医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

あなたの病気が治る本当の確率. 誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

今シーズンのインフルエンザワクチンは流行株と抗原性が違うかも(その2)

2018年01月29日 | 感染症
インフルエンザが猛威をふるっていますね。

以前、こんな情報も書きました。
今シーズンのインフルエンザワクチンは流行株と抗原性が違うかも

さて、上の図は国立感染症研究所のホームページから引用した図です。

今シーズンのインフルエンザは昨年のインフルエンザの型とはかなり違うようです。

昨シーズンはA型が主で、年明けからB型の流行が始まっていましたが、今シーズンはB型が年が明ける前から流行しています。A型もH3型ではなくてH1型が主流です。

今シーズンはA型とB型が半々です。A型に感染した人ももう一度B型に感染する可能性があります。今シーズンのインフルエンザ、なかなかしぶといです。


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今シーズンのインフルエンザワクチンは流行株と抗原性が違うかも

2018年01月25日 | 感染症
インフルエンザが猛威をふるっていますね。

以前、こんな情報も書きました。
インフルエンザの流行は3~4歳児から始まる

さて、上の図は国立感染症研究所のホームページから引用した図です。

右は昨シーズン(2016-2017)のインフルエンザワクチンの抗原性と実際に流行したウイルスの抗原性が合致していた場合です。
左は両者の抗原性の間に相違があった場合です。

昨シーズンはA型インフルエンザのH1N1pdm09の場合はワクチンに効果があったのですが、A型インフルエンザH3N2の場合は効果がなかったということを示しています。

今シーズンの比較解析はまだですが、今年はどうもインフルエンザワクチンの抗原性と実際に流行したウイルスの抗原性がかなり異なっているような気がしますが、どうでしょうか。

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詐欺、脱税は犯罪である

2018年01月22日 | 雑感
                            斉藤容疑者(産経新聞より引用)


2017年12月にスーパー・コンピュータを開発している医師出身の社長が「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から研究費(つまり国民の税金から成り立っている研究費です)を取引先への外注費を水増しして不正に得たとして逮捕されました。

医師出身ということもあるし、スーパー・コンピュータ開発の業績もあるので、医師の中からは斉藤容疑者を擁護するような意見が多くありました。

でも、私はこれらの意見に大変違和感を持ち、「もしこれが本当の話なら、経済産業省が所管する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に技術開発を支援する助成金約4億3100万円をペジー社名義の預金口座に振り込ませたけど、その援助金を技術開発に使わず別のことに使ったというのは犯罪ではないか。しかも私たちが税金で納めた公金から支払われているかもしれない」と思っていました。

なぜなら、私自身、桁は何桁も少ないですが、自分の研究のアイデアと有用性を何十時間もかけて書類にまとめ国に提出し、いただいた研究費は公明正大に慎重に使用しているのに、業績があれば罪を犯しても良いとか、はなから検察のでっちあげとか決めつけてコメントするのは間違っていると感じたからです。

私たちの世界でも、取引先への外注費を水増しして科学研究費を不正に取り扱い、処罰された医師のニュースは時々あります。当初は「技術開発を支援する助成金約4億3100万円をペジー社名義の預金口座に振り込ませたけど、その援助金を技術開発に使わず別のことに使った」が、何に使ったのか不明でした

さて、本日以下の様なニュースが流れました。

(以下、朝日新聞DIGITALより引用)
スーパーコンピューター開発を巡る国の助成金詐欺事件で、東京地検特捜部に再逮捕されたスパコン開発会社の前社長斉藤元章容疑者(50)=詐欺罪で起訴=が、同社の所得を数億円隠して法人税を脱税した疑いがあることが関係者の話でわかった。隠した所得は趣味の自動車レースで出た損失の穴埋めなどに使われており、捜査当局は法人税法違反容疑でも斉藤容疑者を立件する方針とみられる。

斉藤容疑者は2010年度以降、同社やスパコン関連グループ2社の開発資金名目で、国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)などから総額100億円超の助成金や無利子融資を認められた。多額の助成金が流れた経緯について、22日開会の通常国会でも野党側が追及する見通し。

関係者によると、斉藤容疑者は自身のスパコン開発会社「PEZY(ペジー) Computing(コンピューティング)」から、会長を務めた関連会社「ウルトラメモリ」などへの外注費を水増しし、所得を少なくみせかけていた。ウルトラ社には自動車レースなどで出た損失があったという。斉藤容疑者は逮捕前の調べでは脱税の容疑を否認していたという。

特捜部はNEDOの13年度の助成金約4億3千万円をだまし取ったとして昨年12月に斉藤容疑者らを詐欺罪で起訴。今月4日には、12~13年度に別の助成金約1億9100万円をNEDOからだまし取ったとして、斉藤容疑者らを詐欺容疑で再逮捕した。
(以上、朝日新聞DIGITALより引用)

「趣味の自動車レースで出た損失の穴埋め」って・・・・
余罪がどんどんでてきますね。


以前コメントしていた医者の皆さん、この場に及んでも斉藤容疑者を擁護しますか?

どんなに業績があろうとも、国の科学研究費は公明正大に使用しないといけません。

そんなに優秀なら、詐欺などせず、その優秀さを使って科学研究費を獲得すればよいのです。

もしかしたら私が支払った税金も入っていたかもしれません。斉藤さん、国に返してください。

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2回目の肺炎球菌ワクチンの効果を示す根拠が弱すぎる~~

2017年11月26日 | 感染症
肺炎球菌には 93 種類の血清型があり、平成26年10月からの定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の血清型に効果があります。高齢者に対する定期接種は平成26年10月1日から開始されています

厚生労働省のサイト

この肺炎球菌ワクチンですが、最初の接種から5年以内に再接種すると、接種部位の腫脹や硬結などの副作用が強く出ると考えられるため禁止されていました。しかし、最近もうそろそろ最初の接種から5年間が経過して、2回目の接種時期になってきている人をちらほら見かけるようになりました。

そこで、2回目の肺炎球菌ワクチンの効果はどうなのかという問題がクローズアップされてきます。ところが調べてみると、臨床的に2回目の接種が肺炎球菌肺炎を減らすというデータはありません。

