21回目の打ち上げは標準型の202型-固体ブースター2基、固体補助ロケットなし-H2Aシリーズでは1番軽く約290トンで打ち上げ能力は約4トンと言われています。
1回の打ち上げ費用は約100億円です。今回は韓国の多目的衛星通称「アリラン3号」と第一期水循環変動観測衛星「しずく」と小さな衛星2個を打ち上げました。「しずく」が約2トン、アリラン3号が1トン、小型衛星は2つで50kg強です。重量比で計算すると韓国の衛星の打ち上げ費用は30億円前後ではないかと推察されます。JAXAが発表した打ち上げコースを見ると北朝鮮が失敗したケースとよく似ています。
韓国の新聞の日本語版を見ると自国で打ち上げる能力のないことと高性能の衛星を作ったことがないまぜになり、歯切れの悪い記事になっています。効率的には他国に打ち上げてもらう方がはるかに安いのでそれでいいのではないかと思うのですが「自尊心」とやらが状況を許せないのでしょう。
次回は本年7月21日、国際宇宙ステーションへ荷物を持っていくこうのとり3号(HTV3)をH2Bで打ち上げるそうです。