明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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放射能地獄での死因は放射能ではなく感染症!

2011年07月18日 23時45分12秒 | Weblog
放射能地獄での死因は放射能ではなく感染症!・・・(飯山一郎)より

いま,連日連夜,日本列島に雪のように降り積もるものがある.

放射性物質である.

これが雪なら,最長でも春までには,全て解けてなくなる.

しかし,放射性物質は解けない.延々と積もり続け,消えない.

セシウムは30年,プルトニウムは2万4千年も,解けず,消えない.

放射性物質が毎日空から降ってきて,解けず,消えず,降り積もり続ける….

ということは,放射能の濃度が,日々濃くなっていく! ということだ.

放射能地獄が来る! ということだ.

そのあげくは,菅直人が明言したように,

「場合によっては列島から日本人が出て行かなきゃならなくなる!」

しかし,すべての日本人が海外に移住することはできない.

海外に避難できる日本人は,せいぜい数百万人のオーダーだ.

大半の日本人は,日本列島から脱出できない.これが現実だ.

そうして,やがて,癌や白血病になって,死んでゆく….

日本人が大量に死んでゆくのだ.放射能地獄とはそういうものだ.

ただし,誰も,その大量死の原因が放射能だとは絶対に言わない.

その大量死は,インフルエンザなど感染症の蔓延時の大量死になるからだ.

感染症での大量死が免疫不全という放射能障害だとは誰にも分からないし…,

証明できない (広島・長崎・水俣病・イタイイタイ病の時と同じだ).

以上,賢明な読者諸兄なら…,

今後,この国に現出する大量死の様相が具体的に見えると思う.

同時に,濃度の濃い乳酸菌(豆乳ヨーグルト)をこまめに摂取している人間だけ
は,絶対に助かる! ということも.

25~6年前,ソ連人たちが大挙来日して生味噌を買いまくったことがあった.

ブルガリアのヨーグルトではなく,日本の生味噌が放射能障害を防いでくれる!

というのが,この買い付け騒ぎの原因であった.

いま,日本人は,放射能対策用の乳酸菌を密(ひそ)かに自家製造している.

なぜ? どうして密(ひそ)かなのか?

サバイバルだからだ.

サバイバルとは,コッソリと自分だけが生き残ればいいのだ.

身内であっても,分からないヤツにはシャベっちゃ駄目だ!

分かった?!

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「談話室」
http://grnba.bbs.fc2.com/

飯山一郎 ツイート
http://twitter.com/#!/iiyama16


自らしでかした責任を最後まで取るのが大人ではないのか。

2011年07月18日 22時58分43秒 | Weblog
自らしでかした責任を最後まで取るのが大人ではないのか。・・・(日々雑感)より

民主党国会議員の長島氏たちが7/15に菅氏に即時退陣を求める会を旗揚げしたという。

国会内で会合を開いたが集まった国会議員は33人だったという。

50人以上の参加を目論んでいたようだか人数の少なさに肩透かしを食ったようだった。

しかし長島氏は昨年9月の代表選では小沢氏を「政治とカネ」で批判し、菅氏を応援したのではなかっただろうか。

元来が自民党議員かと目を疑うほど「日米安保体制擁護」派で、米国の覚え目出度い議員だ。

しかしネットでは昨年9月時点で小沢氏の「政治とカネ」をまともに信じる者は少数派で、検察と大手マスコミの脚本と演出による「デッチアゲ」疑惑捏造事件だと底は割れていた。

このブログでも散々「政治とカネ」なる捏造プロパガンダを止めろ、と大手マスコミを徹底批判していた。

ド素人のネット市民ですら簡単に捏造だと判る「筋の悪い」事件がどうして日米軍事同盟に造詣の深い国会議員の目には「無理筋」だと判らなかったのだろうか。

いや実は長島氏の日米安保体制擁護は取り立てて根拠とすべき論考もなく「エイッヤッ」と自らの保身のために纏った意匠かもしれない。

長島氏だけではない。

この国のありとあらゆる言論人・評論家・ジャーナリストたちは胸に手を当ててじっくりと自省して欲しい。

良心に従って自ら恥じることはなかったかと。

「小沢氏は在日だ」とバカげたことを論って批判する程度の悪いネット市民まがいの偽物も出没するが、おしなべてネットの中はまともな言論社会が存在している。

たとえ大手マスコミの仕切る表社会で大きな顔をしていても、全国・全世界に張り巡らされ、日々成長しているネット市民は厳しい眼差しで睨みつけていることを忘れてはならない。

ふくいちライブカメラ(Live) (赤外線) 、曇り・・・月もUFOも見えません。

2011年07月18日 22時41分06秒 | Weblog
ふくいちライブカメラ(Live) (赤外線) 、曇り・・・月もUFOも見えません。

http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html

赤外線カメラの特徴を利用した、放射能分布図模様を見たければ、
右下のWinndows Mediaを開くはこちらクリックして下さい。

7月18日22時32分・・・通路の右側の配管が急に光出した。光の帯になって移動している。

さらに、右側の排気搭の下の林が異常な広範囲で平面に光っている。

7月18日22時42分・・・通路の右側の配管が急に光出した。光の帯になって移動している。すぐ消えた。

右方向の効能度・汚染水プール付近が火事のように明るく光っている。・・・時々光が飛び跳ねる?