「2回目の接種で初回接種と同等の抗体応答が誘導される」というデータだけがあって、「従って初回接種と同程度の感染予防効果が期待される」と「期待」だけされている状態であることは事実です。それが示されているのが日本では下の2編の論文です。

Sustained functional serotype-specific antibody after primary and secondary vaccinations with a pneumococcal polysaccharide vaccine in elderly patients with chronic lung disease.Vaccine. 2014;32(10):1181-6.
(インパクトファクター★★☆☆☆、研究対象人数★☆☆☆☆)

Revaccination with 23-valent pneumococcal polysaccharide vaccine in the Japanese elderly is well tolerated and elicits immune responses.Vaccine. 2016;34(33):3875-81. :
(インパクトファクター★★☆☆☆、研究対象人数★★★☆☆)

下の論文は8名の著者のうち4人がこのワクチンを発売しているMDS社の社員、3人がMerck社の社員です。自分たちは社員だと利益相反を表せばその論文は正義であると証明されたわけではありません。

肺炎球菌ワクチン再接種問題対策委員会の皆さんもMDS社からロビー活動されていませんでしたか??

この2編の論文の結果を受けて、「一般社団法人日本感染症学会 肺炎球菌ワクチン再接種問題対策委員会」は「23価肺炎球菌ワクチンの再接種による臨床的な有効性のエビデンスは明確になっていないが、症例によっては追加接種を繰り返すことを考慮してもよい」と発表しています。

実に控えめなコメントです。

以前私は、以下の記事を書きました。
肺炎球菌ワクチンは65歳~75歳では効いていない

1回目の接種でさえ、有効な患者は限定されるのに、2回目のこのエビデンスの弱さを考慮すると
「症例によっては追加接種を繰り返すことを考慮」って・・重症の慢性肺疾患の患者や重症疾患の寝たきり患者などに効果が限定されるのではないでしょうか。

私は最近、2回目のワクチン接種はどうなのかと患者から尋ねられると、重症患者以外には「臨床的な有効性のエビデンスは明確になっていないですよ~」と答えるようにしています。

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コレステロール低下薬 リバロは1mgがいいか4mgがいいか?(その2)

2017年11月24日 | 循環器
前回のREAL-CAD試験(コレステロール低下薬 リバロは1mgがいいか4mgがいいか?)の続きです。

上の図はインターネットでダウンロードできるものですが、リバロは1mgよりも4mg投与すると、一番割合が高いのはLDLコレステロールすなわち悪玉コレステロールの低下ですが、HDLコレステロールすなわち善玉コレステロールも1~2%上がって良い効果が認められています。さらに割合は低いですがCRPといって炎症を示すマーカーも有意に改善されています。

この臨床研究の効果は悪玉コレステロールが低下したためなのか、善玉コレステロールが上昇したためなのか、炎症が改善したためなのか、今回発表された結果からだけでは解析することができません。将来サブ解析の結果が発表されるでしょうから、それを待たねばなりません。

約4年間で「心臓血管死」「心筋梗塞」「脳梗塞」の発症率が1%低下したわけですから、1年間のnumber needed to treat(NNT)は400、すなわちこのような二次予防(一度心筋梗塞や狭心症を発症した人)は、リバロを1年間、1mg/日ではなくて4mg/日内服すると400人に1人の割合で恩恵が得られるということです。恩恵が得られる人の割合は大きくありません。

さて、今回発表されたサブ解析の結果ですが、上の右の図にあるように、65歳以上ではリバロを1mg/日ではなくて4mg/日内服する効果は得られていません。同様に「BMIが25以上の太った人」には効果がありますが、25未満の方には効果はありませんでした。「糖尿病のある方」には効果がありましたが、「糖尿病のない方」には効果がありませんでした。「男性」では効果がありましたが「女性」には効果がありませんでした。

それでは、「糖尿病のない方」で「BMIが25以上の太った」「男性」はどうか?などとさらなる細分化の結果はまだ発表されていませんが、ここから見えてきたのは、「太った男性で65歳未満の糖尿病患者」にはリバロを1mg/日ではなくて4mg/日内服するのがよいだろうということです。

そして、他のコレステロール低下薬には善玉コレステロールを改善させる効果はありませんので、今回の結果がリバロ以外の悪玉コレステロール低下薬に応用できるとは限りません。

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二次予防にコレステロール低下薬 リバロは1mgがいいか4mgがいいか?

2017年11月21日 | 循環器
学会で発表するためにアメリカのアナハイムに行ってきました。
大きな学会にはレイト・ブレイキング・セッションといって、世界に先駆けて臨床研究結果が公表されるというセッションがあり、このような発表で企業の株価が左右されたりします。

今回は日本から、私が「循環器内科の良心」であると尊敬申し上げている京都大学の木村教授からREAL-CAD試験(コレステロール低下薬 リバロは1mgがいいか4mgがいいか?)の結果がついに公表されました。

私も直接拝聴いたしました。
この試験は、これまでに心筋梗塞や狭心症を起こした患者を対象にして、コレステロール低下薬 リバロを一日1mg内服する群と一日4mg内服する群に割り付けて、その後約4年間の「心臓血管死」「心筋梗塞」「脳梗塞」「不安定狭心症」の発症率が比較されました。

上の図はインターネットからもダウンロード出来るスライドですが、4年間で1mgで5.6%の発症、4mgで4.6%の発症と、4mgを内服した方が有意に「心臓血管死」「心筋梗塞」「脳梗塞」「不安定狭心症」の発症は低くなりました。

その他、いろいろ付随情報もたくさん発表されましたが、それに関しましては明日またお伝えします。


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頭が狂っているTBS

2017年09月27日 | 雑感
前回「頭が狂っているのかNHK、民進党、TBS」で、加計学園の申請は愛媛県、四国の悲願であり安倍総理との関係は全くないと前愛媛県知事 加戸氏が国会で証言しているにもかかわらず、それをマスゴミは全く報道しないで日本という国を貶めようとしていることをお伝えしました。

