自民党の中川秀直元幹事長提唱の「水素社会」実現を目指しマツダの水素ロータリーエンジン車普及させよ
(板垣英憲)より
◆朝日新聞が10月17日付け朝刊が、「マツダ 提携戦略見直し」「フォードが株式売 円高・エコ 競争厳しく」などと、米国自動車大手フォード・モーターが、保有するマツダ株の大部分を売却することになったとのニュースを報じた。ほかの新聞各社も同然だつた。
しかし、どの新聞も、マツダが、「市場での人気のハイブリッド車(HU)は単独では開発する余力はなく、トヨタの技術協力を仰ぐ。
電気自動車(EV)もまだ予定がなく、ここでも、他社との儀出提携が必要になる可能性がある」と述べている。
しかし、肝心要の「水素社会」について、どの新聞、テレビも追い続けようとしていないのである。
それが不思議でならない。
◆北欧の世界第3位の産油国であるノルウェー王国は、すでに埋蔵されている石油・天然ガスの枯渇を見越して、ガソリンと水素のいずれも利用可能なマツダのロータリーエンジン車の採用を決め、国王を先頭に「水素社会の構築」に乗り出し、国内20万基の水素スタンド設置を目指して全力を挙げていた。
しかし、日本政府は、不熱心であった。
マツダは中川元幹事長ゆかりの広島市が本拠地であるので、我田引水のきらいが無きにしもあらずであった。
だが、「水素社会の構築」は、資源少国・日本の未来を先取りしていた。
◆マツダは今年2010年5月19日、「このたび、国際水素エネルギー協会より、「IAHE サー・ウィリアム・グローブ賞を受賞しました」と報じていた。
この協会は水素エネルギーについての学術および技術振興活動を行っている国際組織である。2年に1度、水素エネルギー分野では世界最大の国際会議である「世界水素エネルギー会議を開催し、そのなかで、顕著な業績をあげた研究者、組織に対し、5部門の賞を贈与している。
この受賞は、世界初の水素ロータリーエンジン車の実用化や、ノルウェーの国家プロジェクト「ハイノール(HyNor)」への参画など、マツダの水素エネルギーに対する積極的な取り組みが評価されたもので、マツダが同賞を受賞するのは今回が初めてあった。
受賞式は「第18回 世界水素エネルギー会議2010」の関連式典として、5月18日にドイツのエッセン市内で行われた。以下、「マツダの水素自動車開発の歩み」を紹介しておこう。
1991年 水素ロータリーエンジン第1号車『HR-X』を開発
1992年 燃料電池搭載ゴルフカートの実験走行
1993年 水素ロータリーエンジン『HR-X2』を開発、水素ロータリーエンジン搭載のロ ードスター実験車を開発
1995年 水素ロータリーエンジン搭載のカペラカーゴで、日本初の公道試験走行を実施
1997年 燃料電池車『デミオ FC-EV』を開発
2001年 燃料電池車『プレマシー FC-EV』を開発、日本初の公道試験走行を実施
2003年 RX-8水素ロータリーエンジン開発車を発表
2004年 『RX-8 ハイドロジェンRE』が大臣認定を取得し、公道走行を開始
2006年 『RX-8 ハイドロジェンRE』の国内リース販売開始(以後現在まで計8台を納車)
2007年 ノルウェーの国家プロジェクト『HyNor』と『RX-8ハイドロジェンRE』の 納入に合意
2008年 ノルウェーにて『RX-8 ハイドロジェンRE』モニター車の公道走行を開始
2009年 『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』リース販売開始
◆日本に水素社会をつくろうと動いていた政治家は、自民党の中川秀直元幹事長だった。
中川元幹事長は「上げ潮路線」を掲げて、日本経済を成長させようと、麻生太郎政権に真っ向から異議を申し立て、独自勢力の拡大を図っていた。
この「上げ潮路線」の目玉政策の一つに、「水素社会の構築」を据えて、「脱ガソリン」を促そうと懸命だったのである。
これに対して、菅直人首相は、空中に無限にある水素の存在にすら、無関心のようである。
マツダの技術陣は、「ロータリーエンジン」をブラックボックスとして、フォードには一切教えず、死守したという。
その技術を最も高く評価しているのが、ノルウェー王国なのである。
ノーベル平和賞を授与するノーベル財団ゆかりの国である。
自動車産業のトップであるトヨタが、環境対応の最先端技術を保有するマツダと提携して、「世界初の水素ロータリーエンジン車」を普及させていくことができるならば、日本から大革命を起こすことができるはずである。
当面は、東京工大理学部応用物理学科出身の菅直人首相が、せめて「エンジニア」の端くれとして理解すへきである。
板垣英憲マスコミ事務所