4号機から水蒸気が噴出している。

右方向の効能度・汚染水プール付近から激しく水蒸気が舞い上っている。

誰か、現場で確認してくれ。

今夜も、何かが起こりそう。

メルトスルーした溶解核物質が地下で地下水に触れたり、離れたりして水蒸気が地表に噴出しているのでは?

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雨の日の夜になると、

ライブカメラの赤外線効果で、放出されている放射能が水蒸気放出という形で見ることが出来るが、

昼間や雨のない日には、放射能がが肉眼で見ることが出来ないから、

うかつに近づいて被爆してしまうという可能性があるだろう。

黒澤明監督の「赤富士」のように、放射能に色でも付けることができれば

解り易いが、現実にはそういうことは不可能だから、やはり放射能被爆の問題は実に厄介な問題である。

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ふくいちライブカメラ (赤外線) 映像アーカイブ・・・・1時間を3分に短縮されています。

http://www.youtube.com/fuku1live

過去のライブカメラの映像をいつでも閲覧できます。

細野豪志・原発担当大臣のカウンターパートが判明した。

2011年07月18日 21時07分23秒 | Weblog
細野豪志・原発担当大臣のカウンターパートが判明した。・・・(クマのプーさん )より

細野豪志・原発担当大臣がアメリカの指示を受けて福島第一原発の事故収束のステップワンとステップツーまでの工程表の履行を行っていることは分かっていたが、一体、アメリカ本国のカウンターパートは誰なのだろうということが私はずっと、気になっていた。

NRCの職員が日本にやってきたりしていたことが分かっていたがホワイトハウスのカウンターパートは一体誰なのだろうと。

そして、アメリカ国内のジャパン・ハンドラーズとホワイトハウスや合衆国議会といった最高権力層との若干の考え方の違いにも気になっていた。

マイケル・グリーンやリチャード・アーミテージたちは、今すぐにでも菅直人首相を退陣させるべく、子飼いの前原誠司前外相を使って、不信任案政局で腰砕けになった鳩山グループや小沢グループを取り込んで「菅降ろし」にとりかかっていた。

しかし、小沢一郎は今回はさすがにのらなかった。

鳩山由紀夫も乗らなかった。日本の政局はアメリカのジャパン・ハンドラーズごときが仕掛けた「菅降ろし」という動きでこの数ヶ月あっちにフラフラ、こっちにフラフラしてきた。

また、長島昭久が仕掛けた「菅降ろし」の呼びかけも虚しく、集まったのは民主党員の32人しかいなかった。

メディア報道では長島昭久やもう一人の呼びかけ人の吉良州司が仙谷由人に近いことを小沢グループが嫌ったとなっているが、要するに長島や仙谷がアメリカのジャパン・ハンドラーズ寄りということである。

(この中に私も大昔に選挙のボランティアを手伝った長尾たかしさんが含まれているのは残念な限りである。もっと大きな図で世界を見たほうがいいよ、長尾さん)

ところが菅直人はびくともしない。それは菅政権がホワイトハウスや議会の重鎮からの一定の了解を受けて原発事故収束を行うように指示を受けていたからで、菅もこの指示にうまく乗っかって、脱原発路線、クリーン・エネルギー路線を推進している。

こんなことは孫正義ごときの一人と菅首相がくっついたからできるという話ではない。

だから菅政権は当面続くのではないか。ステップツーの終了がメドだと思う。

ただし、孫正義はグローバル財界人だから、アメリカでは原発推進よりも今や新しいエネルギーである太陽光技術やそれ以外のガス革命、スマートグリッドなどのITを絡めた新しい技術競争が中国を巻き込んで始まっているのに気づいている。

すでに私がブログで書いたように、新しいアメリカの商務長官となるジョン・ブライソンという男は、太陽光パネル企業の重役だった。

孫正義はそういう風向きの流れを読んで再生可能エネルギーへの先行投資を行いたいわけだ。

ところが、ジャパン・ハンドラーズといわれる「知日派」たちは冷戦時代の申し子だから、単純に安全保障の範囲でしか物事を考えられない。

彼等の関心ごとは中国を以下にして軍事的に封じ込めるかということであり、その他の再生エネルギーも中国をいかに外してアメリカが太平洋地域で勝ち残るのかという発想である。

ところが、細野豪志や菅直人が直接支持をうけているホワイトハウス人脈の人間たちは違う。

そのことがだんだん分かり始めてきた。

その一例が今朝の日経新聞の記事である。

(貼り付け開始)

