我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「今夜は、ティッシュを多めに」

2018年01月25日 | 日記

好く観るTV番組に
鶴瓶の 家族に乾杯」を上げて、
番組への思いを書いたが、

その一方で、
好んで観ていたにも拘らず、
今では全く、ご無沙汰の番組もある。


好むか好まないかは、
人間関係と同じで相性次第、

番組の性格と、親父の嗜好が
一致するか、否かだが、

永きにわたる相思相愛の仲でも
片方の心変わりで、修復不能な
結末を迎えることも・・・


家庭でラジヲが、
唯一、娯楽であった当時の
まだ、学校にも上がらない子供の頃、

水屋の上のラジヲから放送される
古典芸能に、興味深く
耳を傾けていたことを思い出す。

幼き故に、
言葉の意味も判らず聴いている内、
時折起こるお客さんの笑い声で、

「これは,面白いことなんだ」と気付くと、
「何故、今、此処で笑うか」の笑いの意味も、
仕掛けも判らないのに、

「笑い」と「面白い」は、
人にとって、如何に大事なことかを
解るようになると、ただ、訳もなく楽しくて、
放送日を待ち焦がれるようになる。


数ある古典芸能の中でも
特に落語には興味を抱いた。

以来、落語との極めて良好な関係は
今に至るまで、続いている。


最近では、
落語にアテブリ芝居をかぶせた、
NHKの見る落語
「超入門落語THE MOVIE」
を愉しむ機会も多く、
趣向も変わって面白いが、

敬愛する落語家、
三遊亭圓生師匠、桂米朝師匠、
桂枝雀師匠、立川談志師匠
(いずれも、故人)の芸は

DVD、You Tubeで、今も欠かさず、
楽しませて頂いている。


「親父の笑いの原点は、落語にあり」

そんな、極めて良好な関係にある
落語にありながら、こちらの心変わりで、
今や疎遠になった番組に、

「笑点」がある。


落語の世界には、
惚れて一緒になった亭主が働きもせず
甲斐性なしに成り下がっても、

愛想も尽かさず、健気(けなげ)に
生涯、添い遂げる嫁もいるが、

親父にはそれが
出来なかっただけの話。


そんな亭主と嫁の話が、
落語の演目「芝浜」

 年の暮れに聴く落語の
定番となったこの演目、

40分と少々時間は長いが
今夜は談志師匠の「芝浜」を
曲の代わりに。


初めてお聴きになるお方は、
必ず、傍にティッシュを多めに準備して
ご鑑賞下さいますように!

 

「芝浜」

立川談志

コメント
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