F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

読書記録108「居眠り磐音 江戸双紙37 一矢ノ秋(佐伯泰英)」

2014年03月04日 12時53分04秒 | 読書記録

高野山内八葉外八葉にある雑賀衆の隠れ里「姥捨の郷」でおこんが空也を出産して1年が経ちました。空也は順調に成長、磐音は江戸に戻る準備に取り掛かり、江戸などに使いを出します。江戸では品川柳次郎・お有夫妻に懐妊のきざしがあり、磐音からの便りも届き、今津屋、おこんの父、金兵衛、留守を預かる門弟などが喜びます。実在の人物で後々、田沼意知を斬殺し、田沼家没落のきっかけを作る佐野政言も登場します。

忍びの霧子に好意を寄せる門弟利次郎のエピソードもいい感じです。田沼意次の妾で磐音追討の指揮を取るおすなは自ら船で紀伊に上陸し、高野山に上ります。京からは刺客雹田平が長崎から呼び寄せた部下とともに姥捨の郷に攻め入り、磐音一行と雑賀衆との総力戦が繰り広げられます。

雹を討ち取り、おすなは雑賀衆の女性に殺され、かろうじて勝利を得た磐音は江戸へ帰る決心をしたようです。天明2年・1782年の正月です。

姥捨の郷とその入り口など描写は架空の場所であることを忘れるほどです。佐伯泰英さんは10本のシリ-ズを平行して執筆されており、すでに150冊以上発刊されています。ご自分のHPには「前立腺ガン」であることも公表されています。

磐音シリーズは2002年から書かれておりいます。氏の佐伯通信によりますと「磐音」と名づけられた子供が複数おられるそうです。また、その中で50巻で完結すると言われています。もうしばらく、楽しめそうです。

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旅行中にブログを更新できるようにと遅ればせながらiphone5Sにしましたが、写真を張り付けることができないことが判明しました。いろいろ試してみましたが、写真の向きが変になったり、場所が違ったりとうまくいきません。とりあえず、次回旅行中は冬眠状態のfacebookで少しづつ更新し、帰着後、旅行記を作ろうと考えています。


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