進行癌を有するマウスに高用量のビタミンCを注射すると、正常組織に大きな影響を及ぼすことなく腫瘍増殖速度を遅延したと研究者らは報告している。ビタミンC(アスコルビン酸)の抗癌効果の可能性については数十年にわたり研究されているが、今回の知見はビタミンCがヒトの癌を治療する薬物として認められるための「強固な根拠」となる、と8月5日付け米国科学アカデミー会報誌に掲載された。
ビタミンC注射の効果を調べる . . . 本文を読む
Ezetimibe/Simvastatin (marketed as Vytorin)
Simvastatin〔シムバスタチン〕 (marketed as Zocor)
Ezetimibe (marketed as Zetia)
[Posted 08/21/2008] FDAは医療従事者に対し、Simvastatin and Ezetimibe in Aortic Stenosis (SEAS . . . 本文を読む
非ホジキンリンパ腫(NHL)に対する新薬blinatumomab(ブリナツモマブ)の低用量投与によって、すでに3つ以上の治療を受けた38人中11人に部分及び完全奏効したとドイツの初期臨床試験の中間結果がサイエンス8月15日号に発表された。「全員が余命が数カ月から1,2年であろう終末期患者だった」
患者は全員1日30μg/m2以上の投与をを4~8週間受け、6カ月以上、最長13カ月の寛解が得られた . . . 本文を読む
カンナビノイド受容体(CB1)の不活性化により大腸腫瘍の増殖が促進される
CB1は腫瘍を抑制―治療および予防の新たな可能性―
M.D.アンダーソンがんセンター
最新の基礎研究にて、細胞表面上のカンナビノイド受容体(CB1)がヒト大腸癌において腫瘍を抑制する役割を担っていると判明した。これはCancer Research誌8月1日号に掲載された。
CB1については、シグナル伝達物質のカンナビ . . . 本文を読む
オーストラリアのFermiscan社によるUSシンクロトロンを用いた毛髪による乳癌検査の制度は69%であると証明された。
2008年6月JAMA誌掲載の米国の研究で、マンモグラフィーか超音波どちらかではせいぜい感度は50%で、両者を用いると78%となる。この2つの検査(その後の生検と病理検査含む)と比較する目的で、Fermiscanが同様の規模の試験を行ったところ、Fermiscanは感度61%、 . . . 本文を読む
患者中心のがん医療ガイド―抗がん剤の効果と副作用を知ることからはじめよう瀬戸山 修日本評論社このアイテムの詳細を見る
爽秋会クリニカルサイエンス研究所
癌闘病全般に関する深みのある内容を患者・家族にわかりやすく解説されたガイドブックとしてご紹介します。
. . . 本文を読む
初の遺伝子治療となるワクチンAdvexin(アドべクシン)が、特定の遺伝子変化(Advexin有効)を有する頭頸部癌患者においてメトトレキサートと比較して有意な全生存率の改善をもたらしたとの先の第3相試験の結果がAACR(米国癌学会)Centennial Conference on Translational Cancer Medicine 2008で報告された。
この試験は、再発性頭頸部癌患者に . . . 本文を読む