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・・・☔ 21日「梅雨入り」宣言 🌂

浅間嶺(奥多摩)

2012年10月23日 | 関東百名山

浅間嶺(奥多摩浅間尾根)をT崎さんと歩いてきた。

浅間尾根は、南に笹尾根、北に奥多摩主尾根である御嶽山・大岳山・御前山に挟まれた位置にある。

浅間嶺(標高:903m)は、昔富士嶺と呼ばれ、富士浅間神社が祭られているからその名があるのだろう。

浅間尾根はかっての古甲州路で武蔵と甲斐を結んだ道で、その名残は数多い石仏に見られた。

 9:00 武蔵五日市駅から「数馬」行のバスに乗った。

     (満員臨時バスも出た)

  :浅間尾根登山口

9:55 「浅間尾根登山口」で下車、都道205号を戻って「浅間尾根登山口」へ

  :浅間坂

南秋川を渡り、浅間坂へ(温泉旅館浅間荘があるので舗装されている)

天候は晴天(雲もない)気温も20℃前後、秋晴れの一日。

  

流石に紅葉は早い。

  

浅間坂(今日一番の登り)を登りきると杉の植林帯へ入る。

よく間伐されている。

  :整備されている標識

新調された標識(東京都は金がある?)

           

:ヨメナ           :センブリ                         :晒菜升麻

登山道で見た花は、サラシナショウマ・コウヤボウキ・ヨメナ・センブリ・アキノキリンソウ等々。

  :石仏

浅間信仰の名残り石仏、数多くあった。

  :サル石

10:55 「サル石」へ、猿の手形が残っていると書いてあるが、確認できず。

武蔵~甲斐へ抜ける道であった、証拠か?

(全体はもっと大きいが、これ以上引くと崖に落ちるので)

  :一本松入口

11:10 ここを登ると「一本松」(標高930m:三角点あり)浅間尾根の最高点になる。

      

あまり役に立たない木だけど、何か惹かれるものがあった。

犬四手(イヌシデ):落葉高木

四手(紙垂)とはしめ縄や玉串などに垂れ下がる、細長く切った紙のこと。

果穂を四手に見立てた。「イヌ」は一般的に役にたたないものをさす。

山野に普通に生える、樹高は20mほどになる。用途は建築・器具材、薪炭など。

  :人里(ヘンポリ)と読む

へンポリと読む、この尾根は変わった読みをする地名が多い。

     :陽に映えてきれいだった

:ヨメナ            :トリカブト

12:00~12:15 浅間嶺鞍部にて昼食。

12:15 浅間嶺展望台へ向かう。

      

雪化粧した山はやっぱり「らしい」霞が邪魔をしているが・・・。

 

富士山にも会えたし、「腹も満足感」も一杯で時坂峠へ下る

  :足の長い「スパイダー」さん

  :古民家を改造した「蕎麦屋」 

13:10 古民家「蕎麦屋」さんへ、水車も印象的だが、中庭にクリンソウが咲いていた。

13:15 「峠の茶屋」へ、ここも北側に展望が開けている。

       

:御前山           :大岳山           

      

舗装道を歩いて時坂峠へ、ここで3匹の蛇と会った。(何か幸運なことが起きるかも・・・)

  :ここから登山道

  :檜原(ひのはら)村の案内

14:15 「払沢の滝」入口へ、人も車も増える。

  :お土産屋さん

郵便局を改造した「お土産や」望遠鏡の先は、「天狗滝」↓

   :何か”う”

  :渓谷    :忠助淵

14:25「払沢の滝」へ          

落差40mの四段滝、最下部の一段しか見えない。厳冬期には結氷するという。

水量も豊富で迫力があった。

  :「天狗滝」遠望

  :ちとせ屋

お馴染み「ちとせ屋」さん、豆腐料理は有名(立地条件がいい)

 

14:48発の臨時バスで帰途に着く。

酒のつまみをせしめ、満足げな”パートナー”です)

**********

          行程:標高差633m、距離約11km 

       9:00  武蔵五日市駅 =9:55 浅間尾根登山口バス停 ⇒10:06 浅間尾根登山口

        ⇒10:55 サル石 ⇒11:10 一本松 ⇒11:50~12:15 浅間尾根鞍部(昼食)

        ⇒12:20 浅間尾根展望台 ⇒13:15 峠の茶屋 ⇒14:25 払沢の滝 

        ⇒14:48 払沢の滝バス停

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人里:ヘンボリと読む、檜原村にはこういった読み方をする、地名が多い。

古墳時代になると、大陸からの渡来人の集団が近畿地方から移住したと考えられる。

人里(ヘンボリ)集落の名前の由来は、モンゴル語で人間を意味する「フン」と、

                新羅語で集落意味する「ボル」が訛ったものではないかとの説もある。

その他に、神戸(かのと)、桶里(ひざと)、笛吹(うずしき)等の読みもある。

                          (ウィキペディア檜原村より引用)

一方こんな話もある。

谷有二著の「山名の不思議」という本にこんなことが書いてある。

タイトルは「アイヌ語の山名」の項にこんなくだりが、引用する。

 江戸時代までの北海道は、蝦夷と呼ばれていた。

 そこに住むアイヌ民族は文字を持っていなかったので、内地から渡った和人(シャモ)は、

                 聞いたままの地名をカタカナで記録した。

 明治時代になって、蝦夷が北海道と呼ばれるようになると、カタカナ書きの地名は、

                 ほとんど漢字に置き代えられてしまった。

 シル(大地の)エトク(涯・はて)は知床みたいに手当り次第、音の近い漢字をこじつけた。

 漢字は完全にアイヌ語の発音記号となってしまった。

   *****

        こんなこともあるから、真相は”藪の中”が正解かもしれない。

 

 

 

 

 



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2 コメント

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払沢の滝 (can't(キャント))
2012-11-04 19:33:01
心も体も癒される山歩きの効用のひとつに、滝の周辺には多くのマイナスイオンの「レナード効果」があるそうです。 「水滴と水滴が衝突し分裂する時に周囲の空気が負の大気イオン化する現象」1892年にドイツの物理学者フイリップ・レナードが発表した現象。このレナード効果ためストレスは軽減し、リラックス作用があり、高血圧の予防になりました。Canさん。ありがとうございました。
Say hello to your family「洋子」様。
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アカデミック (can)
2012-11-04 21:02:03
アカデミックな話ですね!大好きです。レナード効果、定量的に確認したいですね?(健康あどばいサーより)
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