がんの情報Tips

海外のがん情報を紹介。『海外癌医療情報リファレンス』https://www.cancerit.jp/関連ブログ。

放射性物質ポロニウムがタバコに含有

2007-01-14 | 喫煙、他
ニューヨークタイムズ(12月記事)より抜粋 ロシアのリコビネンコ氏が放射性物質210によって暗殺されて話題になったが、このニュースで衝撃が走ったのはいうまでもなく、タバコ産業である。遅くとも1960年以来、理由は不明だがタバコにかなりのポロニウムが含有されていることはわかっていた。daughter productsであるウラニウムは土壌に自然に存在しており、それが選択的にタバコの木に吸収され、そこ . . . 本文を読む

ニコチンは癌の進行を促進

2006-07-21 | 喫煙、他
タバコは、多種の発癌物質を含有するが、ニコチンはそれ自体、発癌物質ではない。今回のモーフィット癌センターの研究では、ニコチンが癌の増殖を促進することを確認した。ニコチンは、直接肺の細胞に付着し、細胞成長機能を活発化させる。既存の癌細胞があれば、一気に増殖させることになる。ニコチンは細胞の受容体ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)に付着するが、この受容体は全身に存在するものである。この知見は . . . 本文を読む

タバコによる癌抑制遺伝子変化は30年後も

2006-01-31 | 喫煙、他
少し古いですが、ショッキングな報告。 喫煙者は気道の上皮細胞の遺伝子、特に癌抑制遺伝子が変化し、しかもその変化は予想以上に長期にわたることがBoston University Medical Schoolで発見された。彼らは気道の上皮細胞の遺伝子を同定し、喫煙によってどのように遺伝子発現が変化するか、またタバコをやめることで修復するかを観察したところ、喫煙者では遺伝子の発現が97%変化していた。そ . . . 本文を読む

ラドンのリスク、肺癌の原因2位

2005-03-16 | 喫煙、他
BMJ (Vol. 330, No. 7485: 223-228) 2005/2に発表によると、全肺癌死の9%がウラニウムから出るラドンガスが原因であり、タバコに次ぐ2番目に大きな要因だと報告された。 ラドンとは、地中のウラニウムが崩壊する際自然発生する無味無臭、無色の放射性ガスで、屋外では問題にならないほど微量であるが、室内では濃縮されたラドンガスを吸うことによって肺が曝露され、肺癌を引き起こす . . . 本文を読む