がんの情報Tips

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【FDA新承認】エベロリムス(アフィニトール)腎臓癌

2009-04-03 | 腎臓癌・膀胱癌
 米国食品医薬品局(FDA)、は本日(2009年3月30日)、その他の癌療法での治療後進行した進行性腎臓癌患者の治療に対し、経口の錠剤Afinitor(アフィニトール)(everolimus[エベロリムス])を承認した。 腎細胞癌は、血液中の老廃物をろ過する腎尿細管粘膜から発生する最も一般的な腎臓癌である。この癌は、放射線療法や化学療法といった標準治療に対し抵抗性であり、多くの患者に対する初期治療 . . . 本文を読む

エベロリムス(RAD001)ー腎癌

2008-06-10 | 腎臓癌・膀胱癌
 国際多施設共同第3相臨床試験での新たなデータによると、実験的標的療法としてのエベロリムス(RAD001)が他治療では悪化した転移性腎臓癌の患者において、癌の進行を有意に遅らせることがわかった。本研究の主任でありスローンケタリング記念がんセンター(MSKCC)からASCOにて発表。 エベロリムスは1日1回経口投与による療法で、腫瘍細胞分裂、細胞の代謝、および血管新生の中心的な調節因子として作用する . . . 本文を読む

Everolimus (RAD001) 進行腎臓癌

2008-03-03 | 腎臓癌・膀胱癌
過去の治療に奏効しなかった進行性腎細胞癌(RCC)患者に対するeverolimus (RAD001)対プラセボ の第3相臨床試験の中間解析の結果、有意な無進行生存率が得られたために、この試験は中断され、プラセボ群の患者にも投与されることとなった。この試験には12カ国から400人の患者が参加していた。現在有効な治療選択肢のないこの患者の必要性を埋めるものになるとみられる。 Everolimus(エベ . . . 本文を読む

小さな腫瘍に対する腎臓癌全摘手術は再評価されるべき

2006-11-16 | 腎臓癌・膀胱癌
腎臓癌の場合、小さな腫瘍1つに対する腎臓全摘出手術は、これまで40年間、腎臓癌治療のゴールドスタンダードであった。しかし、今回、メモリアルスローンケタリング記念がんセンター(MSKCC)の研究者らの後ろ向き研究の結果、この施術は再評価されるべきであるとThe Lancet Oncology2006年9月号において報告された。 この研究で、小さな腫瘍1つ摘出する腎臓温存術(部分切除術)を受けた患者は . . . 本文を読む

Temsirolimus腎細胞癌(再掲)

2006-06-24 | 腎臓癌・膀胱癌
ASCO発表:Temsirolimus(CCI-779)は、腎細胞癌において初の全生存期間の改善を示す薬剤である。細胞増殖と血管新生のシグナリング蛋白を阻害するラパマイシン (mTOR)を阻害する分子標的薬である。以前に全身療法を受けていない進行した腎細胞癌患者における第3相試験で生存期間の延長を示した。 第3相試験 適格者は poor riskを示す6つの因子のうち3つ以上をもち、転移が1ヶ所以 . . . 本文を読む

膀胱癌に膀胱腔内投与BCG+Electromotive Mutamycin

2006-01-18 | 腎臓癌・膀胱癌
表在性膀胱癌に、切除術後のBCG膀胱内投与のみに比べ、BCGに加えてElectromotive (膀胱腔内電流)Mutamycin®(マイトマイシン)を加えることで有効な結果を得た。ステージpT1 の212人の被験者、追跡期間中央値88ヶ月の第2相試験。 従来から表在性膀胱癌治療に腫瘍切除後のBCG膀胱内投与は行われてきたが、高率での再発が問題であった。Electromotive Muta . . . 本文を読む

FDA承認:腎細胞癌新治療にNexavar(sorafenib)錠剤

2005-12-21 | 腎臓癌・膀胱癌
進行腎細胞癌にFDAの新治療承認 12月20日 米国食品医薬品局(FDA)はバイエル社のNexavar (sorafenib)を最も多いタイプの腎臓癌である進行した腎細胞腺癌の成人患者の治療のための新抗癌剤として承認した。この適応においては十数年ぶりの承認薬である。 進行腎癌の患者における2つの試験で、Nexavarは腫瘍の進行や死亡までの期間を延長させた。大規模試験では、大半の患者が以前にインタ . . . 本文を読む