がんの情報Tips

海外のがん情報を紹介。『海外癌医療情報リファレンス』https://www.cancerit.jp/関連ブログ。

【FDA安全性情報】タルセバ

2009-05-12 | FDA安全性情報
2009年5月8日 OSI、Genentech社およびFDAは、タルセバの処方情報における「警告および注意」セクションに新たな安全性情報を追加したことを医療従事者に通告した。タルセバ使用中に報告されたのは、消化管穿孔(死亡例を含む)、水疱、疱疹、剥離性皮膚疾患(スティーブンズ-ジョンソン症候群/中毒性表皮壊死症の疑いのある症例が含まれるが、そのうちの一部は致死的であった)、眼障害(角膜穿孔や角膜潰 . . . 本文を読む

経皮吸収パッチはMRI検査前に取り外すよう勧告

2009-05-08 | FDA安全性情報
 米国食品医薬品局(FDA)は、アルミニウムなど金属製支持体を含む経皮吸収貼付剤(パッチ)を使用する患者はMRI検査前に同貼付剤を取り外すよう公衆衛生勧告を発表した。これらの貼付剤が検査の際に皮膚への火傷を引き起こす可能性があるという。(略)例えば、禁煙用ニコチンや、更年期症状を緩和するためのエストロゲン、狭心症(胸痛)に対するニトログリセリン、鎮痛薬も数種ある。経皮吸収貼付剤にはアルミニウムやそ . . . 本文を読む

【FDA安全性情報】タルセバ(エルロチニブ)

2008-09-27 | FDA安全性情報
腫瘍専門医療従事者向け FDA安全性情報 2008年9月23日 OSIおよびジェネンテック社は、タルセバの使用中、主にベースラインで肝機能障害がみられた患者において、死亡を含む肝不全および肝腎症候群の症例が報告されたことを医療従事者に通告した。タルセバを投与されている患者で肝機能障害を有する場合、治療のあいだ注意深いモニタリングが必要であり、総ビリルビン値が正常値の3倍以上の患者についてはこの製 . . . 本文を読む

【安全性情報】アバスチン/スニチニブ併用

2008-07-17 | FDA安全性情報
FDA MedWatch(安全性情報) 日本語訳 アバスチン(ベバシズマブ) 2008年7月14日 ジェネンテック社は、アバスチンとリンゴ酸スニチニブ(スーテント)の併用投与を受けた固形癌の患者において、微小血管症性溶血性貧血(MAHA)の症例が数件報告されていることを医療従事者に通達した。アバスチンとリンゴ酸スニチニブの併用は承認されておらず、この併用療法は推奨されない。アバスチンとリンゴ酸 . . . 本文を読む

【安全性情報】ビスフォスフォネート剤による筋骨格系疼痛

2008-01-13 | FDA安全性情報
ビスフォスフォネート剤(アクトネル、アクトネル+Cal、アレディア、Boniva、ダイドロネル、フォサマックス、フォサマックス、Reclast、Skelid、ゾメタ)2008年1月7日 FDAは、ビスフォスフォネート剤投与患者に発症する、生活に支障をきたす骨、関節、筋肉の痛み(筋骨格系疼痛)について医療従事者に通達した。重度の筋骨格系疼痛については全ビスフォスフォネート剤の処方情報に記載されて . . . 本文を読む

エリスロポエチン再警告、貧血製剤による白血病発症リスク増加

2008-01-06 | FDA安全性情報
FDAは貧血製剤のリスクについての新データを入手 腫瘍増殖と死亡に関する前のデータを裏付ける 赤血球生成促進製剤(ESA製剤)についての2つの新たな試験のデータによると、化学療法による貧血に対してESA製剤を投与された進行した乳癌、子宮頸癌の患者は、投与しない患者に比べて死亡までの期間が短縮し、腫瘍の増殖が早まった。(略) これら2つの試験は、前回2007年11月FDAがラベル改正をした後の新デー . . . 本文を読む

【FDA安全性情報】疼痛治療薬Fentora

2007-10-01 | FDA安全性情報
FDAが、癌性疼痛治療薬の重篤な副作用を警告 2007年9月26日 米国食品医薬品局(FDA)は、Fentora(フェンタニル口腔錠)の使用について、死亡その他有害事象に関する最近の報告を受け医療従事者や消費者に対し注意を喚起している。   強力なオピオイド鎮痛薬であるFentoraは、オピオイド治療を受け耐性となった癌患者の突出痛治療に限定し使用されている。突出痛は急激に生じ増大する激痛 . . . 本文を読む

【FDA安全性情報】アバスチン(ベバシズマブ)

2007-04-24 | FDA安全性情報
アバスチン(ベバシズマブ) 腫瘍およびその他の医療従事者向け 2007年4月21日 ジェネンテック社およびFDAは、最近行われた限局性小細胞肺癌(SCLC)患者における臨床試験でみられた気管食道瘻の形成に関し、新たに重要な安全性情報を医療専門家に通達した。この多施設、非ランダム化、シングルアーム第2相では、化学療法と放射線療法に加えてのアバスチン併用を調べた。この試験での最初の登録者29人のなか . . . 本文を読む

【安全性情報】貧血治療薬Aranesp(darbepoetin alfa)

2007-01-29 | FDA安全性情報
Aranesp(darbepoetin alfa)  2007年1月27日  アムジェン社は、今回の大規模多施設ランダム化、プラセボ対照試験の結果、Aranespが、化学療法の併用が原因でない貧血の癌患者において、赤血球輸血や倦怠感を低下させるのに有効でないとの報告を腫瘍医ら医療従事者に通達した。また、Aranesp投与を受けた患者の死亡率が増加することもこの試験で示された。Aranespは、悪性 . . . 本文を読む