グリベック耐性になった消化管間質腫瘍(GIST)治療薬SU11248の第3相臨床試験で安全性と効果が証明され、試験は予定より早く打ち切られることになった。
SU11248は、血管新生阻害と抗腫瘍作用の両方を持った新しい経口薬である。ヨーロッパではオーファンドラッグとして承認される様子。
Livedoor Finance日本語
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the journal Cancer Research最新号で、エストロゲン作用をブロックすることが肺癌にも効果があるかもしれないことが報告された。
University of Pittsburgh チームが行った試験によると、エストロゲン受容体経路のみをブロック(乳癌治療薬fulvestrant使用)した場合と、エストロゲン受容体+上皮増殖因子EGF受容体をブロック(肺癌治療薬イレッサ使用)した . . . 本文を読む
CTスキャンの高い被曝量の弊害から、CT検診は有益とは証明されないとFDAは2002年に警告を発している。また、他の研究でもしばしばCTスキャンの被曝量については議論されている。2005年1月25日MedscapeのEditor's Noteでも取り上げられた。
CTスキャンを受ける際、そのリスクとベネフィットを医師から説明された患者は7%、そのうち、将来癌になるリスクを説明された患者は3%であっ . . . 本文を読む
2005/2/22 Dana-Farber Cancer Instituteとノバルティス社は慢性骨髄性白血病(CML)のニューデザイナードラッグAMN107を開発した。AML107は、グリベックの20倍の効果があり、グリベック耐性になったCML患者に用いられる。グリベックは異常チロシンキナーゼ蛋白のBcr-Abl機能をブロックするが、その結合はあまり強くないため寛解に至るのに時間がかかりグリベ . . . 本文を読む
心臓血管系副作用が発表されたファイザーのセレブレックスの臨床試験(internally run studies )の結果、41の試験すべてで心血管系障害は証明されなかった。
しかしながら、以前の2つの試験(externally run clinical studies)-アルツハイマーの患者含む-で、心血管系リスク上昇が証明された事実から、ある患者にその副作用の可能性があるであろうとしている。
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2004年10月ウィーン会議にてパリのSt.Antoine Hospitalから新しい成績が発表された。大腸癌手術後5-FU投与によって30%再発が防止されるが、5-FUレジメンにオキサリプラチンを加えることで、さらに25%ポイントまで再発リスクを軽減することが、2246人のステージ3大腸癌患者による臨床試験で判明した。
オキサリプラチンは日本でも、サリドマイド、アリムタと共に、先日保険外診療が認 . . . 本文を読む
Annals of Oncology 2005年1月
地中海の食生活で乳癌が少ないことから研究された報告によると、オレイン酸が乳癌細胞系においてHer2/newを最高46%減少させた。Her2の過剰発現は悪性度の高い腫瘍で見られることが多く、予後も悪い。
また、オレイン酸はHer2遺伝子を抑えるだけでなく、付加的にハーセプチン(Her2をターゲットとしたモノクロナール抗体治療薬)の効果を上げる。 . . . 本文を読む