【加計学園問題】加戸守行前愛媛県知事がまた神発

観た方も多いかと思いますが、安倍総理は自ら説明するために9月25日にNHK「ニュースウォッチ9」、テロ朝「報道ステーション」、TBS「NEWS23」の順番でテレビの報道番組に生出演しました。

そこでまたしてもテロ局TBSが暴挙をしました。

星浩は、普段はカスタムイヤホンなんか付けないのに、生放送で安倍晋三総理大臣を追及する時だけTBSが総力を挙げて追及するためにカスタムイヤホンを装着し、安倍総理から「報道されなかった部分も含めて国会中継を全部ご覧になった方々には大分ご理解いただけたのではないかと思います」と反撃され始めると、慌ててTBSスタッフが「2人でモリカケ!」と指示を出し安倍総理の話を妨害した。しかし、慣れないことをしたため、TBSスタッフは「2人でモリカケ!」と指示を出した音声がカスタムイヤホンから視聴者に漏れ聞こえてしまいました。

あらかじめ、安倍総理の反論があった場合、画面を別の録画に切り替えるという打ち合わせをしていたのでしょう。

私も観ていましたが、本当にTBSの星浩の対応は酷かった。こいつはやはりサイコパス だと感じました。報道の中立性など全くない番組でした。

明らかに放送法第4条に対する違反行為です。
第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

安倍総理は改めて、「閉会中審査で明らかになった事は前川前事務も含めて誰も私から獣医学部新設を依頼されていないというのは明らかになった。報道されていない部分も含めて国会審議をずっと見られた方には大分ご理解を頂いているんだろう」と述べていました。まさにその通りです。


TBSって、民進党と同様、元韓国人が沢山就職している局です。韓国に局ごと乗っ取られています。本当に恐ろしい事です。

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頭が狂っているNHKと民進党

2017年08月10日 | 雑感
最近、閉会中審査をテレビ中継していますね。これを録画して後で倍速で観て、その後のニュース番組ニュースウォッチ9と比較すると、NHKやTBSなどのマスゴミがすごく偏向・捏造して報道しているのがよく分かります。

女性の貧困には興味があっても、男性の貧困には興味のない、あの前川氏とのやりとりです。
この人結局、文科省の天下り問題で処分された恨みと、自分たちの既得権益の要である岩盤規制が破られた恨みから、自分の想像だけで行動してしまったのですね。

その後のマスゴミの報道の放送合計時間は櫻井よしこ氏による情報によると、前川氏の発言が2時間半に対して、「前川氏の言っていることは事実と異なる」と主張する前愛媛県知事 加戸氏の発言はたったの6分だそうです。

これはとても重大なことなので、ネットで出回っている文字起こしされた内容を掲載しておきます。

YouTubeでもいろいろ出ています
加戸前知事の前川氏への反論

時間のない方のために、次の13行が要約です。

小野寺防衛相 「和泉さん、加計って名前出しました?」
和泉 「出してない」
小野寺 「前川さん、加計って名前出しました?」
前川 「出していない。安倍総理と友達だから加計の事だと思った」
小野寺 「は?」
前川 「加計しか手を挙げてないから加計だと思った」
小野寺 「京産も手あげてたけど?」
前川 「京産案は具体的じゃなかったから・・・」
小野寺 「で、加計だと思ってたことを大臣や部下に話したの?」
前川 「話してない」
小野寺 「疑惑をもっていたなら『これは行政の中立性が曲げられますよ』と大臣に相談するよね」
前川 「相談してない」
八田 「岩盤規制の打破を『特定の事業者を優遇している』いう意向だと受け止める方がいたとしたら、それは自身(文科省)が既得権を優遇してきた人ではないか」


少し時間のある方は太字の所だけでも読んでいただけると分かりやすいかと思います。

自民党の小野寺五典防衛相「(前文科省事務次官の)前川喜平参考人に伺いたい。在職中は次官という立場で、何度か総理に合う機会があったと思う。この獣医学部新設に関して直接総理から何か指示や話があったことは?

前川氏「この加計学園の今治市における獣医学部の新設の問題については、文科省は基本的には内閣府からさまざまな指示を受けている。その結果はペーパーに残っている。その中に、『官邸の最高レベルが言っていること』『総理のご意向』といった文言があるのはご承知の通りだ。私はこれは事実だと思っている。そのようにおそらくは内閣府の藤原審議官がおっしゃったのであろうと。その先は分からない。藤原さんが誰かから聞いたのか、それは分からない。私自身は直接総理からは伺っていないが、しかし、9月9日と記憶しているが、和泉補佐官から国家戦略特区における獣医学部の新設について、『文部科学省の対応を早く進めろ』という指示をいただきまして、『総理は自分の口からいえないから代わりに私が言うんだ』と、こういう話があった。これについては私は総理はご自身からはいえないのだと思いましたので、そのことについて総理にお伺いすることは考えもしなかった

小野寺氏「今の話では、前川参考人は直接総理から指示や話は受けていないが、文書が真実なので本当だという印象を持っているということだと思う。和泉洋人補佐官から呼ばれてという話があった。和泉洋人首相補佐官、いま前川参考人がいったような話があったのか」

和泉氏「いろいろ報道されているので少し丁寧に説明する。当時、前川さんと執務室で何度かお会いしたのは事実だ。そして記録は残っていないのでどういったやりとりがあったかは確認できません。いままでそういったことをお答えしている。しかし、今回参考人としてでるにあたって、当時を振り返ると、前川さんと当時話した中身としてはこの獣医学部の新設か、明治・日本の近代産業遺産のことだと思う。その際、私は平成24年9月まで、地域活性化事務局長をやっていた。3年2カ月だ。構造改革特区も担当していた。
当時から獣医学部新設の問題が岩盤規制の象徴であると認識していた。そのことが国家戦略特区の中で、やっと動き出すんだという感慨もあった。そこで知らない仲ではない前川さんに来てもらって状況を確認したが、当時、前川さんはあまり承知しておらず、従って私は『事務次官として、しっかりフォローしてほしい』といった。加えて補佐官として特区諮問会議に陪席し、総理は『常々岩盤規制改革を全体としてスピード感もって進めるんだ』ということを聞いていた。従って、前川さんに対してスピード感をもってやることは大事だと言ったかもしれない。いまおっしゃったような『総理が自分の口からいえないから私が代わりに言う』とか、こんな極端な話をすれば私も記憶に残っている。そういった記憶は全く残っていない。従って、言っておりません。言っておりません」

