった寺院の塔がここに移設されたとか。茶室は塀に囲まれた庭園にあってそちらの方にはたくさんの人が訪れているが、自分(一人称)のお目当てだった塔の方は誰も見向きもしない、茶室よりもこちらの方が文化財的には格上なんですがねえ・・・。
























仁徳陵と大仙公園に挟まれた道を西へと進んで国道26号線の高架の下をくぐると右手側に寺院が見えてくる、堺は寺院が多い所で阪堺線に沿った市の中心部では密集しているがこの辺りはその一番南側に当たる。ただマップについている重要文化財の印は少なくて、道から見えている寺院とそこに隣接する小さな寺院の2カ所だけ。町中の道へと入ると駐車場があってその奥にあるのが南宗寺、いくつかの建物が重要文化財に指定されているが観光客で賑わうという感じではなく地元に溶け込んだ感じの寺院と言った感じ、むやみに観光に走ってない雰囲気が良かったですね。その後は市の中心部に向かって寺院巡り、こちらの方は割と観光に走っている感じもするがそこは根っからの観光都市である堺、その雰囲気は否定せずに素直に受け取ればいいでしょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち





No.2092 南山城三塔巡り(2)・・・岩船寺

2024-06-07 07:59:35 | 文化財
よろしくお願いします。


















今回は重要文化財巡りで木津川市の加茂方面を走った記録、全3回でのお送りの予定で前回は浄瑠璃寺を訪れた記録をお送りしました。次の岩船寺へは石仏巡りを兼ねてと言うことで府道から逸れて山道の散策路へと入ったのですが、この道は上りが急で路面もガタガタなので区間全般を相棒君押し歩きで進みました。最近はニュースでも話題になっている熊が出ないかが心配、ここでもし出会ったらもう覚悟しなければ・・・なんて考えながらもゆったりとしたペースで石仏巡りです。石に刻まれた仏様、誰が何の目的で彫ったのか、なぜこんな場所にたくさんあるのか、いろいろと考えながらカメラを構えて進んでいると怖さも忘れてあっと言う間に道の終わりへとたどり着く。ここは奈良行きの岩船寺口バス停がある所なので寺院はすでに通り過ぎたことになる、そんなわけで今度は府道を戻る形に、鬱蒼とした森にはまだ散らずに残っている桜もチラホラ、その中を通り過ぎて行くとやがて次の目的地へとたどり着きます。















駐車場に相棒君を置いて寺院の山門を通り抜ける、とその前にここは拝観料が必要、お金を払って境内へと入って行きます。浄瑠璃寺と岩船寺はもうセットみたいなものなのでここに来るのも今回が3度目、前回来た時の写真は残っているが文化財巡りの目的で行っておきたかったので今回の来訪となりました。まあ自分(一人称)と同じようにセットで来ている人もいるのでしょう、こんな山奥の隠れた場所にある寺院だが境内はたくさんの人が訪れていた。正面に池がありその奥には木々に隠れるようにして少し高台の所に重要文化財の三重塔、右手側には本堂、左手側には十三重の石塔でこれも重要文化財。パンフレットを見るとその他の重要文化財となると五輪塔があるらしいがそれがどこにあるのか分からない、と言うことで三重塔がある高台の方へと行ってみることにする。
















三重塔の横に五輪塔があったがこれはどうも違う感じ、パンフレットをみると塔の前に看板が立っているらしい。三重塔の屋根の四隅の角の裏にはちょっと厳つい顔つきの木彫りの猿が飾ってある、隅鬼と呼ばれる彫刻で三重塔の守り神の役割をしているらしい、ちなみにこれも重要文化財とのことです。一通り回っても五輪塔は見つからないなあ~、と思ったら池の横の建物の奥まった所にこれまでで一番大きな五輪塔が立っていた、その横には重要文化財の看板が立っているがこれはあわや見逃してしまうところだった。さあ、これで目的も果たしたことだし次の場所へ向かうこととしよう、これまで山の中のアップダウンの中を走って来ました、次回はこの旅の最終回なのですが実はここからが正念場、一番ヘトヘトになった記録をお送りすることになりそうです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2090 岐阜~愛知の旅(2)・・・重要文化財巡り

