がんの情報Tips

海外のがん情報を紹介。『海外癌医療情報リファレンス』https://www.cancerit.jp/関連ブログ。

がん患者の骨保護-ボルテゾミブ、エキセメスタン

2008-01-30 | 骨転移
 ボルテゾミブ(ベルケイド)が骨形成を強化 マサチューセッツ総合病院の医師らは、抗癌剤ボルテゾミブ(Bzb)がMSCsを特異的にターゲットとして骨細胞特異的分化を引き起こし、Bzb治療を施されたマウスおよびヒトMSCsは有効に骨形成に重要な骨芽細胞に分化することを新たな研究で明らかにした。間充織幹細胞 (MSCs)は骨髄由来細胞で、分化というプロセスを通して多種の細胞タイプを生じさせることが可能で . . . 本文を読む

ビスフォスフォネート服用中の患者さんの抜歯への注意

2007-12-02 | 骨転移
~転載依頼により掲載~ 「紹介:注意喚起①」ビスフォスフォネート服用中の骨粗鬆症の 患者さんの抜歯は、顎骨壊死&骨髄炎を起こす可能性が有る! 皆さんすでに良くご存知かと思いますが、ビスフォスフォネート系薬剤の危険性について注意喚起のメール①です。 ブログ紹介:「紹介」歯科と整形外科での、骨粗鬆症の患者さんに「ビスフォス フォネートと顎骨壊死の問題」 http://ubm46671.at.webr . . . 本文を読む

骨転移を阻止するRANKL阻害剤

2007-10-29 | 骨転移
 RANKLと呼ばれるサイトカイン蛋白が乳癌、前立腺癌、皮膚癌の受容体と応答し、骨への転移を命令する、骨転移の鍵であることがトロント大学、およびオーストリア・アカデミー・オブ・サイエンスInstitute of Molecular Biotechnologyの研究者らによって同定されたことがNature誌2006年3月号で発表された。さらに、そのRANKLの活性をブロックすることがすでに知られてい . . . 本文を読む

ビスフォスフォネート推奨投与

2006-09-18 | 骨転移
メイヨー・クリニックMayo Clinic Proceedings8月号に、多発性骨髄腫(MM)の骨病巣にビスフォスフォネート剤の推奨使用法についてのコンセンサスが発表された。 MMにおいて骨破壊は深刻な問題で、治療法の確立が急務であった。ビスフォスフォネート剤は天然のピロリン酸塩の合成物質であり、骨吸収を阻害して過剰なカルシウムを排除したり、MM関連の他の合併症にも効果を示す。しかし、腎機能の . . . 本文を読む

骨粗鬆症にMg/Zn/F-CaP 新サプリメントが有望

2006-03-17 | 骨転移
2006年3月American Association for Dental Research(米国歯科リサーチ連盟)定例会議でのニューヨーク大学歯学部発表によると、Dr. LeGeros 教授が副作用が少なく、低濃度でも顕著に骨強度と密度を上げるリン酸カルシウムベースのサプリメントを開発した。現在の骨粗鬆症治療薬は骨が一旦失われててしまった場合修復はできず、ビスフォスフォネート剤などは骨の再生を . . . 本文を読む

Denosumab(AMG162)骨転移、多発性骨髄腫(再掲)

2006-03-07 | 骨転移
NF-kappaBリガンド阻害剤デノスマブ(denosumab)の効果と安全性を証明する乳癌骨転移および多発性骨髄腫患者におけるランダム化2重盲験ダブルダミー、active-controlled、多施設試験の結果、denosumabは、副作用が少なく、84日以上骨吸収減少させた。骨代謝マーカーの減少は同等であったが、静注パミドロネートより持続性に優れた。【PMID16489077】 New En . . . 本文を読む

骨転移ビスフォスフォネート剤-ある患者さんより

2005-09-26 | 骨転移
骨転移の治療に用いられるビスフォスフォネート剤について、ご本人の承諾を得てアメリカの乳癌の患者さんからのメッセージを紹介します。アレディア、ゾメタを投与中の方は、是非お読みになってください。 10月21日全文再掲 はじめに、ビスフォスフォネートをご存知でない方に説明します。おそらく何十種類のビスフォスフォネート剤(BP剤)があると思います。経口で毎日服用のもの、3、4週 . . . 本文を読む

骨量低下にAMG162

2005-07-28 | 骨転移
骨転移にビスフォスフォネート剤が用いられてきたが、腎臓への毒性や顎の骨壊死などの有害事象の問題がある。Amgenの新薬は癌治療より先に骨粗鬆症薬として開発中であるが、乳癌の骨転移患者のNCI第2相臨床試験が始まっている。Clinical Trials Gov.日本でも臨床試験中。      2004年10月American Society for Bone and Mineral Researc . . . 本文を読む