小野寺氏「もう一度和泉補佐官に聞く。岩盤規制の打破の話をしたということだが、加計学園とか具体的なことを出したのか」

和泉氏「一般論としてスピード感をもって取り組むことが大事だと言っただけなので、具体的なことについて、加計学園等には一切触れていない」

小野寺氏「もう一つ聞く。一切話していないということだが、総理と加計学園の理事長が親しいと言うことをその当時知っていたか」

和泉氏「週刊誌の記事などでそういった話を見たかもしれませんが、加計学園の理事長と総理が友人と明確に認識したのは3月にこの問題が報じられて以降だ」


小野寺氏「それでは前川参考人に聞く。9月に和泉補佐官の話があったということだが、加計学園とか具体例の話はあったのか」

前川氏「私は9月9日、私の記憶では10時ごろ、和泉補佐官に呼び出された。そのとき伺った話では国家戦略特区での獣医学部の新設の手続きを文科省として早く進めるようにと。そのときの『総理うんぬん』の話は先ほど申し上げた通りだ。そのとき既に私としては、総理と加計理事長とが友人と認識していた。また加計学園が今治で獣医学部を作りたいという希望を持っていると担当課から説明を受けて聞いていたので知っていた。従って『総理が自分の口からいえないから』という言葉を聞いたとき、『これは加計学園のことである』と確信した次第だ

小野寺氏「9月9日の時点で、加計という名前が出ていないけど、前川参考人はそういうふうに受け止めたということだ思う。逆に和泉補佐官が特区を、獣医学を早く始めるようにという意図はどういう意図だったのか」

和泉氏「先ほど申し上げたとおり24年9月に地域活性化統合事務局長を3年2カ月間つとめた。構造改革特区も担当していた。その中で典型的な岩盤規制の象徴が獣医学部の新設だった。そういった中で国家戦略特区の象徴的な岩盤規制が動くんだなということで非常に感慨深いものがあった。そういったことを含めて、前川さんにお越しいただいて状況を聞いた。従って、言っていることは、総理が常々いっているように、岩盤規制改革については全体としてスピード感を持ってやることが必要だと。そういった意味で、前川さんにおいても事務次官としてしっかりとフォローしてほしいとそういった趣旨で申し上げた」


小野寺氏「和泉さんは特区を全体として早く進めてほしいと言ったが、前川さんは加計のことを言っていると受け止めた。最終的にはそれぞれの受け止め方だから、なかなか白黒はつけられないと思う。前川さんに聞きたいのは、和泉補佐官から指示があったということだが、この内容を松野大臣や部下の常磐豊前局長や他の担当者に相談したり伝えたりしたか」

前川氏「先ほど9月9日の話ですけども、私が和泉補佐官に呼ばれたのはおおむね午後3時頃でした。その日のうちに午後8時前後に高等教育局の専門教育課を呼んで和泉補佐官からこういう話があったと伝えた。私が行ったのはここまでだ。この話はまず粛々と原則にのっとって高等教育局の専門教育課が進めるべき問題と思っていた。専門教育課も4条件を満たすかには非常に注意を払っていた。担当課に任せてこれは大臣との間で相談してもらえばいいと思っていた。ただし、情報として首相補佐官からこのような話があったということ自体は、担当課が承知しておくべきであろうということで、担当課に話をするにとどめた」

小野寺氏「普通であれば、私も大臣の経験があるが、担当局長を通じて話をするのが基本と思うが、その際、担当課には総理の意向である『特区を早く進めろ』と伝えたのか、あるいは、その際、想定された加計学園が『総理の意向である』と伝えたのか。どちらか」

前川氏「私は和泉補佐官から聞いた通りのことをそのまま伝えたと記憶しているが、私の意識としては、これは今治市の加計学園であるという認識は持っていたし、その時点において獣医学部を作りたいという意向を持っていたのは学校法人は加計学園のみでしたので、これは加計学園しかないというのは共通の理解として私ども文科省の中でも持っていた」

小野寺氏「事実確認だが、9月9日には京都産業大も検討されていたと思うが、それは事実と違うのか」

前川氏「京産大が意向があるということは確かにあったが、具体化したものはなかった。むしろその時点で具体的な計画として意識していたのはやはり今治市の加計学園しかなかった」

小野寺氏「ということは、前川さんも実は獣医学部を作る成熟した計画があるのは加計学園の岡山理科大しかなくて、京産大もある面でそこまで言っていなかったという認識だったということか」

前川氏「実際に京産大が具体化した計画を持っているのかということは、その時点では承知していなかった」

小野寺氏「そのとき、担当の高等教育課でしょうか、前川さんがお話をしたときには、それは加計学園が自分の想定している、そういうことを具体的に分かるように伝えたということか。それとも、やはり官僚としての矜持であるから、あくまで和泉補佐官が言った通り、総理がこれを早く進めてほしい、あくまでもこれは国家戦略特区の問題だと伝えたのか」


前川氏「私自身は8月26日に当時の内閣官房参与で加計学園理事であった木曽功夫さんの訪問を受けていて、その時点ですでに加計学園の獣医学部について手続きを早く進めてほしいという働きかけを受けていた。その際に木曽理事が何とおっしゃったかというと、『国家戦略特区諮問会議で決定したことを文科省が従ってやればいい』と、手続きの進め方にも指南があった。これは内閣官房なり、内閣府統治合わせた上でなければ出てこない発言で、そういう前提があった。そういうことで、木曽さんからは私自身がそういった話を承っていて、その前後に専門教育課が担当課ですが、そこから説明を受けた際にも現実的に手を挙げているのは加計学園しかないと。その時点では具体化した計画を京産大が説明しているとはなかったので。従って、これは国家戦略特区における獣医学部の新設という話になれば、これはとりもなおさず加計学園のことだろうという認識はもっていた。従って、獣医学部の話だということはニアリーイコール加計学園のことだろうという認識はもっていたのは事実だ」

