バレンタインデーの日、娘が酒をとどけてくれました。入手困難な酒ということでした。
獺はカワウソであり、川獺と書く事があります。カワウソは獲った魚を並べる習性があり、そのことを獺祭といいます。転じて、物事を調べるとき、いろいろな資料を広げて並べることを獺祭というようになったそうです。
日本酒のいろいろな基準とか呼称は正確にはわかりませんが、大吟醸で、コメの芯の部分で作られたのでしょう。ベタつかず=dryでスッキリした飲み口でした。
醸造している会社は山口県岩国にあります。岩国といえばすぐ海岸部にある米海兵隊岩国基地を思い浮かべると思いますが、少し奥に行けば美しく豊かな里山が続いています。
地名に獺という字があるんですねえ。十年くらい前、近くにある美川というところにある施設を管理していました。冬は雪で登れなくなる急峻なところで岩国にそんなところがあるのかと驚きました。それでも、黙々と仕事をしている人たちを見ていると頭が下がる思いでした。
何度か訪れましたがその時の記憶をさかのぼりながら飲むと格別の味でした。
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