(板垣英憲)より
◆朝日新聞が10月17日付け朝刊が、「マツダ 提携戦略見直し」「フォードが株式売 円高・エコ 競争厳しく」などと、米国自動車大手フォード・モーターが、保有するマツダ株の大部分を売却することになったとのニュースを報じた。ほかの新聞各社も同然だつた。
しかし、どの新聞も、マツダが、「市場での人気のハイブリッド車(HU)は単独では開発する余力はなく、トヨタの技術協力を仰ぐ。
電気自動車(EV)もまだ予定がなく、ここでも、他社との儀出提携が必要になる可能性がある」と述べている。
しかし、肝心要の「水素社会」について、どの新聞、テレビも追い続けようとしていないのである。
それが不思議でならない。
◆北欧の世界第3位の産油国であるノルウェー王国は、すでに埋蔵されている石油・天然ガスの枯渇を見越して、ガソリンと水素のいずれも利用可能なマツダのロータリーエンジン車の採用を決め、国王を先頭に「水素社会の構築」に乗り出し、国内20万基の水素スタンド設置を目指して全力を挙げていた。
しかし、日本政府は、不熱心であった。
マツダは中川元幹事長ゆかりの広島市が本拠地であるので、我田引水のきらいが無きにしもあらずであった。
だが、「水素社会の構築」は、資源少国・日本の未来を先取りしていた。
◆マツダは今年2010年5月19日、「このたび、国際水素エネルギー協会より、「IAHE サー・ウィリアム・グローブ賞を受賞しました」と報じていた。
この協会は水素エネルギーについての学術および技術振興活動を行っている国際組織である。2年に1度、水素エネルギー分野では世界最大の国際会議である「世界水素エネルギー会議を開催し、そのなかで、顕著な業績をあげた研究者、組織に対し、5部門の賞を贈与している。
この受賞は、世界初の水素ロータリーエンジン車の実用化や、ノルウェーの国家プロジェクト「ハイノール(HyNor)」への参画など、マツダの水素エネルギーに対する積極的な取り組みが評価されたもので、マツダが同賞を受賞するのは今回が初めてあった。
受賞式は「第18回 世界水素エネルギー会議2010」の関連式典として、5月18日にドイツのエッセン市内で行われた。以下、「マツダの水素自動車開発の歩み」を紹介しておこう。
1991年 水素ロータリーエンジン第1号車『HR-X』を開発
1992年 燃料電池搭載ゴルフカートの実験走行
1993年 水素ロータリーエンジン『HR-X2』を開発、水素ロータリーエンジン搭載のロ ードスター実験車を開発
1995年 水素ロータリーエンジン搭載のカペラカーゴで、日本初の公道試験走行を実施
1997年 燃料電池車『デミオ FC-EV』を開発
2001年 燃料電池車『プレマシー FC-EV』を開発、日本初の公道試験走行を実施
2003年 RX-8水素ロータリーエンジン開発車を発表
2004年 『RX-8 ハイドロジェンRE』が大臣認定を取得し、公道走行を開始
2006年 『RX-8 ハイドロジェンRE』の国内リース販売開始(以後現在まで計8台を納車)
2007年 ノルウェーの国家プロジェクト『HyNor』と『RX-8ハイドロジェンRE』の 納入に合意
2008年 ノルウェーにて『RX-8 ハイドロジェンRE』モニター車の公道走行を開始
2009年 『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』リース販売開始
◆日本に水素社会をつくろうと動いていた政治家は、自民党の中川秀直元幹事長だった。
中川元幹事長は「上げ潮路線」を掲げて、日本経済を成長させようと、麻生太郎政権に真っ向から異議を申し立て、独自勢力の拡大を図っていた。
この「上げ潮路線」の目玉政策の一つに、「水素社会の構築」を据えて、「脱ガソリン」を促そうと懸命だったのである。
これに対して、菅直人首相は、空中に無限にある水素の存在にすら、無関心のようである。
マツダの技術陣は、「ロータリーエンジン」をブラックボックスとして、フォードには一切教えず、死守したという。
その技術を最も高く評価しているのが、ノルウェー王国なのである。
ノーベル平和賞を授与するノーベル財団ゆかりの国である。
自動車産業のトップであるトヨタが、環境対応の最先端技術を保有するマツダと提携して、「世界初の水素ロータリーエンジン車」を普及させていくことができるならば、日本から大革命を起こすことができるはずである。
当面は、東京工大理学部応用物理学科出身の菅直人首相が、せめて「エンジニア」の端くれとして理解すへきである。
板垣英憲マスコミ事務所
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