小野寺氏「今の話では前川さんは疑念、疑惑をもっていたということだ。普通であれば、そのことを『大臣、これは行政の中立性が曲げられますよ』ということで松野博一文科相に話をするとか、局長を集めてこういうことがあるけれども文科省としてたださなくてはいけないとか、官僚として正しいあり方があると思うが、そういう行動はとられたのか」

前川氏「この時点で私自身が平成30年4月開学というところまで承った記憶はない。平成年30年4月という話は、私の知る限り9月26日に内閣府から呼び出されて文科省の専門教育課の課長以下が承ったと。その際のメモは残っている。平成30年4月の開学を大前提に最短のスケジュールを作れと『これは官邸の最高レベルが言っている』という指示が内閣府からあったと。その当たりから内閣府が早急に物事を進めているという意識が私どもの中で生じた。私が和泉洋人首相補佐官に呼び出された時点はそこまで無理をするとは思っていなかった」

小野寺氏「前川さんの中でずっと思っていたけれども、何らかの作用で文科大臣に働きかけたり、部下に後押ししたりしたことはないということだと思う。こう考えると、行政を曲げるような不当なことが行われたのか。文書の中で出てきている登場人物がたくさんいて、一つ一つ聞いているとみんな違うという。前川さんに聞くと和泉さんに言われたのは特区を早くしろと。和泉さんはあくまで特区の話で、全体の話なんだと。受け止めた前川さんは、今までの経緯の中では加計学園のことじゃないかと。でも、文科大臣には言っていないし、部下にも働きかけていない。動いていないわけです。全体のことを考えれば、獣医師が足りない、空白区の四国に作る、加計学園しかなかったので、個々が最終的に手を挙げて受けた。そしてこの課程を最初に評価したのは民主党政権だった。それを受け継いで自民党政権もやってきた。この判断は公正中立である専門家の委員で決められた。

改めて最後に、(国家戦略特区諮問会議のワーキングチーム座長の)八田達夫氏に聞く。プロセスに当たって政治の不当な介入があったり、公正な行政がねじまげられたりしたと感じるか」

八田氏「公正な行政がねじ曲げられたかという質問だが、(むしろこれまでの)不公平な行政が正されたと考えている。多くの特定業界が、参入規制から得られる権益は政官業の癒着の財源だ。業界団体は関係議員に参入規制を陳情し、関係議員はその業界の監督官庁に圧力をかけて規制を手に入れる。意欲的な新規業者が規制緩和を官庁に要望しても普通は官庁が対応して門前払いを致します。国家戦略特区はこうした現状を打破する制度だ。そのための最大の武器は規制の根拠の説明責任を、規制官庁に全面的に負わせることだ。まず事業者から規制緩和の申請があった際、監督官庁の課長に現在の規制が必要な理由を説明してもらう。説明が合理的でない場合は審議官、局長をお呼びし、担当者の格を上げていく。それでも折り合いがつかない場合は最終的には規制担当省庁の大臣が月1回開かれる特区諮問会議で総理の前で規制を弁護しなければいけないという仕組みになっている。このため規制官庁が不合理な説明では耐えられないわけだ。獣医学部の新設制限は、参入規制の典型だ。新設される学部の質は文科省に設置された大学設置審で審査する。経済学部などは設置審査さえ通れば、需給状況を行政が事前に判断することなく新設できる。これによって競争を通じた新陳代謝が起きる。しかし文科省は獣医学部に関しては、どのように優れた設置計画に関しても、設置審の審査を受けることすら認めていません。これは利権と密接に関わっている。獣医学部の新設制限は、日本全体の成長を阻害している。鳥インフルなどの感染症対策、製薬やバイオなどの重要な成長分野だ。日本経済を再活性化させるためには、こうした分野で世界的に勝負できる獣医学部の育成は欠かせない。獣医学研究者の育成は欠かせない。50年間新設がなかった獣医学部が新設されることで、ゆがんでいた規制を正すための第一歩が記されたと思っている。次に、先ほど出た議論について一言申し上げたいが、総理の意向が内閣府の幹部からあったかどうかという議論があった。国家戦略特区は和泉参考人も藤原参考人も言ったように岩盤規制を打破するという総理の強いリーダーシップの下に運営されている。岩盤規制の打破という意味で総理の方針の言及があったとしても何らおかしいことではない。むしろそうした発言を特定の事業者を優遇すべきだという意向だと受け止める方がいたとしたら、それは自身が既得権を優遇してきた人ではないと思いつかない論理だと思う

小野寺氏「専門家として公平中立な立場からの話だと思う。獣医学部の競争倍率は、高いところで20倍を超える。獣医師になりたい人がたくさんいる中で50年以上その門を閉ざしてきたということもある。最後に安倍総理にお願い。実はまだ岡山理科大の獣医学部新設は認可されていない。最終的な認可は8月末に学校法人審議会で決定される。
ですが、これまでの議論の中で獣医学部新設は傷ついた印象がある。立て直すためにも、国民がなるほどと納得する設立認可となるためには、この最終的な認可の課程をしっかりやる。そして公平中立で透明性をもってもう一度判断してもらう。これを第三者に議事を公開する。これで初めて、第三者の目から見て適正な設置と分かると思う。ぜひこの課程をしっかりするように、政治は絶対にここには関与しないということを改めてお願いしたい」



どうですか? 真実はアホNHKやアホTBSの報道している事と違うでしょう。

よく「国民は納得していない」というアンケート結果が出ますけど、それはNHKやTBSや朝日が真実を隠しているからです。

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追加です~ 演技性人格障害

2017年07月18日 | 雑感
皆さ~ん、あまり籠池さんに関わらない方がいいですよ。

小保方さんと同じ臭いがします。

それから最近世間を騒がせている上○○○○もそうかなぁ
特発的な解散がなければ任期は2018年12月までだそうです。再選させたら国民のほうがアホと思われてしまいますね。

演技性人格障害

ところで、昨日「ジャンヌ・ダルク」という映画を2倍速で観ていたのですが、この人もそうではないかと、ふと思いました。英雄として語り継がれているので、ここで映画を酷評している人の気持ちもよく分かりますが、自ら火あぶりの刑を選ぶなんて、やはり異常です。

