国際治験でニラパリブはプラセボと比較して、再発卵巣がんのPFSを5.5カ月から21カ月に延長しました!しかしー、この国際治験に日本は参加していませんでした。日本の患者のための対応が待たれます。
********PARP阻害剤であるniraparib[ニラパリブ]がプラチナ製剤感受性再発卵巣がんの転帰を著しく改善することが、コペンハーゲンで開かれた欧州臨床腫瘍学会(ESMO2016)集会ではじめて . . . 本文を読む
更新を滞らせていましたが、またどうしても掻き立てられる悲壮なことがありました。
朗報であるはずの子宮頸癌ワクチンに多くの副反応や死亡が起こって問題視されていました。メジャーな新聞各紙でも報道されていました。
疾病対策センター(CDC)の報告はメルク社のワクチン「ガーダシル」に関する議論を呼ぶ 2009年8月
先日発表された子宮頸癌ワクチンに関する政府の報告は、原因未確認のワクチン関連死亡32 . . . 本文を読む
子宮癌のほとんどが、癌がまだ子宮体部に限局している初期段階で診断される。子宮および卵巣の摘出手術に加え、局所再発の予防策として、リンパ節郭清(リンパ節の摘出)や外部照射(EBRT)もしくはその両方を施行する医師もいる。しかし、2008年12月13日付けのオンライン版 Lancet誌に発表された大規模ランダム化試験でリンパ節郭清または外部照射を追加しても生存期間に改善はみられなかったと報告された。 . . . 本文を読む
European Medicines Agency (EMEA) の発表によると、ヒトパピローマウィルス(Types 6, 11, 16, 18)の予防ワクチンによってオーストリアとドイツの女性2名が死亡した。両女性の死亡原因は特定されておらず、ガーダシル(Gardasil) との関連性は確立されていない。
EMEAのMedicinal Products for Human Use (CHMP)委 . . . 本文を読む
子宮頸癌生存者は後の発癌リスクが増加することがJournal of the National Cancer Institute誌11月7日号に発表された。「子宮頸癌生存者において後の2次発癌の増加は以前から報告されていたが、非常に長期の生存者における全体および臓器別リスクは明らかではなかった。」
研究では、104,760人の子宮頸癌生存者において40年以上にわたって追跡調査された。全解析で、生存者 . . . 本文を読む
2006年10月に行われた米国臨床薬学会総会で、卵巣癌の化学療法について、腹腔内投与(IP)Vs静注(VP)(他、体重による投与量決定Vs固定投与量、カルボプラチンの最適投与量)についてディスカッションがなされた。この問題は、非常に意見の分かれる議論である。
卵巣癌の腹腔内投与は全生存期間を16ヶ月以上延長するとして、NCIによって特例のClinical Announcementが発行された。(T . . . 本文を読む
卵巣癌は早期発見が困難で「サイレントキラー」と呼ばれている。4人に3人が進行したステージで発見され、早期の段階では誤診されることも多い。このたび、ワシントン大学医学部の研究で、早期発見のための最もよくある6つの自己診断症状がまとめられた。
骨盤の痛み
腹痛
ウエストサイズの増加
腹部膨満感
食事がすすまない
すぐに満腹になる
上記いずれかの症状が、1年以内に始まって、1ヶ月に12日間以上あるような . . . 本文を読む
2006/7/31 進行卵巣癌の新しい2剤併用療法カルボプラチン(パラプラチン)+ゲムシタビンが、FDAによって承認された。このレジメンはRational Therapeutics(ラショナル・セラピューティックス)とロングビーチ記念医療センターのトッド癌研究所の医療ディレクターであるRobert Nagourney医師によって提唱されたものである。Nagourney医師らは、薬剤によって誘導さ . . . 本文を読む
NCIは、本日進行癌患者の治療に用いられる抗癌剤パクリタキセルとシスプラチンを静脈投与(IV)と腹腔内直接投与(IP)の両方を組み合わせて施行することで、全生存期間を16ヶ月以上延長することを特例のClinical Announcement(臨床報告)をもって発表した。
この試験は429人のステージⅢの患者を対象に、IVパクリタキセル後IVシスプラチンの群と、IVパクリタキセル後IPシスプラチンに . . . 本文を読む
従来の子宮頸癌治療化学療法(シスプラチン)+放射線療法に温熱療法を加えることで奏効率が著しく上がったことが報告された。オランダ、ノルウェーと米国のデューク大学が68名のステージⅡB以上の患者に、外部照射(小線源3例)、シスプラチン4クールに温熱療法(骨盤へ直接の電磁波)4コース追加したところ、68人中61人で癌が消失した。2年後49人(72%)が再発なしであった。追加の副作用もみられなかった。Am . . . 本文を読む