これまで、SERMsやアロマターゼ阻害剤の開発などでホルモン陽性腫瘍の研究にばかり注目が集まっていた乳癌であるが、ER(エストロゲン受容体)陰性腫瘍についての研究結果をM.D.アンダーソン・キャンサー・センターの研究者がSan Antonio Breast Cancer Symposiumで発表した。
6000人の患者で3つの施設で行われた調査によると、リンパ転移を有するER陰性乳癌患者において . . . 本文を読む
慢性骨髄性白血病とGIST(消化管間質腫瘍)治療薬グリベックに新たに免疫細胞への効果があることを示唆した論文。(2004/1)
グリベックはc-kitチロシンキナーゼ阻害剤で、KIT陽性のGISTに有効とされるが、グリベックがターゲットとする分子の変異が見られないGIST患者への投与において、NK細胞によって生産されるIFN-γが増加した。生体内、外の研究でグリベックが樹状細胞にNK細胞活性化を働 . . . 本文を読む
Cancer. 2004 Nov 15;101(10):2351-62.より
NFkappaBとIkappaBキナーゼがヒト膵臓癌細胞に構成的活性を持ち、クルクミン (diferuloylmethane) によるそれらのダウンレギュレーションは、増殖抑制やアポトーシス誘引と関連がある。
膵臓癌は最良とされる治療法(gemcitabine)でも10%以下の反応率という致死的な癌である。その中で重要 . . . 本文を読む
Allos Therapeutics, Inc. (ALTH) による放射線増感剤Efaproxyn (efaproxiral)と全脳照射の第3相試験で生存率改善が証明されたと29回the European Society for Medical Oncology定例会で発表。全脳照射/酸素とEfaproxyn (efaproxiral)で、Efaproxynを併用した群は死亡リスクが顕著に減少し . . . 本文を読む