パリがイングランドに制圧されていた時代、イングランドに制圧されたままではシャルル7世は真の王ではないと、戦争に挑み、男装をして、神のお告げが聞こえたと主張し続け、周りが「もう戦争なんかやめようよ」と言っているのに相変わらず旗を振っている。みかねた裁判官が神のお告げが聞こえたなどという事を取り消せば死刑は見逃してやると言っているのに、認めずに火あぶりの刑となりました。いくら宗教心が強いとはいえ正常な精神状態ではないです。

再生医療でなんとか病気が治らないかという時代、STAP細胞の開発に挑み、割烹着を着て、STAP細胞が出来た!確かにあった!と主張し続け、他人の文章のコピペで論文を作り、みかねた周囲が「もうないことを認めようよ」と言っているのに、認めずに本を出版する。犠牲者多数。

民進党沈没の時代、国政選挙に挑み、国会会期中は男と付き合い、厚化粧して、グラビア写真集を出版し、まるで自分が神であるかのようにプロのサッカーチームを批判し、周りが「もうSNSでの批判はやめようよ」と言っているのに、いまだに批判を続ける。

まだ一部の左翼(例えば朝日新聞が従軍慰安婦問題でウソを書いたような)がウソをいう時代、幼稚園から教育勅語が教えられないと意味がないと、ピーー、、、(係争中)

15世紀には人格障害などという概念はなかったけれど、そして古文書からの情報なので伝えられているジャンヌの行動がどれくらい真実かわかりませんが、現代の演技性人格障害の診断基準・記載に本当にぴったり当てはまります。興味が湧いた方は映画を観てください。
Amazonプライムって、無料で観れるのですね(無料ではないけど・・

将来、脳科学がもっと進歩すればこの人たちの脳の一部がそうでない人たちと違うということを明らかにすると思いますが、そうであるなら、この人たち自分では善悪の判断が付かないのですから、周囲が何を言っても第三者の意見に耳を傾けることはないのでしょう。

ちなみに、私はこの辺のところはたくさん本を読んできたのですが、松○○代 (松本伊代ではないですよ)

今、松○○代が行っているのは、まさに「不適切なコーピング」です。

境界性人格障害

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心臓の血管内の血圧が測れる(FFR)ワイヤーは有用でなかった研究

2017年05月08日 | 循環器
昨年の米国の学会で発表された結果ですが、研究者たちの名前で検索してもその論文が出てこないので、ここでお伝えします。

Functional Testing Underlying Revascularization: The FUTURE trial
Rioufol G, Mewton N, Rabilloud M, et al.


上の図の左のように、最近心臓の血管に入れてその中の圧力を測定することができるワイヤーが開発されました。日常の診療でも使用できるようになりましたが、値段は13万円以上と高いです。

心臓の血管に狭いところがあるとその部分より先の方の圧力は下がります。当然のことながら狭い程度(狭窄度といいます)がきついほどその先の圧力は低下します。このワイヤーを使用した場合のその狭窄部位を治療した方がよい目安は奥の圧力が手前の圧力の80%以下であった場合とされています。

その評価方法で本当に患者の将来的な予後が評価できるか、を検証しようとした臨床研究です。

左冠動脈前下行枝の狭さが半分以上で多枝病変の安定狭心症で、1,728人の患者が研究の対象となる予定でした。1つの群はこのワイヤー(functional flow reserve ワイヤー:FFRワイヤー)を使用して、狭い所の奥の圧力が手前の圧力の80%以下であった場合ステンと治療や風船治療を行う群です。

もう1つの群では、狭さが半分以上で(通常は4分の1以下まで細くなると狭心症などの心臓の筋肉の血液不足の症状が出るとされています)「人間の目」でみて判断してステンと治療や風船治療が行われました。心筋シンチグラムなどの非侵襲的な検査はこの群には可能とされました。

結果ですが、真ん中の図のように、FFRワイヤーを使用して判断した群の方が、全ての死因による死亡が増えてしまったので、936人が研究に参加している時点で倫理委員会からこの研究への新たな患者の参加を中止するように勧告を受けました。

そして最後まで(1年後まで)経過を追われたのが797人でした。その結果上の図の右にあるように、「死亡、脳卒中、心筋梗塞、治療の再試行」は両群で同じでした。

結果が同じなら、このワイヤーを高いお金を出して使用しなくても、心筋シンチグラムや「人間の目」でみて判断して治療方針を決めれば良いということです。


このワイヤーは業者が儲かるため、数社の業者が参入して、「科学的理由」ではなく「商業的理由」で学会などで取り上げられることも多くなってきて、医者もそれらの業者の広告塔として巻き込まれています。

この研究結果を踏まえて、もう一度、考え直した方が良いと思います。

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製薬会社の金儲け手法の勝利

2017年03月03日 | 循環器
相変わらず診療と研究、論文の執筆に忙殺され、ブログの更新が遅れております。申し訳ありません。
でも身体はいたって健康、バリバリ感満載で頑張っております。

さて、私は5年前に
真実を曲げてしまう要素(その1)

を書きました。皆さんもこの記事のアンケートに、あらかじめご自分の意見を決めて参加してみて下さい。

先月のHeart Viewという、心臓の内科の分野では専門家が最新の情報を伝えてくれる参考書で、新しい抗凝固薬が特集されていました。

その中の9ページにこんな記載があります。

「つまりCHADS2-VAScスコアーが1点の例に抗凝固療法を行う場合はワルファリンではなくダビガトランはどのDOAC(新しい抗凝固薬)を選択したい」と書かれています。

しかし、私はこれまで多くの根拠を示しながら、それは誤りで、製薬会社の陰謀であることを示してきました。

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その1)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その3)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その4)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その5)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その6)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その7)

心原性脳塞栓症予防の最前線 広がる誤った情報

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その8)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その9)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その10)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その11)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬イグザレルトの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その1)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬イグザレルトの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)

