腫瘍専門医療従事者向け FDA安全性情報
2008年9月23日
OSIおよびジェネンテック社は、タルセバの使用中、主にベースラインで肝機能障害がみられた患者において、死亡を含む肝不全および肝腎症候群の症例が報告されたことを医療従事者に通告した。タルセバを投与されている患者で肝機能障害を有する場合、治療のあいだ注意深いモニタリングが必要であり、総ビリルビン値が正常値の3倍以上の患者についてはこの製 . . . 本文を読む
本年1月に急逝した血管新生の父ジューダ・フォークマンのボストン子供病院の研究室では、さらに新たな抗血管新生剤の開発が続けられている。Lodamin(ロダミン)はカプロスタチン(caplostatin)の改良薬で、経口の合成抗血管新生剤である。詳細
Nature Biotechnology誌2008年6月号によると、ナノテクノロジーを合わせた初の広域抗血管新生剤の有効性がマウスにおいて確認された。 . . . 本文を読む
子宮頸癌予防ワクチン・ガーダシルが、ヒトパピローマウィルス(HPV)16、18型による外陰癌と膣癌に拡大承認された。対象は、9~26歳の女性。
2008年9月12日FDAニュース(日本語訳) . . . 本文を読む
細胞内物質decorin(デコリン)(Wiki)が、乳癌の転移を抑制することが試験管内、動物実験で認められたとトーマスジェファーソン大学から報告された。デコリンは、軟骨機能に重要な役割を果たすプロテオグリカンに属し、構造やサイズは多岐にわたり、全身に存在するタンパク質である。また、デコリンは結合組織にみられ、増殖因子やコラーゲンと相互に作用しながら細胞増殖を制御する。1990年代後半、ジェファーソ . . . 本文を読む
AACR(米国癌学会)の会報誌であるCancer Epidemiology, Biomarkers & Preventionに9月3日掲載された英国の4つの大学からの合同研究によると、前立腺がん患者とそうでない人びと計9,000人を調べて評価したところ、身長が10センチ高くなれば前立腺癌に罹患するリスクが6%上がった。これは他の確定した要因と比較してわずかなリスクであり、定期検査などの臨床にすぐに . . . 本文を読む
マウスにおける劇的な副作用軽減効果により、化学療法中の断食の臨床試験が南カリフォルニア大学において2カ月内に開始される。化学療法受ける膀胱癌および肺がんの患者において、3日間もの間、水以外は摂取しない試験群が試される。
この研究を行ってきた同大学のLongo医師によると、カロリー制限は、細胞増殖を送らせ、ストレス抵抗性を増強し、老化によるダメージから防御すると広く考えられており、あらゆる生物にと . . . 本文を読む
副作用少なく、大腸癌患者の生存期間を大幅に延長したDavanat(ダバナット)の乳癌治療に対するIND申請がFDAに承認された。
前臨床試験で、化学療法を併用してDavanatは転移乳癌マウスの腫瘍増殖を有意に減少させた。類似の試験ではマウスの体重増加によって毒性をも低下させたことが示された。
「われわれのゴールは癌患者の生存を延長し、QOLを向上させることである」と、製造開発元であるPro-Ph . . . 本文を読む