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自民党は再生しない方がいい

2009年10月08日 07時14分42秒 | Weblog
自民党は再生しない方がいい

新総裁に谷垣禎一を選んだ自民党。
「みんなでやろうぜ」の谷垣と「腐ったリンゴを取り除け」という河野太郎、そして若いというだけの西村康稔という、不毛の選択肢のなかからの選択であった。
そして新総裁谷垣の選んだ新三役は、

幹事長  大島理森国会対策委員長(63)
総務会長 田野瀬良太郎政調副会長(65)
政調会長 石破茂前農林水産相(52)

まったく意外性も、清新さもない、サプライズなき人選である。
あるいはサプライズがないのがサプライズと言うべきか。

特に総務会長の田野瀬良太郎などというわたしたち一般市民にはまったく馴染みのない「だれ、それ?」というような人物。
なんのことはない、谷垣の選挙責任者だとか。

そして選挙対策責任者が二階俊博。
しかし今度の総選挙で二階派12人のうち、本人以外の11人全員を落選させおめおめと自分一人が生還した人間。
どんな選挙対策を展開するのやら。
発想は、二階が小沢のやり口に詳しいから、というところらしい。

そして次は幹事長代理人事。
政務調査会と国会対策の担当として園田博之前政調会長代理
組織担当に長勢甚遠元法相
報道担当に茂木敏充元行革担当相
他に参議院から二人を予定。
二階には筆頭幹事長代理という重々しい肩書きがついた。

質より量ということらしい。

中川昭一元財務大臣の突然の死去で一段と大きくなったのが”保守”のかけ声である。
保守とは守るべき価値があってこその保守であろう。
中身の議論はいずれそのうち。
とりあえず保守。

政権与党という衣を取り去ったら、保守というもう一枚の衣が出てくる。
そしてその中身は極右。

日の丸君が代、再軍備
靖国、改憲、神の国

戦後65年。
国民の大半は新憲法の下で生きてきた。
彼等の目指す戦前の価値を直接体験として持っている人は少数になってきた。
彼等のあがめる価値はすべて間接体験からの絵空事であると言ったら言い過ぎか?

戦後65年の歴史は無視して、見たこともない戦前回帰が保守なのか?

自民党に期待するところはなにもない。
できることなら、このまま消滅するのが一番国民のためになる。
復活はあり得ないだろうが、たとえ万が一復活しても、この顔ぶれではこれまでと同じことを繰り返すのは分かり切っている。

「保守」のかけ声で駆け回るほど国民は甘くはない。

鳩山総理の政治資金問題を追求してやろうと手ぐすねを引いているようだが、そんなことが自民党最大の政治課題なのか。
検察が捜査を始めたらしいが、そんなことは検察に任せておいて他に仕事を探したらどうか。

政権交代によって多少なりとも政治がわたしたちに近づいてきた。
戦後、日本は経済を中心に動いてきた。
戦後とは経済の時代であった。
国民の幸福は経済によって実現される、と多くの国民が思いこんできた時代であった。
しかし、主役が変わった。
経済成長、経済的利益の追求だけでは幸福実現は不可能であるということが露わになったのが、小泉以後のこの国の現実の姿である。

経済を国民の幸福につなげるために政治が主役にならなければならない。
自民党にはその役割は果たせない。
経済から政治へ。

政治の時代の始まりである。
そして次の主役が現れるまで、民主党には走り続けて貰いたい。


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