でも、新しい抗凝固療薬に関して、間違っているのにそれが正しいと宣伝され、参考書までが間違った事を堂々と書くようになってしまっているのです。

さて、「なので」はどうでしょうか?
「なので」という言葉は、中学生の時に結構頑張って国文法を勉強した私にとって、なんとも不思議な言葉です。

国文法で説明すると、「なので」は助動詞「だ」の連体形または形容動詞の連体形語尾「な」に、原因・理由を表す接続助詞「ので」の付いたもので、文頭に置いて接続詞としては使えない言葉です。「なので」という言葉は「明日は雨なので、傘を持っていったほうがよい」というふうに用いる言葉です。ですから、当然広辞苑には、「なので」という接続詞は載っていません。

「なので・・」には柔らかい響きがあるので、女性に好まれて使われているのかもしれませんが、正しくは「だから・・」か、「ですから・・」です。
広辞苑には、
「だから」は、(接続詞)前に述べた事柄が、後に述べる事柄の原因・理由になることを表す語
「ですから」は、(接続詞)「だから」の丁寧な言い方、と書いてあります。

「なので」は国文法的に間違っているのに、今やほとんどの人が正しいと思って使っている状況を鑑みると、間違っていることも2年間ぐらい正しいと言い続ければ(思い続ければ)「正しい」こととなってしまうのかと、私はとても悲しいです。


効果がほとんど同じなのに、約10倍も高価な薬を患者に売っている。
これは、「医者の科学者としての側面」「製薬会社の金儲け手法」に敗北した瞬間でもあります。

私はこれからも製薬会社の陰謀と戦い続けます。

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アパホテル頑張れ

2017年01月18日 | 雑感
さすが、アパホテル社長!

アパホテルの社長が書いた本当のことが中国人の勘に障ったらしく、中国人は今後アパホテルに泊まらないという。それなら私にとっては好都合なので、今後アパホテルに泊まろうと思います。

私は学会で発表しなければならないことが多く、国内をはじめ海外にも出張しなければならないことが多いのですが、中国人の振る舞いは不快で仕方がないです。

このブログの趣旨は、「根拠・エビデンス」を示して真実を追求するブログですので、なぜ私が「中国人の振る舞いが不快で仕方がない」のか、その根拠・体験を示したいと思います。

先日も、どうしても「中国東方航空」を使用しなければいけなかったのですが、その中国東方航空の飛行機は離陸体勢に入るまで機内のエアコンを切っていたので、機内は暑くて耐えられなくなり、遂に中国人の一人が大声を上げて、私の目の前で客室乗務員と喧嘩を始めました(客室乗務員もひるんでいなかったのが凄かったなぁ。中国語だから理解できなかったけど、「エコノミークラスなんだからそれぐらい我慢しろ」と言っていたのか、「節電なんだからしょうがない」と言っていたのか、「それなら料金を値上げするぞ」と言っていたのか)。その中国東方航空の飛行機の中にはハエが飛んでいました。あ~あ、という感じです。

中国東方航空のサービス、きめ細やかなサービスならハエなど飛んでいないと思うんだけど。

私はその搭乗時、「飛行機が時速800キロ、ハエが時速4キロで前に飛ぶと、地上からみればハエは時速804キロで飛んでいるように見えるのだろうなぁ」と気を紛らわせるようにしていました。

日本国内の電車のチケットを買うのに中国人から割り込みされたこともありました。彼らは電車の通路にも平気でスーツケースを置きます。私から注意すると問題になるかも知れないので車掌さんに注意するように頼んだこともあります。JALの国際線のエコノミー席で、前の客が中国人で、離着陸時以外、飛行中10時間以上、食事どきもずーっと席を後ろにリクライニングさせたままなので、食事もままならなかった事もありました。JALにとってはその中国人もお客様だからなのか、JALの客室乗務員は私が目で合図してもその中国人に一言も注意してくれなかったのが印象的でした。さすがJALでしたね。このように私は結構百戦錬磨なんです。つらい思いをいっぱいしました。

「四声」というらしいですが、中国語は同じ語句でも4種類の発音の仕方があり、それが異なると意味も異なるので、必然的に声が大きくなります。日本国内のホテルでも、廊下で大きな声で会話しています。私はその大きな声で時々夜中に目が覚めます。先日は大阪の日航ホテルで起こされました。あのホテル、中国人で酷いことになっていますね。

中部国際空港の東横インは、そういった事を避けるためにオレンジサイドとグリーンサイドといって団体客と個人客を分けていますが(その辺は素晴らしいアイデアです)あの1階の朝食バイキングの処では、どうしても彼らと一緒になってしまい、食べ散らかして騒がしいので、朝食付きの宿泊代が損失になっても、あそこで食べる気がしません。

そして最近、そんな中国人たちが原因でもあり、特に京都などでは学会時に安いホテルが予約し難くなっています。そして中堅クラスのホテルの値段が上がっています。私たち研究者にとって辛い状況です。

そんな中国人が今後アパホテルに泊まらないというなら、私にとっては好都合です。中国人がいないホテルって理想的です。それにアパホテルは日本人にとって予約しやすくなるということです。私はこれから学会の時は、できるだけアパホテルに泊まるようにしたいと思います。

アパホテルの社長、応援しています!


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こちらの記事もどうぞ。キャロライン・ケネディー駐在大使が18日夜帰国しましたね。この記事、いろいろな意味で今の状況とリンクしています。→アメリカの図書館に献本してきました
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心房細動に対する新しい抗凝固療薬イグザレルトの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)

2016年12月28日 | 循環器
レイト・グレイキング・クリニカル・トライアルの会場は満員でした。 私は立ち見で ↑ここから聴いていました。


米国心臓協会学会で発表するためにニューオリンズに行ってきました。
レイト・グレイキング・クリニカル・トライアルの会場で以下の臨床研究の結果を聴きました。

名付けて「パイオニア AF-PCI研究」というのだそうです。

Prevention of bleeding in patients with atrial fibrillation undergoing PCI
N Engl J Med November 14, 2016DOI: 10.1056/NEJMoa1611594
(インパクトファクター★★★☆☆、研究対象人数★★★★★)