2024-06-04 01:28:54 | 文化財
よろしくお願いします。










岐阜の旅はJR垂井駅から始まって大垣市へ、市の中心部を通る美濃路をジグザグに進み古い町並をすり抜けました。中心部を過ぎると住宅地を過ぎて田園風景へ、やがて目の前には斜面に菜の花が咲く揖斐川の堤防が現れる、坂道を上ると樽見鉄道とJR東海道本線の鉄橋があり、そのJR線の隣に自転車が通れる橋が架かっている。この旧揖斐川橋梁が重要文化財で元は鉄道のための鉄橋だったとか、単線分の幅の橋は自転車でもスイスイと渡ることができる。橋を渡り終えた後は揖斐川沿いを進んで、川に寸断された形となっていた美濃路と再び出会うことになる、しばらくはこの道に沿って進んで行くが次に目指すは岐阜羽島駅なので途中から道を外れることとなります。さて、旅の記録については次回でのお伝えとして、今回はこの旅で訪れた重要文化財を取り上げて行こうと思います。






















旅は進んで3つの大きな川を渡って愛知県稲沢市へと入りました、この市もよく走る割にはいつも通り過ぎるだけでどうも存在感が薄くなってしまうんですよね。センバツの準決勝も第1試合が終わって第2試合が始まった頃、名鉄尾西線を過ぎて少しややこしい道筋をたどって市の中心部へと向けて走る。まず立ち寄ったのは性海寺と言う名の寺院、「性」の字が付くのが何か変やな~、とも思ったが境内は静かで本堂や多宝塔が重要文化財となっている。寺院の横は公園になっていて花もいろいろ咲いているようだったが先を急ぎたかったのでそちらはおろそかとなってしまった。次に訪れたのが尾張大国霊神社、何か大層な名前の神社だが楼門の提灯には国府宮とある、名鉄の特急が停車する駅はこの神社が基になっているのか~。

















稲沢市での重要文化財巡りはまだまだ続きます、JR稲沢駅の近くにある寺院は森の中にあって寂れた感じだったが、境内にひっそりと建つ多宝塔と鎮守堂が重要文化財。その次に訪れた寺院では六角形の屋根の地蔵堂が重要文化財、とまあこれは良かったが、この寺院にたどり着くまでにJR線の踏切を渡らなければならなかったが、そこでは長い編成の貨物列車がゆっくりと通り過ぎて行ったので結構な時間待たされることになってしまった。その後は再びJR東海道本線の踏切を渡り、東海道新幹線の高架をくぐり抜け、名鉄名古屋本線の踏切を渡って、最後に名鉄津島線甚目寺駅の横の踏切を渡ってすぐの所にある寺院へ。そこは駅名と同じ甚目寺、山門や三重塔が重要文化財だが、寺院の境内と言うよりは市民が集う公園と言った感じでたくさんの人が夕方が近い休日の午後を楽しんでいた。そんなわけで岐阜から愛知にかけて重要文化財巡りはこれにて終了、次回は旅の記録の後半部をお伝えしていくことといたします、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち





No.2087 重要文化財巡り・・・過去の遺産写真から

2024-05-28 09:24:45 | 文化財
よろしくお願いします。











今年の巡りの主流となっているのが重要文化財、これまでもそれを意識しないで撮って来た・・・いや、実は意識しているが大きく取り上げなかっただけ・・・写真もたくさんあったので、今回はそれを出していこうと思います。まずは京都エリア、写真上から3枚目~6枚目の神社は一昨年にやってた神社巡りで訪れた所、そう言えば巡りの目的がなくて神社を回っていたこともありましたねえ。その時は文化財とか関係なしに巡っていたのですが、町の片隅にたたずむ小さな神社も箔が付くとなぜか厳かな雰囲気を感じてしまいます。


















