家人を迎えに瀬戸田・沢港に行きました。隣接する内海造船瀬戸田工場で進水式がある様子でしたので、正門で確認すると、11:50から行われるとのことでした。その時刻に間に合うようにほかの用事も兼ね、出直すことにしました。
11時20分頃、造船所着。もう数十人の方が船台の横の広場にいました。
進水する船は川崎近海汽船株式会社が発注した「シルバーエイト」というフェリーです。煙突のマーク(ファンネルマークといいます。)がよく洋上ですれ違がった川崎汽船のものであったわけがわかりました。
同社は、青森県の八戸と北海道の苫小牧を結ぶフェリー航路を持っており、4隻で1日4往復しているそうです。所要時間は船により異なりますが8~9時間です。このフェリー航路の愛称がシルバーフェリーで、船籍港である八戸の8から、「シルバーエイト」と名付けられたということです。
就航予定 2013年7月
主要目
全長 | : | 142.6m |
全幅 | : | 23.4m |
総トン数 | : | 9,450トン |
航海速力 | : | 20.5ノット |
積載能力 | : | トラック68台(12m換算)、乗用車30台 |
旅客定員 | : | 600名 |
客室の特徴
コンセプトは“やすらぎ”と“だんらん”。
全席指定のゆとりあるスペースと和のテイストを基調にした落ち着きあるシックな空間
全席指定のゆとりあるスペースと和のテイストを基調にした落ち着きあるシックな空間
特等室(ツイン) | 2名× 4室 | 8名 |
一等洋室 | 2名×10室 | 20名 |
一等和洋室 | 4名×11室 | 44名 |
一等和室 | 4名× 9室 | 36名 |
二等寝台室 | 2名×40室 | 80名 |
二等和室(一般) | 40~44名× 8室 | 328名 |
二等和室(女性専用) | 20名× 2室 | 40名 |
ドライバー室 | 1名×44室 | 44名 |
その他:展望浴室、ベビールーム、ペットルームほか | ||
合計 | 600名 |
(会社のHPから)
船首の下に船首を左右に振ったり、船の向きを一定の方位にするための「バウスラスター」という横向きのスクリューを装備しています。
命名の瞬間、紅白の幕が引かれると船名が現れました。
安全装置が外され、最後の支綱と呼ばれる細い綱を斧で切るとシャンパンが船首にぶつかって割れ、船体が船台を滑り降ります。その瞬間です。この支綱は後で数センチほどに切り分けられ、桐の箱に入れて記念品として配られます。
観客は予め渡されていた風船を空に放ちます。
無事、海に浮かびました。
自衛艦の命名進水式とは少し異なりますが、目の前で見ると迫力があり、家人も満足したようでした。
蛇足ですが、最近に進水した護衛艦「すずつき」の命名進水式の模様を海上自衛隊公式youtubeにリンクしておきます。
音楽は 軍艦マーチと言うのでしょうか?
あの音楽なんですね?
youtubeの検索欄に「gansdrumsko」と入力して検索してみてください。東京音楽隊の演奏する多くの曲があります。その中に行進曲「軍艦」もあります。
三宅由佳莉3等海曹 すごい。
こんな人 自衛隊にいるんですね