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膀胱癌に膀胱腔内投与BCG+Electromotive Mutamycin

2006-01-18 | 腎臓癌・膀胱癌
表在性膀胱癌に、切除術後のBCG膀胱内投与のみに比べ、BCGに加えてElectromotive (膀胱腔内電流)Mutamycin®(マイトマイシン)を加えることで有効な結果を得た。ステージpT1 の212人の被験者、追跡期間中央値88ヶ月の第2相試験。
従来から表在性膀胱癌治療に腫瘍切除後のBCG膀胱内投与は行われてきたが、高率での再発が問題であった。Electromotive Mutamycinを施行することで、受動拡散に比べ組織の取り込みが4-7倍にアップするとみられる。副作用は同等であった。
BCG+Electromotive Mutamycin®の結果
*無病期間 69ヶ月(BCG+Mutamaycin) Vs 21ヶ月(BCG)
*再発率    41.9%          Vs   57.9%
*全死亡率   21.5%          Vs   32.4%
(以下略)
Lancet Oncology . 2006;7:43-51.
CancerConsultants原文


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