これは、心臓の血管に対してステント治療や風船治療をすると動脈系のさらさら療法として2種類の抗血小板薬を内服しなければならないのですが、そんな患者が心房細動の場合、静脈系のさらさら療法として抗凝固薬を内服しなければならなくなり、合計3種類内服しなければならないけれど、このような場合でも新しい抗凝固薬であるイグザレルトの効果は従来の薬ワーファリンと比較してどうか、という臨床研究です。

結果は、ワーファリンと比較して出血性の病気が少なかったので、新しい抗凝固薬であるイグザレルトの方が良い場合がある、ということでした。

原文はこちらです。

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1611594

以前、心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)の記事で、新しい抗凝固薬であるエリキュースの臨床試験を計画した医者や製薬会社の人間は、トルコ、韓国、プエルトリコ、ウクライナ、フィリピン、ロシア、ルーマニア、中国、メキシコ、ブラジルなどでは上手にワーファリンでコントロールできないことを知っていて、自社の薬の成績を良く見せるために意図的に医療後進国臨床試験に組み込んだということをお伝えしました。


上の図はこの臨床研究のデザインです。レイト・グレイキング・クリニカル・トライアルの会場で表示されていました。これを見ると、「あれ~っ?」と思えるのです。それは、この臨床研究で使用されているリバーロキサバン、すなわちイグザレルトの欧米での通常容量は1日20mgです(日本では15mgです)。でもこの研究では、動脈系のさらさら療法として2種類の抗血小板薬と静脈系のさらさら療法として1種類の抗凝固薬の合計3種類内服しなければならないので、さらさらになりすぎて出血性の病気が起きるのを懸念して、イグザレルトは1日15mgに減量していることが、上の左の図を見るとわかります。

でも、なぜかワーファリン群に対してはそんな懸念がおかまいなしで、さらさらの程度を表すPT-INRという血液検査の値は従来の2.0~3.0のままであるということも、上の図からわかります。

イグザレルト群がさらさらになりすぎるのを懸念して減量するのなら、なぜワーファリン群もさらさらの指標を低くして1.6~2.6とかにしないのでしょうか?不思議ですね。科学的とは言えないです。「パイオニア研究」とは、名前負けしていませんか?

よほど、ワーファリン群の成績を悪くしたかったのでしょうね。あ~あ、という感じです。


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それでは皆様、よいお年を!
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心房細動に対する新しい抗凝固療薬イグザレルトの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その1)

2016年12月19日 | 循環器
米国心臓協会学会で発表するためにニューオリンズに行ってきました。
レイト・ブレイキング・クリニカル・トライアルの会場で以下の臨床研究の結果を聴きました。

Prevention of bleeding in patients with atrial fibrillation undergoing PCI
N Engl J Med November 14, 2016DOI: 10.1056/NEJMoa1611594
(インパクトファクター★★★☆☆、研究対象人数★★★★★)

これは、心臓の血管に対してステント治療をすると動脈系のさらさら療法として2種類の抗血小板薬を内服しなければならないのですが、そんな患者が心房細動の場合、静脈系のさらさら療法として抗凝固薬を内服しなければならなくなり、合計3種類内服しなければならないけれど、このような場合でも新しい抗凝固薬であるイグザレルトの効果は従来の薬ワーファリンと比較してどうか、という臨床研究です。

結果は、ワーファリンと比較して出血性の病気が少なかったので、新しい抗凝固薬であるイグザレルトの方が良い場合がある、ということでした。

原文はこちらです。

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1611594


以前、心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)

の記事で、新しい抗凝固薬であるエリキュースの臨床試験を計画した医者や製薬会社の人間は、トルコ、韓国、プエルトリコ、ウクライナ、フィリピン、ロシア、ルーマニア、中国、メキシコ、ブラジルなどでは上手にワーファリンでコントロールできないことを知っていて、自社の薬の成績を良く見せるために意図的に医療後進国臨床試験に組み込んだということをお伝えしました。

上の図の右側が今回の臨床試験に参加した国です。レイト・ブレイキング・クリニカル・トライアルの会場で表示されていました。

でました!国家ぐるみでドーピング、ハッキングしてもシラをきるロシアが265人も参加しています。参加人数はドイツの295人に次いで二番目です。その他、例のごとく、ルーマニア、メキシコ、ウクライナ、ブラジル、チリなんて国も参加しています。

よほど、ワーファリン群の成績を悪くしたかったのでしょうね。あ~あ、という感じです。

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LDL(悪玉)コレステロール値は160mg/dlでも大丈夫

2016年11月08日 | 生活習慣病
総コレステロールの値とその後17.3年間の死亡危険率の関係
(総コレステロール値160mg/dl-180mg/dlを1として比較した場合)

黒棒は補正なしの危険率です。
白棒は肝臓病でもコレステロールが下がるため、肝臓病を除外した場合の危険率です。
グレーの棒は、ガンになっているのを知らないでコレステロールが下がっていた場合を除外するために、17.3年間の観察のうち最初の5年間で死亡した人を除外した場合です。

いずれの場合も総コレステロール値が260mg/dlまで死亡率が上昇していない事がわかります。

さて、2007年に改定された動脈硬化性疾患予防ガイドラインを熟読していたら、奇妙なことに気がつきました。LDL(悪玉)コレステロールの件に関して、ガイドラインの中には「LDLコレステロールはその値が高くなるほど動脈硬化性心臓病が増える」とあり、その根拠として2007年に発表された次のこの論文が参考にされています。

The relationship between serum total cholesterol and all-cause or cause-specific mortality in a 17.3-year study of a Japanese cohort.
Atherosclerosis. 2007;190:216.
(インパクトファクター★★☆☆☆、研究対象人数★★★★★)

1980年に30歳以上の日本人10,546人が調査の対象となり、17.3年間その予後が調べられ、最終的に9,216人のデータが揃いました。

総コレステロールの値が240mg/dlの場合はLDLコレステロール値はだいたい160mg/dlと考えることができるらしいのですが、上の図を見ると、LDLコレステロール値180mg/dlまでは生命の予後を悪化させていません。

欧米人と異なり、日本人の場合、一次予防(まだ心筋梗塞や狭心症を起こしていない場合)、悪玉コレステロール値は160mg/dlでも良いということです。

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