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一体あの消費増税法可決とは何だったのか ただ虚しいだけ永田町の党首選び

2012年09月14日 07時33分07秒 | Weblog
一体あの消費増税法可決とは何だったのか ただ虚しいだけ永田町の党首選び

(日刊ゲンダイ)より

3党合意の当事者が失脚し次の選挙で増税派が少数勢力になったら、

消費増税は消えてなくなるのか

まったく、ふざけた話だ。

民主党代表選で“再選”が確実なドジョウ首相の側近が、こう豪語しているという。

「もっと殴りがいのある相手に出てきて欲しかった」


代表選が消化試合となったため、ちっとも盛り上がらず、

「これでは党勢回復につながらない」というのだ。

実際、野田首相は余裕シャクシャク。

足元を脅かしそうだった細野豪志は出馬を断念。

最大勢力だった小沢グループも党から追放した。

もはや党内に怖いものナシ。

「独り勝ち」である。

最近は、肌ツヤも良く、テレビの前では神妙な顔をしているくせに、

仲間の前では笑いが止まらないそうだ。


しかし、ドジョウ首相が「独り勝ち」し、高笑いしているなんて冗談じゃない。

マトモな神経を持っていれば、とてもじゃないが、代表選になど出られないはずだ。

「首相の周りは、死屍累々です。マニフェストを破って消費税増税を強行したために、

70人以上の離党者を出してしまった。

民主党も国民の支持を失った。ここまで党を傷つけ、仲間を失ったら、

責任をとって辞任するのが当然です。ところが『責任をとるのではなく、

責任を果たしたい』と開き直っている。

驚いたのは、自民党の谷垣総裁まで手玉にとったことです。

消費税増税を成立させるために『近いうちに解散するから』と約束しながら、

成立した途端、平気で反故にしている。

たしかに、政治に権謀術数はつきものでしょう。

しかし、首相のやり方はあまりにもズルイ。あれでは権謀ではなく、

騙しですよ」(政治評論家・本澤二郎氏)

結局、谷垣総裁は総裁選出馬断念に追い込まれてしまった。

苦境に立たされた谷垣サイドが、「せめて会見で早期解散をにおわせて欲しい」と

頼み込んでも、首相側は、関係ない、と冷たく拒否。騙されたお人よしの谷垣総裁は

「首相は決断すると思った」とインタビューで答えているのだから、哀れだ。

野田首相は、人として信用できない。

そんな男が高笑いしているなんて、どう考えてもおかしい。


◆早期解散に追い込めば「消費税増税」は阻止できる

いったい、あの「3党合意」「増税法案可決」は、なんだったのか。

国民の7割が「反対」しているのに強引に押し切ったために民主党は分裂。

民主党に残った議員も、次の選挙では、多くは落選確実だ。

野田首相が「近いうちに解散する」と騙した谷垣総裁も失脚してしまった。

「3党合意」の当事者だった谷垣総裁がいなくなったことで、とうとう民主党からは

「近いうちの解散は白紙になった」と勝手な声まで飛んでいる。

ドジョウ首相も、約束相手が消えたことで「早期解散」をご破算にするつもりだ。

もはや「3党合意」は、有って無いようなもの。

しかし「3党合意」を白紙にするというのなら、「消費税増税」こそ、白紙にすべきだろう。

そもそも増税法案は成立したが、実施が正式に決まったわけじゃない。

2014年4月1日の実施予定の半年前をメドに「閣議決定」することになっている。

次の選挙で、増税派が少数勢力になれば、

「閣議決定」が見送られる可能性だってあるのだ。

問題は、首相を早期解散に追い込めるかどうか。

解散に持ち込めれば、消費税を潰すことも不可能じゃない。

「野田首相は絶対に早期解散しないはずです。

『近いうちに解散』と約束していたのに、最近は『やるべきことをやった後に』

などと言いだしている。


やるべきこととは、来年度予算の編成だという。

となると、解散は来年以降です。

恐らく、来年8月末の任期満了まで解散しないつもりでしょう。

その頃なら、消費税増税は選挙の争点にならないと計算しているはず。

なにより、消費税増税が潰される恐れがある早期解散など、

財務官僚が許すはずがありませんよ」(政治評論家・山口朝雄氏)

財務官僚に洗脳された野田首相が「消費税増税」で暴走したために、この1年間、

日本の政治は大混乱に陥り、「増税」以外、何も決まらなかった。

結局、「3党合意」「増税法案可決」は、政治を混乱させ、

財務官僚をニンマリさせただけのこと。

こんなバカな話はないだろう。


◆増税が実施されたら大不況に突入、税収も激減

このままでは、泣きを見るのは国民だ。

ただでさえ日本経済は3・11以降、疲弊しているのに、消費税率がアップしたら、

国民生活は立ち行かない。

大和総研の試算によると、消費税が10%になったら、年収500万円の標準世帯で、

年間17万円の負担増になるという。

いまでも、年収500万円で子供2人を抱えている家庭は、カツカツだろう。

歯を食いしばって、子供を大学に通わせている親も多いはずだ。

そこに17万円もの負担増が襲い掛かってきたら、もうギブアップするしかない。

経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。


「消費税増税が現実となったら中小企業がバタバタと潰れていくはずです。

モノが売れないこのデフレ不況では、中小企業は消費税アップ分を価格に転嫁できず、

自分で負担せざるを得ない。

いずれ耐え切れなくなるのは目に見えています。

日本は大不況になりますよ。

税収だって増えるはずがない。

97年に消費税を3%から5%にアップした時も、景気が悪化し、

97年度には54兆円だった税収は、98年度には49兆円に減り、

その後、一度も97年度を上回っていない。

いま消費税増税を強行するのは自殺行為です。

なのに、なぜ野田首相は、党を分裂させ、谷垣総裁を騙してまで突っ走ったのか、

どうかしています」

日本を破壊、沈没させる消費税増税をストップさせるのは、いましかない。

いま解散に追い込めば「閣議決定」を阻止できる余地が生まれる。

いまなら、まだ間に合う。

ところが、大新聞テレビは、民主党と自民党の党首選を連日、

大々的に取り上げ、「誰と誰が会った」「誰が有利」などと、

愚にもつかない報道に終始しているのだから、どうしようもない。

しかも、民主党は野田首相の当選が確実になり、

自民党は「消費税増税」賛成派の石原伸晃が有力というのだから救いがない。

この国は絶望に向かっている。

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