米大統領補佐官が来日、福島第1原発を視察へ
2011/7/18 0:12

福島第1原発事故の対日協力を担当するホルドレン米大統領補佐官が21~24日の日程で来日する方向で、日米両政府が調整に入った。

ホルドレン氏は福島第1原発を視察して現場の状況を直接、確認する一方、脱原発依存を打ち出した菅直人政権の方針を見定める考えだ。

福島第1原発では敷地内に入って建屋周囲の状況を視察し、汚染水を処理した水を原子炉へ再注水する循環注水冷却などの対応についても説明を受ける方向だ。

日本滞在中、細野豪志原発事故担当相や原子力安全委員会の幹部らとも会談する。

ホルドレン氏は科学技術担当の大統領補佐官で、原発事故発生後は米側窓口を務めてきた。

原発視察は米側の希望という。

(貼り付け終わり)

このホルドレンという人物の名前、地球温暖化問題でアメリカの人脈を調べたことがある人ならご存知だろう。

ジョン・ホルドレンというのはオバマ政権の環境対策チームの主要人物であり、アル・ゴアと似たような考えを持つ、温暖化マフィアの一人である。

もともとはハーヴァード大学教授だったが、気候・エネルギーが専門の物理学者で、核兵器の廃絶運動でも活躍している。

分かりやすく言いえば、アメリカにおける小宮山宏・前東大総長のような男である。

オバマ政権はもともとは外交政策上のリアリストたちというよりも、このようなグローバルな地球環境問題を利用していかにアメリカが環境対策でのリーダーシップを握っていくかという進歩主義的な価値観をもった勢力が主流だった。

ヒラリー・クリントンの国務省やロバート・ゲイツの国防総省は、どちらかと言えば、リージョナルなアメリカの覇権をいかに維持していくかという観点で物事を考えてきた人たちが多く、日本の官僚たちもこの勢力への対応を考えてきたわけだ。

ところが、ジョン・ホルドレンというのはいわゆる「新世界秩序」を常にアメリカは模索し続けるべきだという考えであり、人口増加が地球環境を蝕むという優生学的なエリート的発想の持ち主である。

いわばアメリカ民主党系の典型的なエリートの考え方を持つ人間だ。

ホルドレン補佐官に加えてキャロル・ブラウナー補佐官、スティーブン・チューエネルギー庁長官といったオバマ政権の環境対策チームが発足していたが、ブラウナー環境担当補佐官は今年の3月に退任しており、科学技術担当補佐官であるホルドレンとチュー長官がどうやらホワイトハウスの福島原発事故対策チームの最高責任者となっていたようだ。

実は、細野豪志は6月上旬に訪米した際にはホワイトハウスに出向き、NRCのヤツコ議長や、このホルドレンと会合を持っている。

(参考:http://www.houseofjapan.com/local/kans-adviser-to-brief-on-fukushima)

更に重要なことは、ホルドレンを高く評価するのが、あのジェイ・ロックフェラーであるということである。

ジェイは石炭州のウェストヴァージニア州出身であり、原発政策についての詳しい見解は、ジェイが原発事故直後に「自分は原子力の熱狂的なファンではないが、この政策問題を他の国の事故に左右されるべきではないのも事実だ」と言ったこと以外は詳細には分からない。

しかし、ジェイは、議会における電気自動車や新しいクリーン・エネルギー技術開発の委員会(米上院商業科学運輸委員会委員長)の議長でもある。

ホルドレンのことを数年前、ジェイは、「水の上で歩くまるで聖人のような人」と手放しで絶賛した。

最近、アメリカでは異常気象の影響か、川沿いに立地する原発への浸水事故がよく起きている。

アメリカ国内では104基の原発が動くが、もはやアメリカ国内では原発新規立地という空気ではない。

それは最新技術で石炭をクリーンな形で利用する技術(コール・トゥ・リキッド)や、合衆国内で相次ぐ非在来型の天然ガス、米国オクラホマ州内での巨大油田の埋蔵確認などの相次ぐ発見があるからだ。

さらに核廃棄物を長期的に保存するユッカマウンテンの建設もうまくいかない雰囲気が濃厚であるから、なおさら原発をアメリカ国内で利用するということにはならない。

しかもGEやWHは日本の属国会社に原発企業の表看板を背負わせている。

いざという時には原子力部門を切り離すという意味である。

そのようなアメリカのエネルギー革命の中核をジェイ・ロックフェラーやホルドレンのような進歩主義的なグローバリストが握り始めている。

ジェイは石油企業には興味が余り無いようだ。デイヴィッド・ロックフェラーも衰えているので、ジェイがいよいよロックフェラー家を掌握し始めている。

アメリカ国内でマードックのニューズ社の盗聴疑惑を率先して捜査せよといったのもジェイ・ロックフェラーだった。

アメリカ国内ではデイヴィッド死去に向けて、勢力の立て直しが始まっているとも言えそうだ。

菅直人がなかなか首にならないのは、そのようなオバマ政権直属の環境グローバリストチームと提携しているからだ。従来の安全保障人脈ではない。

ただ、このふたつの勢力はどこかでそれを媒介する「つなぎ屋」がいる。

TPP参加を促す動きはこの民主党系のグローバリストにとっても、共和党系のグローバリスト(グリーンやアーミテージなどCSIS系)にとっても、アメリカの帝国としての存続を左右する大きな問題であり、ここでは二者は共闘するだろう。

その時こそ、菅政権の真価が問われるときである。

今はアメリカ国内の違う種類の利権のバランスの中でうまく綱渡りをしているのが菅政権ということなのである。

その時までに民主党政権は自国の利益を定義し、うまくアメリカと交渉する胆力を持った政治家を生み出すことができるか。

いずれにせよ、今の菅政権は、従来の安全保障分野におけるジャパン・ハンドラーズという狭い利権を越えて、ホワイトハウスの指示をうけている。

だから崩れないのだ。

このことがホルドレン来日のニュースではっきりと分かった。

3号機屋上に仮設屋根=爆発の穴の上、台風対策で-東電

2011年07月18日 19時45分47秒 | Weblog
3号機屋上に仮設屋根=爆発の穴の上、台風対策で-東電・・・時事通信

福島第1原発事故で、東京電力は18日、台風6号の接近に備え、

3号機タービン建屋屋上に開いた穴の上に仮設屋根を設置した。

建屋には3月14日の水素爆発で大きな穴が開いていた。

雨水の侵入を防ぐためで、屋上にはほかにも小さな穴があるため、

東電は19日も同様の作業を行う。

(2011/07/18-19:18)
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台風情報

http://tenki.jp/typhoon/?typhoon_number=1106&typhoon_area=japan_near

放射能ミキサーで日本中に放射能の雨。

http://tenki.jp/satellite/?satellite_type=japan_near

【菅首相の放射能管理は国民を健康リスクに晒す。】

2011年07月18日 19時24分59秒 | Weblog
【菅首相の放射能管理は国民を健康リスクに晒す。】・・・(オリーブの声 )

海江田万里経済産業相は17日、訪問先の中国・武漢市で記者会見し、菅直人首相が「脱原発」を争点に衆議院を解散する場合は、解散を決める閣議書に「署名できない」と明言した。

このところ「脱原発解散」が度々新聞紙面を賑わすが、解散は簡単ではない。

まず東北三県の有権者名簿が確定出来ない状況であり、また、多くの全国の有権者がそのように受け止めるだろう。

もうひとつは党分裂リスクがある。

「脱原発」は、菅首相が「個人の考え」と尻すぼみになったアジェンダだが、国民がこの状況下で「脱原発もどきの船」に易々と乗るとは考え難い。

多くの国民が「脱原発」に賛意を示しながらも、一方でいつもの菅首相の「唐突さ」を受け入れることが出来ないのである。

菅首相の退陣表明は、全国紙も、我々も報じたし、そのように受け止められた。

だが、その後内閣不信任決議が否決されるや続投意欲を示し、最近では九月の国連総会出席の準備まで指示する始末である。

その姿はあたかも泥棒が、追跡する警官から逃げ回る様の如くであり、見苦しいの一点に尽きる。

内閣支持率も、最近の時事調査では既に12%まで低下し、一ケタ台が視野に入る。

菅首相独特のお家芸は「唐突」である。

この人は、参議院選挙時の消費税増税10%の時からずっとこの「唐突さ」が特長である。
浜岡原発停止も同じだった。

「脱原発」の打ち出しも、現在目前で続いている福島第一原発事故の原子力災害対策本部長の立場で云うことではない。

恐らく菅首相の脳裏には、原発は自民党政権下で推進されてきたものとの認識があるのだろう。

なら自民党に政権交代すればよい。

この事故は、菅首相の時に起きたものであり、その時の判断(指揮権)は明らかに菅首相にある。
火事が起きている建物は、私の在任中に建てたものではないと云ってもお話にならないのである。

特にSPEEDI情報隠蔽に伴う潜在被ばく者は多数いると看做され、今後の経過を注視している。

例えばICRPモデルの100mSv以上の見解には相当性があるが、それ以下の低線量被ばくや内部被ばくに関する部分に関してはECRRモデルの方に相当性がある。

ICRPモデルでは、内部被ばくは重要視されておらず、これを根拠に文科省は20ミリを設定した。

しかしICRPモデルは放射線を物理学的見地から定量化することを目指すが、この手法では生命である我々人間をカバー出来ないものと考えている。

対しECRRモデルは、あくまで疫学的、統計的、実証的に健康障害に迫るものであり、その証拠性は評価出来る。

ICRPモデルでは、根拠が明らかではない、との事由で内部被ばくを遠ざけているが、事実として世界各所で内部被ばくが原因と見られる疾病が続発している。

現在ECRRモデルでは、トンデルが提唱するCs137による100KBq/m2が統計的にがんを有意に11%増加させる予測を一致するものとしている。

更に、海洋に流出ないし落下した放射性物質が、海岸線に沿って有意に障害を引き起こすレポートもある。

皆さん、是まで「安全だ」と云われ続けた原子力発電所は本当に安全だったのだろうか。

小紙は、行政府が、全ての食品にBq/Kg表示を義務付けるような管理こそが望ましいと考えており、100mSv以下は問題ない、内部被ばくは問題ないとする立場はそれ自体が過失であると考えている。

したがって今後、ECRRモデルが実証されれば、前述の方々は過失犯として逮捕され、裁判所に於いて裁かれるべきであるとここに指摘する。

さように菅首相が行なっている現在の危機管理は、我々国民を多大な健康リスクに晒すものであり、唐突に「脱原発」を云うのではなく、目前の国民の危機管理をすべきであるとし本日の論評とする。

オリーブ拝
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放射能ミキサーで日本中に放射能の雨。

http://tenki.jp/satellite/?satellite_type=japan_near


なでしこジャパン、首相のステップ2を前倒し発言

2011年07月18日 19時17分29秒 | Weblog
なでしこジャパン、首相のステップ2を前倒し発言・・・(まるこ姫の独り言)より

なでしこジャパンは、すごかった。

家族が寝ずに見ていて、私も必然的に早起きをしてしまった。

勝利はもつれにもつれ、PK戦で最終決着をしたのだから、よい
所ばっかりを見られることができて良かった。

快挙中の快挙だ。

今日は、どこもかしこも、なでしこジャパン一辺倒だろう。

嬉しいニュースは誰もが望んでいる事だし、よい事だとは思うが。

脱原発宣言をして以来、一部の人達の受けを良くした菅首相だ。

ただただ、“脱原発”を叫んだだけで今まで菅総理、くるくる変わ
る唐突な発言をしてきた首相に対しての評価が著しく上昇した。

私には、なんで誰にも言える、中身のない、““脱原発”宣言でこれ
ほど、評価が上がるのか、今もってわからない。

既得権益者以外で、普通に生きて暮らしている国民だったらこの
フクシマで起こった悲惨な事故を見て“脱原発”に心が傾くのは
自然の流れだ。

““脱原発”には、賛成の人が多いだろう。

しかし、菅首相の言う、、“脱原発”には、懐疑的だと言う事を言う
と、”脱原発を批判・嘲笑する人” と、ひとくくりに語られる。

脱原発を反対している人との認識のようだ。

これは、いかにも短絡的にすぎると思うがどうだろう。

私は脱原発を批判、嘲笑しているわけではない。

菅総理の脱原発発言は正しいのだから、批判するのは間違っ
ているとコメントを頂いたこともあるが、菅首相の言う、“脱原発"
は、中身もないし、延命を意識した単なるパフォーマンスの一環と
言う意識は、今までも、多分これからも変わらないだろう。

菅首相は、口では、“脱原発"と威勢が良いが、その前に今の
フクシマの汚染牛、汚染水、汚染野菜、口に入るものをすべて
事故の起きる前の状態に、することが先決だろうと思うが。

何十年後の先か分からない、、“脱原発"を言い、一部の人に
希望を持たせることも必要だろうが、今、目の前で苦しんでい
る被災者、被災地を正常に戻し、救うことこそが、脱原発と叫ん
で拍手喝さいを受けるよりも、重大な責務、任務だと思うがどうだろう。

先日、東電の行程はスムーズに行っているからと、ステップ2
を前倒しするような発表をしていたし、細野大臣などは、近い
将来、元いた地域に帰ってもらうと言っていたが、本当にそんな
絵空事のようなことができるのだろうか。

溶け落ちた燃料棒がどこにあるのか、圧力容器が破損している
段階で、東電の発表の冷温停止がどうやったらできるのか、

放射線汚染がされた土地に、どうやったら被災者の方が帰宅でき
ると言う思考になるのか、

地下にたまった汚染水はどこで食い止めるのか、
汚染水が地中深く染み込むという事は考えないの
か、考え出したら、疑問だらけだ。

素人でも疑問だらけなのに、安易な気休めを言い、”脱原発”で
いかにも国民の将来を考えるとシフト転換したかのように目くら
ます菅首相には、不信感で一杯だ。

そしてそれに乗せられてしまった一部の人達にも、
目を覚ませと言いたい。

新潟でもセシウムわら=東京などへ肉牛24頭出荷

2011年07月18日 18時01分52秒 | Weblog
新潟でもセシウムわら=東京などへ肉牛24頭出荷・・・時事通信
 
新潟県は18日、長岡市内の農家2戸が保管していた稲わらから

1キロ当たり最高2万600ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

このうち1戸の農家から肉牛24頭が同県内と東京都に出荷されたという。

(2011/07/18-17:38)

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コメント

放射能物質は、24時間連続して福島原発から放出されている。・・・現実を認めない東電と政府。

原子炉は、核の溶解(2800度)で、穴が空いて空っぽです。・・・水冷継続?水は漏れて地下へ・・・汚染水。

地下に潜った溶解(2800度)核物質は、地下で地下水と反応して高濃度汚染の水蒸気となって、地上に噴出している。

昼間は、明るく大気温度が高いので、高濃度汚染の水蒸気は赤外線カメラでとらえられませんが、夜間のライブ

赤外線カメラでは、水蒸気が地面からモコモコ出ている状況が毎夜確認できます。

最近は、UFO(2つの光)が連日、出現しています。

放射能は、きょうも明日も、あさっても・・・何万年も福島原発から放出されるでしょう。・・・隠蔽やゴマカシが連続するでしょう。

東電・政府・インチキ専門家は、自分で、見てきたようなウソや作り話を垂れ流し、安全説教で洗脳犯罪。


火事場泥棒『水産特区構想』は白紙に戻すべきだ

2011年07月18日 17時42分33秒 | Weblog
火事場泥棒『水産特区構想』は白紙に戻すべきだ・・・(植草一秀の『知られざる真実』)

松本龍前復興相が宮城県を訪問した際、村井嘉浩知事を叱責し、その後辞任した。

松本氏の言動に問題があったのは事実だが、遠方からの客人の訪問に際して、

5分でも前もって時間を確保して客人を出迎えることは常識に含まれることではあった。

また、松本氏が「地元のコンセンサスを得ろよ」と発言した、

その中身には重大な意味が含まれていた点を見落とすことはできない。
 
6月25日に復興構想会議が提言を発表したが、そのなかに、

企業の漁業への参入を認める特区の創設を盛り込んだ。
 
 このことについて、私は6月24日に、

「火事場泥棒的手法に走る復興会議は解散すべし」と題する記事を掲載した。
 
漁協の管理下にある漁業に対して、新たに企業の参入を認めることは、

漁村全体のあり方を根底から変えかねない重大な意味を持つ。
 
はっきりしていることは、やがて、大資本が漁業を支配することになることだ。

そんなことは火を見るよりも明らかだ。
 
そして、外資の参入を認めれば、日本の漁業は最終的に外国資本に支配されることになる。
 
こうした施策が、小泉竹中政治の「市場原理主義」の延長上にあることは明白なのだ。
 
村井嘉浩氏は、地元住民の意思を無視して、この流れに乗っている。

震災で大きな不幸に直面した地元住民の苦しみを横に置いて、

かねてより存在した経済のグローバル化を推進する資本の論理の主張に

安易に乗っているのである。
 
この点が、地方の本当の声に真摯に耳を傾ける岩手県の達増拓也知事と

歴然たる差が存在する部分である。

TPPを推進する勢力は誰の意思を代弁しているか。

それは、資本の論理の主張でしかなく、資本の利害と本質的に対立する

「国民」の論理には反する主張が提示される傾向は否めない。
 
TPP推進者は、日本の農業の自由化を主張する。

農業にも企業形態での参入を認め、これまでの農業のあり方を変革するのだという。
 
確かに企業が参入し、農業を大規模化し、農業を資本集約的な産業に

変化させれば、一時的に生産性が上昇するかもしれない。
 
しかし、外資の参入を認めれば、農業のノウハウを有する外資が

日本農業を支配することになる蓋然性は高い。

外資は外資の事情をもとに行動する。

外資が長期の安定的な農業を追求するのか、短期の利益獲得を目指すのかは分からない。
 
また、外資を取り巻く環境がいつ急変するのかも分からない。

リーマンショックのような変化が生じれば、

外資はいつ資本を撤退してしまうかも分からない。
 
農業、漁業には、太古の昔からの歴史がある。

産業革命後に発展した工業などとは歴史のスケールが違う。

日本の農村、漁村の原風景を形成してきたのが、農業や漁業であり、その形態のあり方の変革は、よほど念入りな論議が必要なのだ。
 
 資本の論理、市場原理主義しか頭にない、偏った人々の単なる

利潤追求の発想だけで、結論を得るべき対象ではないのだ。
 
何よりも地域住民を愚弄しているのは、このような論議を、

復興構想会議のなかに盛り込み、各種の利害代表者だけが送り込まれる、

全体の主張を盛り込むとは到底言えないような、ちんけな会議で、

ろくに時間もかけないで、このような結論を提示し、

その一味である知事が無責任に、その片棒を担ぐ、その図式である。

地元の漁協はこのような構想に同意しているのか。

住民自治の基本は、意思決定の主役を地域住民にすることではないのか。

地域住民が反発することを、中央のどこの馬の骨とも分からぬ会議が

決めたことだからと言って、上からそれを強制することが許されることなのか。
 
復興構想会議は、まず、復旧、復興に全精力を注ぎこむことだ。

漁業への企業参入など、米国の差し金か、市場原理主義者の利潤追求の行動か、

のいずれかでしかないようなことを、震災のどさくさに紛れて、

強行するべきでないことは言うまでもない。
 
こんなことでは、復興構想会議は火事場泥棒会議と名称を変える必要が出てくる。

この会議は、復興そのものよりも復興税などの増税政策に熱心でもある。

復興費用を最終的にどのように賄うのかは、復興構想会議の次の問題だ。
 
結局、この会議は、地域住民のためのものではないことがよく分かる。

ハイエナのような利益追求の亡者たちの、火事場泥棒構想会議なのだ。
 
漁業への企業形態での参入は、この会議で論じるのではなく、別の機会に、

もっと時間をかけ、かつ、地元住民の声を十分に反映する形で論議する必要がある。

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コメント

01. 2011年7月18日 14:34:21: 0ruzAX9hXM
村井宮城県知事は次回当選させてじはならない。
 
 農業もそうであるが、末端の零細農家が国土を守っているのと同じように、

沿岸の荒廃を防ぐのは地先で漁業を営んでいる零細漁民であり、

昔からの暮らしを守ってきている。
 
漁業法を無視した特区が成立すれば、大企業なんでもありの日本社会となる。

農民がtpp阻止と同じレベルで、まずは宮城県の漁業特区は阻止するべきと思う。


7月13日 菅総理の「脱原発依存」会見について 小出裕章

2011年07月18日 16時41分08秒 | Weblog
7月13日 菅総理の「脱原発依存」会見について 小出裕章(MBS)

2011年7月13日(水)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

番組案内

25年前の原発映画
 今夜は25年前に日本で作られたドキュメンタリー映画「24000年の方舟」のプロデューサー、鵜久森典妙(うくもり・のりたえ)さんをゲストに招き、話を聞きます。

 この映画は25年前に、日本の原子力政策の問題点や、プルトニウムの怖さなど伝えるために作られたものですが、今回の福島原発の事故を受けて、再上映を求める声が高まり、リバイバル上映となりました。

 番組では、映画製作の当初の思いや、製作者として、今回の福島の事故をどうとらえているのか、鵜久森さんに伺います。

 京大の小出裕章先生の「解説コーナー」もあります。

20110713 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

内容書き起こし

(水野;京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました。小出さんこんばんわー)

小出:こんばんわ。

(水野:よろしくお願いします。)

小出:よろしくお願いします。

(水野:そして東京の近藤さんです。)
(近藤:どうもよろしくー。)

小出:はい、よろしくお願いします。

(水野:まず今日は夕方行なわれました菅総理の会見の中身の発言について。わたくしずーっとみていて聴いておりまして、いろいろとえっ本当にそうなのと思うことがありましたので、是非鯉で先生に伺いたいと思います。)

小出:はい。

(水野:まずですね。菅さんは今の福島第一原発事故の状況について説明をしているときにこんなふうにおっしゃったんです。ステップワンはほぼ予定通りの日程で進んできている。)

小出:(笑)

(水野:これは本当なんですか?)

小出:とんでもない話ですね。

(水野:やはりとんでもない話ですか)

小出:はい。

(水野:ステップワンというのは何を目指していたんでしたっけ?)

小出:安定的な冷却だったんじゃなかったでしょうか。

(水野:そうですよね。安定的に冷却ができている状態を作るということ。ほぼ予定通りの日程で進んできてるなんてことはとんでもないと。)

小出:はい。

(水野:菅さんはこうもおっしゃったんです。冷却についてもですね、小さいトラブルはあるが大筋動き出していて原子炉に対する安定的な汚染水を出さない冷却が可能になるなど、ステップワンが進んできている。

これいくつかポイントがあるかと思いますが、まず小さいトラブルがあるけど、大筋動き出している冷却システム、これは本当ですか?)

小出:えー、私はまずその根本的に間違えてると思うのですね。

その東京電力がロードマップをはじめ作ったときには、原子炉の炉心という部分には半分まで水があるというそういう前提でロードマップが作られました。

つまり炉心はまだその圧力容器の中にちゃんと残っていると。

だから水さえ循環すれば安定的な冷却ができると。そのために冷温停止という言葉まで使ったわけですね。

ところが5月の12日になって実はもう炉心は全部溶けちゃってましたと、言い出したわけで。

もうロードマップの前提自身が全く崩れてしまっているわけだし、冷温停止なんていうテクニカルタームはもう使えない状態にすでになってしまっているのです。

つまり安定的冷却もへったくれももうないというそういう状態に陥ってます。

(水野:冷却したかった、するべきものがもうそこにはないと!)

小出:そうです。

(水野:この大前提を居間も認めない状態の話だ、ってことですね?)

小出:うんまあ私にはそう聞こえます。

(水野:はあー。汚染水を出さない冷却が可能になるっていうふうに今日の会見であったんですけど、これどういう意味ですか?)

小出:私から見ればあきれた話で、すでに12万トンもの汚染水がコンクリートの構造物の中にたまっていて、それがもう毎日もれてしまっているという、そういう状況なんですね。

それをなんか浄化設備が動いた動かないやで大騒ぎをしてるわけなんですけど、そんなことほとんど本質的に関係がないことです。

(水野:なるほど。大前提がもうちがっているということです。)

小出:はい。

(水野:そして更にこういう発言もありまして。ステップツーを前倒しにすることでこれまで住んでいらっしゃった地域の皆さんに元の場所に帰ってもらえるんかどうなのか。

どこの地域の方は帰ってもらえるのか、どうなのかと、いったことを次第に具体化できる、とおっしゃったんです。)

小出:はい。

(水野:つまり福島の皆さんにできるだけ帰ってもらえるような策を取るという意味だと思うんですが、これは現実的なんですか?)

小出:私はもちろん帰ってもらいたいと思いますけれども、えー、すでに生じてしまっている汚染に関しては何の手のうちようもありませんので、ロードマップができようができません、出来なかろうが、そんなことは何の関係もないのです。

(水野:はあー。例えば土壌汚染を表面5センチほど削ることによって帰ってもらえるというような策というのは無いんですか?)

小出:例えばその学校の校庭の土というのは、私は表面5センチ削って欲しいと言ってきましたけれども、いわゆるその、生活している場所。例えばその、田畑ですとかですね、さんげん(山間?)だってあるわけですし、家の庭、家の裏山等々そんなもの全部を剥ぎ取るなんてことは実質的には出来ません。

(水野:はい)

小出:剥ぎとってじゃあ土をどこにやるのかといえば、やり場もないということになりますので、えー、ごくごく特殊な場所、学校の校庭とか幼稚園の園庭とかそういうところを剥ぎ取るというのはもちろんやるべきだと思いますけも、すべてを剥ぎとってそこに人々を戻れるようにするというのは基本的に出来ないと思ったほうがいいです。

(水野:近藤さん?)
(近藤:はい。あの先生ね、で、結局まあ保安院だけじゃなくてその原子力安全委員会のダブルチェックの方針も菅さんはいうてるわけですがね。

僕はその、ダブルチェックって言ったってですね、危険なものは何やったって危険なんじゃないかと思うんですがね。)

小出:私は近藤さんに全く同意します。そのとおりです。

(近藤;それとましてをや政府が責任を持つって言ったって何の責任をもってくれるのかって思ったりするんですがね。)

小出:そうですね。事実として何の責任も取らなかったわけですね。

今回の事故に関しても。

(近藤:だからあのー、いろんなことをまあ、それ以前から言い始めてるんですが、そのー我々がそれによってこの、どう信頼・・・なんかこう意味のあること今あるんですかね? 菅さんの言ってることで)

小出:(笑)。わかりませんけど,なにか菅さんは原発のない社会を目指してっていうようなそんなことを言ったらしいんで。

でも私は元から政治が嫌いだし、菅さんが何を言ってもどうぞお好きに、とぐらいにしか期待ができないんですね。

どうせ菅さん、あと何ヶ月かしたらどっちにしてもいられないでしょうし、また政治が変わってしまうというふうに思いますので、なんかパフォーマンス的になんか言ったところで結局はダメなんだろうなという私はまあ個人的な政治への絶望というのがあるからかも知れませんけれども。特別期待もできないと思います。

(水野:今日、菅さんの発言の中にはですね、これからの見通しについて中長期的な工程表のこともおっしゃってたんですね。

具体的な廃炉、まあ炉を全部解体してしまうということですよね。)

小出:はい。

(水野:廃炉にたどり着くまでには5年10年、更に長い期間を要するが、という話がありました。

あの、これだとそんなに長い期間必要ないようなイメージがするんですけれどね。)

小出:そうですね。

5年10年なんて。

5年なんて数字を言葉にすることだけでも失格だといったほうがいいですね。

(水野:先日明らかにされた中長期の工程表でも、廃炉に数十年というような数字が出ておりました。

この数字についてはどうですか?)

小出:もちろんです。

ですからチェルノブイリだってまあようやく今25年経ったわけですけれども。

1度作った石棺がもうボロボロになって、第2石棺を作らなければいけないというそういう事態になってるんですね。

えー、福島の場合にはもっと難しい、3基4基と壊れてしまってるわけですし、もう炉心が崩れ落ちて、メルトダウンしたと言って国も東京電力も認めているわけで。

それは多分地下に沈み込んでいってるだろうと私は皆さんに聞いて頂いているし。

それを本当にどうやって閉じ込めることができるのか。

落ちてしまった炉心をどうやって回収できるのか。

考えただけでも機が遠くなるような作業が、これからやらなければいけないのです。

(近藤:先生あのー、地下に沈み込んでるものについての問題点の指摘っちゅうのはまるで聞こえてこないんですよね。)

小出:そうですよね。

(近藤:これは地下に沈み込んでるからいいと思ってるんですかね?)

小出:わかりません。

私はですから地下水に接触する前に、えー、覆い、囲いを作って、汚染の広がりを防いで欲しいといったわけですけれども、結局それも何の手立ても取られないまま今日まで来ているわけですし、なんか毎日新聞の方がそれをあちこちに取材をしてくれたら1千億円のお金がかかるので東電の株主総会の前には言えないとか、そんな話だったとか、いうことが新聞に出ていたと思います。

政治の世界というのは困ったものだなとその時も私は思いました。

(水野:どうもありがとうございました。)

小出:はい。

(水野:京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました。)

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/14/tanemaki-jul-13/
より抜粋