このゾーンでは東海地方を旅した時の文化財を取り上げています。写真上から1枚目~5枚目は2016年の春に岐阜を旅した時のもの、前半の三重塔は養老鉄道線を各駅巡りしていた時に、たまたまその道中にあった寺院に立ち寄って撮ったのですが、五重塔や三重塔は自然にカメラを向けてしまいますからね。中盤にある船頭平閘門はもうここでも何度も取り上げたことがありました、閘門は明治時代からあって水上交通をスムーズに流すための手段であると言うことで文化財に指定されている所も多い、関西では毛馬の閘門がそれに当たります。下の3枚の写真にある建物は昨年のGWに愛知県を走った時に見かけたもの、国道1号線沿いにあるのですがその時は豊橋に向けてせっせと相棒君を進めていたところ、たまたま目に入った建物に興味をひかれて写真を撮りました。後で調べたところではこの隣り合う2棟の建物が重要文化財とのことで、まさに偶然の産物と言った感じの出会いでした。
















このゾーンでは兵庫県エリアの重要文化財、まずは今年の1月に訪れた西宮神社、その時の旅の記録でも取り上げましたがここは福男目指して走るゴールとなる本殿ではなく、表側を取り囲む塀が重要文化財となっています。写真5枚目~7枚目は阪神尼崎駅近くの寺院ですが、これは文化財と言うのは全く意識がなく多宝塔があるからと言うことで撮ったのだと思います・・・って言うからにはかなり前の写真。ちょっとおっかないイメージのある尼崎ですが結構見所の文化財も多い、また機会を見つけて再訪しようと思っています。その下にある写真もかなり前のもの、兵庫県庁の前にある公園にある洋館ですがこれも重要文化財です。異国情緒漂う町並もまた訪ねたいと思っているのですが、神戸も山手の方となるとアップダウンが多い所に人も多く、結構自転車で行くには気が引けるんですよね。そうは言っても久しぶりに訪れたいと思っている所、海とは違う山の神戸、これも宿題帳にメモしておきましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2086 南山城三塔巡り(1)・・・浄瑠璃寺

2024-05-27 08:14:51 | 文化財
よろしくお願いします。













【1】

今年専らの巡りの主役となっているのが文化財、今回お送りするのは木津川市、JRのパンフレットでこの地域にある寺院を紹介していたので久しぶりに行ってみることにしました。久しぶりに・・・と言うことはどこも以前一度、もしくは二度ほど行ったことがあるのですがその3つの寺院がどこもまあ行くのが大変、今回も骨が折れる行程になるのは覚悟の上で出発しました。まずは国境・・・京都は「府」なので県境と言う言葉は使わない・・・を越えて京都府木津川市へと入る、加茂行きのバスが走る道を進んで小さな峠を越えた所にあるのが浄瑠璃寺口バス停、その名の通り浄瑠璃寺へと通じる道が分岐している。その道をしばらく進むと西小バス停、でも付近には小学校はなさそうだし・・・と思ったらそこの地名が西小と言うのだった。そこの集落を過ぎるときつい上り坂が始まる、ここは前に上ったことがあるのでかつて知ったる所、焦らず騒がず自分のペースを守って進んで行こう。














そうは言っても上りのきつさはなかなかなもの、せっせせっせと薄暗い森の中の坂を上り詰めると賑やかな雰囲気の場所へとたどり着く。バス停と駐車場があり、土産物屋さんが建つ所から参道が伸びていてその先に浄瑠璃寺の山門が見えている、その山門をくぐると緑に囲まれた境内へと至る。この寺院に来るのは3度目、前が6年ほど前でその時も写真も残っているからそれを使っても良かったが、せっかく文化財巡りしているのだからやはり行っておかなければ、と言うことでやって来ました。境内の真ん中には池があって周囲の木々の緑を跳ね返して池の水が緑色になっている、決して汚れているわけではないですよ。その池を挟んで建つ本堂と三重塔はともに国宝、以前来た時はそんなことは意識してなかったのでやはり再訪しておいて良かったですね。山深い所にある国宝、まさに知られざる存在と言った感じだがそれでも観光客は多い、やはりJRのパンフレットが力を発揮しているのだろうか・・・。










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[この花何て名前・・・のコーナー]
【1】ヤマツツジ   【2】アセビ   【3】マンリョウ   【4】エビネ   【5】 オオデマリ  

浄瑠璃寺を後にしてこの後もまだまだ山寺の散策は続くのですが、先にも書いたように今回は山の中での走り、自転車ではなかなか骨の折れる旅となりました。まあそれは覚悟の承知、今回を含めて3回のお伝えを予定している南山城三塔巡りです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち