大災害の中の亡国政権 菅疫病政権がまだ続いていいのか・・・(日刊ゲンダイ)
苦難の避難民をよそに高級「すし屋」「焼き肉屋」「イタめし屋」の3軒を一晩にはしごの豪遊をした菅首相の異常行動をたれ流しただけの新聞報道、なぜ狂気の首相の暴走を傍観しているのか。
--見苦しくて薄汚い延命策の行く末に、この国の滅亡が音を立てて差し迫っている。
一体、この神経は何なのか。被災地対策そっちのけで、スッカラ菅首相が毎晩のように飲み呆けていることだ。「フザけるのもいい加減にしろ」ではないか。
夕方の両院議員総会で「菅、辞めろ!」「逃げるのか!」の怒号が響いた先週28日。その夜、菅は細野原発担当相らと赤坂の日本料理屋に繰り出した。「公務で忙しい」と総会を途中退席しておいて、馬刺しや鴨鍋に舌鼓を打っていたのだ。
さらに驚いたのは、その翌日である。「社会保障と税の一体改革」の消費税率引き上げをめぐって、党の調査会が紛糾した29日の夜は、なんと3軒はしごの豪遊だった。
茶坊主の寺田学衆院議員らを伴って、赤坂見附のすし屋「赤坂 石」に出かけたと思ったら、六本木の焼き肉店「大同苑」に移動。
最後は六本木ヒルズのイタリア料理店「ザ キッチン サルヴァトーレ クオモ」で悪妻も合流し、公邸に戻ったのは深夜11時38分。
どういう胃袋で、誰のカネなのか。
この日は昼も、ザ・キャピトルホテル東急の中華で豪華ランチだった。
「両院議員総会を無事に乗り切ったのが、よっぽどうれしかったのでしょう。
最近の首相は、頭の回線がショートしてしまったように見える。
“もうオレは好き勝手にやるぞ”と独善に拍車がかかっているように感じます。
一緒に食事をしてくれる相手が他にいないのかもしれませんが、取り巻き連中に『総理は頑張っている』『辞める必要ない』とおだてられ、気持ちよく酔っぱらっているのでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
呆れたものだ。自分の存在が障害になって国会が動かないという自覚もない。
普通なら、「命がけでやる」とまで言った消費税10%案の成り行きが気になって、飲みに出るどころではないはずなのに、3軒はしごときた。
結局、菅の頭にあるのは延命だけ。政治や日本がどうなろうと関係ない。
両院議員総会を乗り切って延命を確信したから、うれしくて飲み呆けているのだ。
◆酒を飲みたいのは被災者の方だ
これが平時なら、たまの息抜きに目くじらを立てても仕方ないが、今は大震災の復旧・復興の真っただ中だ。
まだ食い物すら満足に行き渡らない被災地がある。
原発事故も収束には程遠く、放射能はタレ流し状態。
福島の避難民はいつ自宅に帰れるかも分からず、仕事にも戻れない。
出荷の季節なのに、風評被害でサッパリ売れず、泣いている農家や漁師は数知れないし、福島周辺には観光客も寄り付かない。
政府の対応の遅さに絶望して自殺する人が後を絶たず、酒で少しでも気を紛らわせたいのは被災者の方なのだ。
「そういう東北の現状を考えたら、身内と派手に飲み歩くなんて非常識なことはできないはずです。公人としてどうかと思うし、一国のリーダーの振る舞いとは思えません」(鈴木哲夫氏=前出)
それなのに、大マスコミは「深夜まで3軒はしご」「すし→焼き肉→イタリアン」などと垂れ流すだけで、首相の異常行動をロクに批判もしない。
菅は狂っているが、傍観している大マスコミも度し難い。
被災者の悲しみや怒りはしょせん、東京の政治記者には分からないのだ。
だから、世紀の無能首相に対して大甘のユルい記事しか書かない。
おかげで空き菅が「いくらでも延命できる」とツケ上がる。
国民目線とかけ離れ、危機意識ゼロの大マスコミが、亡国首相のやりたい放題を許しているのだ。
◆今の無政府状態では人心や景気は悪化するだけ
あの大戦前夜や戦時中も、危機感のない将校や政党人は料亭でドンチャン騒ぎで遊び呆けていた。
「挙国一致」「欲しがりません勝つまでは」で、庶民は一方的に極貧生活を強いられ、辛酸をなめたものだが、連中はいい気なもので国民がどうなろうと知ったことじゃなかった。
それで予想通り日本は敗戦で破滅へ追い込まれたが、嫌になるほど今と似ている。
当時もマスコミは権力者の無為無策を見て見ぬふりし、国民にとってはクソの役にも立たなかったものだ。
戦前戦中は、言ってみれば国中が狂気に支配されていた面はある。
今回は、すべてを犠牲にして政権にしがみつくトップ一人の狂気が国政をグチャグチャにし、被災地を置き去りにしているのだから、ひどいものだし、そこが恐ろしい。
しかし、だれも、そんな亡国首相を辞めさせられない。
民主党執行部も大新聞も「いずれ辞める」とタカをくくっているが、保証はゼロである。本人は口では「方向性を打ち出すところまでは、やらせてほしい」「やるべきことはやってバトンを渡す」と覚悟したようなことを言っているが、きっとペロッと舌を出している。
辞める気なんてサラサラない。評論家の塩田潮氏はこう言う。
「菅首相という人は、政治家になったときから、目の前の敵を倒し、一点突破を狙い、その後のことはそのつど考えるという政治手法の人。
だから、あるときは自分を降ろそうとする人をやっつけることに全力をあげる。
窮地を抜け出すためならいい加減なことも言う。もともと全体のことを考えない。
そういう性格なのです」
再生エネルギー法案とやらが成立したら、また勝手に次の宿題を持ち出すのは確実なのだ。
◆解散に追い込む以外は辞任ナシ
事実、菅は側近に10月訪中を検討するように指示を出したと一部で報じられた。
9月上旬の訪米予定も取り消していない。
厚かましいにも程があるが、そういう男なのだ。
8月には辞めると思っていたら、どんどん菅のペースにはまり、手に負えなくなる。かつての日本軍の暴走と同じだ。
その先にあるものは、破滅でしかない。
菅が辞める辞めないとやっている限り、本格的な震災補正はまとまらない。
方向性も財源のメドもつかない。
そうなると、期待される「復興景気」は幻で一気にパーだ。
企業は電力不足もあって海外生産へ逃げていく。
ますます国内にカネはなくなり、我慢している被災民は失業が長引こうと自殺者が相次ごうとほったらかし。
だれも政府も政治もアテにしなくなり、社会は荒廃。そうやって国が壊れていくのだが、菅のことだから延命と引き換えに米国にTPP受け入れの約束をして、さらなる被災地大混乱も大ありだ。政治評論家の森田実氏が言った。
「もう何としても菅首相を辞めさせるしかありません。
ウソと騙しと脅しの不道徳政治がまかり通ったら、国が滅びてしまう。
復旧・復興どころではありませんよ。
一体、民主党議員は何をしているのか。
追い詰めると菅首相は解散を打ってくると怯えているが、それが最悪なのです。
総選挙で菅首相が勝てるわけがない。
解散したら退陣です。菅首相が約束を破って辞めないのなら、退陣させるために解散に追い込めばいい。民主党議員にその覚悟がなく逃げている限り、菅首相は延命してしまうのです」
政界や言論界には「世が世ならば、菅は殺されている」という声もあるが、そんな他人任せの悠長なことを言っていても意味がない。
狂人の暴走は、加速したら止められなくなるのだ。
民主党の議員たちは腹をくくれ!
苦難の避難民をよそに高級「すし屋」「焼き肉屋」「イタめし屋」の3軒を一晩にはしごの豪遊をした菅首相の異常行動をたれ流しただけの新聞報道、なぜ狂気の首相の暴走を傍観しているのか。
--見苦しくて薄汚い延命策の行く末に、この国の滅亡が音を立てて差し迫っている。
一体、この神経は何なのか。被災地対策そっちのけで、スッカラ菅首相が毎晩のように飲み呆けていることだ。「フザけるのもいい加減にしろ」ではないか。
夕方の両院議員総会で「菅、辞めろ!」「逃げるのか!」の怒号が響いた先週28日。その夜、菅は細野原発担当相らと赤坂の日本料理屋に繰り出した。「公務で忙しい」と総会を途中退席しておいて、馬刺しや鴨鍋に舌鼓を打っていたのだ。
さらに驚いたのは、その翌日である。「社会保障と税の一体改革」の消費税率引き上げをめぐって、党の調査会が紛糾した29日の夜は、なんと3軒はしごの豪遊だった。
茶坊主の寺田学衆院議員らを伴って、赤坂見附のすし屋「赤坂 石」に出かけたと思ったら、六本木の焼き肉店「大同苑」に移動。
最後は六本木ヒルズのイタリア料理店「ザ キッチン サルヴァトーレ クオモ」で悪妻も合流し、公邸に戻ったのは深夜11時38分。
どういう胃袋で、誰のカネなのか。
この日は昼も、ザ・キャピトルホテル東急の中華で豪華ランチだった。
「両院議員総会を無事に乗り切ったのが、よっぽどうれしかったのでしょう。
最近の首相は、頭の回線がショートしてしまったように見える。
“もうオレは好き勝手にやるぞ”と独善に拍車がかかっているように感じます。
一緒に食事をしてくれる相手が他にいないのかもしれませんが、取り巻き連中に『総理は頑張っている』『辞める必要ない』とおだてられ、気持ちよく酔っぱらっているのでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
呆れたものだ。自分の存在が障害になって国会が動かないという自覚もない。
普通なら、「命がけでやる」とまで言った消費税10%案の成り行きが気になって、飲みに出るどころではないはずなのに、3軒はしごときた。
結局、菅の頭にあるのは延命だけ。政治や日本がどうなろうと関係ない。
両院議員総会を乗り切って延命を確信したから、うれしくて飲み呆けているのだ。
◆酒を飲みたいのは被災者の方だ
これが平時なら、たまの息抜きに目くじらを立てても仕方ないが、今は大震災の復旧・復興の真っただ中だ。
まだ食い物すら満足に行き渡らない被災地がある。
原発事故も収束には程遠く、放射能はタレ流し状態。
福島の避難民はいつ自宅に帰れるかも分からず、仕事にも戻れない。
出荷の季節なのに、風評被害でサッパリ売れず、泣いている農家や漁師は数知れないし、福島周辺には観光客も寄り付かない。
政府の対応の遅さに絶望して自殺する人が後を絶たず、酒で少しでも気を紛らわせたいのは被災者の方なのだ。
「そういう東北の現状を考えたら、身内と派手に飲み歩くなんて非常識なことはできないはずです。公人としてどうかと思うし、一国のリーダーの振る舞いとは思えません」(鈴木哲夫氏=前出)
それなのに、大マスコミは「深夜まで3軒はしご」「すし→焼き肉→イタリアン」などと垂れ流すだけで、首相の異常行動をロクに批判もしない。
菅は狂っているが、傍観している大マスコミも度し難い。
被災者の悲しみや怒りはしょせん、東京の政治記者には分からないのだ。
だから、世紀の無能首相に対して大甘のユルい記事しか書かない。
おかげで空き菅が「いくらでも延命できる」とツケ上がる。
国民目線とかけ離れ、危機意識ゼロの大マスコミが、亡国首相のやりたい放題を許しているのだ。
◆今の無政府状態では人心や景気は悪化するだけ
あの大戦前夜や戦時中も、危機感のない将校や政党人は料亭でドンチャン騒ぎで遊び呆けていた。
「挙国一致」「欲しがりません勝つまでは」で、庶民は一方的に極貧生活を強いられ、辛酸をなめたものだが、連中はいい気なもので国民がどうなろうと知ったことじゃなかった。
それで予想通り日本は敗戦で破滅へ追い込まれたが、嫌になるほど今と似ている。
当時もマスコミは権力者の無為無策を見て見ぬふりし、国民にとってはクソの役にも立たなかったものだ。
戦前戦中は、言ってみれば国中が狂気に支配されていた面はある。
今回は、すべてを犠牲にして政権にしがみつくトップ一人の狂気が国政をグチャグチャにし、被災地を置き去りにしているのだから、ひどいものだし、そこが恐ろしい。
しかし、だれも、そんな亡国首相を辞めさせられない。
民主党執行部も大新聞も「いずれ辞める」とタカをくくっているが、保証はゼロである。本人は口では「方向性を打ち出すところまでは、やらせてほしい」「やるべきことはやってバトンを渡す」と覚悟したようなことを言っているが、きっとペロッと舌を出している。
辞める気なんてサラサラない。評論家の塩田潮氏はこう言う。
「菅首相という人は、政治家になったときから、目の前の敵を倒し、一点突破を狙い、その後のことはそのつど考えるという政治手法の人。
だから、あるときは自分を降ろそうとする人をやっつけることに全力をあげる。
窮地を抜け出すためならいい加減なことも言う。もともと全体のことを考えない。
そういう性格なのです」
再生エネルギー法案とやらが成立したら、また勝手に次の宿題を持ち出すのは確実なのだ。
◆解散に追い込む以外は辞任ナシ
事実、菅は側近に10月訪中を検討するように指示を出したと一部で報じられた。
9月上旬の訪米予定も取り消していない。
厚かましいにも程があるが、そういう男なのだ。
8月には辞めると思っていたら、どんどん菅のペースにはまり、手に負えなくなる。かつての日本軍の暴走と同じだ。
その先にあるものは、破滅でしかない。
菅が辞める辞めないとやっている限り、本格的な震災補正はまとまらない。
方向性も財源のメドもつかない。
そうなると、期待される「復興景気」は幻で一気にパーだ。
企業は電力不足もあって海外生産へ逃げていく。
ますます国内にカネはなくなり、我慢している被災民は失業が長引こうと自殺者が相次ごうとほったらかし。
だれも政府も政治もアテにしなくなり、社会は荒廃。そうやって国が壊れていくのだが、菅のことだから延命と引き換えに米国にTPP受け入れの約束をして、さらなる被災地大混乱も大ありだ。政治評論家の森田実氏が言った。
「もう何としても菅首相を辞めさせるしかありません。
ウソと騙しと脅しの不道徳政治がまかり通ったら、国が滅びてしまう。
復旧・復興どころではありませんよ。
一体、民主党議員は何をしているのか。
追い詰めると菅首相は解散を打ってくると怯えているが、それが最悪なのです。
総選挙で菅首相が勝てるわけがない。
解散したら退陣です。菅首相が約束を破って辞めないのなら、退陣させるために解散に追い込めばいい。民主党議員にその覚悟がなく逃げている限り、菅首相は延命してしまうのです」
政界や言論界には「世が世ならば、菅は殺されている」という声もあるが、そんな他人任せの悠長なことを言っていても意味がない。
狂人の暴走は、加速したら止められなくなるのだ。
民主党の議員たちは腹をくくれ!