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来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円は「未踏」の安値圏へ、ベージュブックがドル一段安の引き金に

2010年10月17日 10時48分29秒 | Weblog
来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円は「未踏」の安値圏へ、ベージュブックがドル一段安の引き金に
(モーニングスター)

予想レンジ:1ドル=79円50銭-83円02銭

18日からの週は、ドル売り継続か。ドル・円は14日に一時80円88銭まで下落、95年4月以来約15年半ぶりの安値を付けた。来週は史上最安値の79円75銭を下回る展開も想定される。FRB(米連邦準備制度理事会)の追加緩和期待を背景に引き続きドル売りが優勢になるとみられるほか、「投資資金がアジア市場に流れ込み、アジア通貨が全般的に買われるなかで円の上昇も続くと予想する」(大手証券)との声が聞かれた。

 FRBの金融政策をめぐっては、20日に発表されるベージュブック(米地区連銀経済報告)が重要。市場では11月2-3日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加緩和が決定されるとの期待からドルが売られている。20日のベージュブックは11月のFOMCで金融政策を決定する際の参考資料となるため、注目度は高い。「ベージュブックの内容が米景気下ブレ懸念を強めるものとなれば、さらにドルが売られる」(同)との見方があった。

 21日には中国の7-9月期実質GDP(国内総生産)のほか、9月の主要経済指標が一斉に発表される。GDPなどが市場予想を上回る数字となった場合は、人民元がさらに高めに誘導されドルには下方圧力が掛かる可能性がある。

 22-23日にはG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議が開催される。「来週は週末のG20財務相・中央銀行総裁会議を控えてドル・円は方向感が出にくいか、逆に日本の当局が介入をしにくいとみて80円割れの水準を試しにいくかのどちらかだ」(同)という。

 ただ、野田佳彦財務相は15日に、「G20財務相・中央銀行総裁会議などに関係なく、必要なときには(介入の実施を)判断する」と述べており、介入警戒感はくすぶっている。「マーケットではドル・円が史上最安値の79円75銭を割り込めば介入が行われると予想する向きがある」(外為アナリスト)とされる。

 また、足元でドルは売られすぎているとして、いったんドルが買い戻されるとの見方もある。上値メドとしては7日の高値83円02銭をみている。(坂本浩明)

提供:モーニングスター社

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