新たな癌ワクチンGVAXが膵臓癌患者の生存に有効であるとみられることが2007年Gastrointestinal Cancer Symposiumで発表された。ワクチン治療を受けた患者の生存は、平均27ヶ月であった。ワクチンは癌患者の免疫機能を増強し、癌と闘う力を養う。Gvaxは、放射線を照射によって増殖不能にし、かつ免疫細胞が癌と闘うように誘発する遺伝子組み換えされた膵臓癌細胞を用いたワクチンで . . . 本文を読む
継続的なしゃっくりの原因が食道癌であるとわかったカーラさんは、医師から治癒は見込めないことを宣告された。拡がっていく癌に対して1年余り効果の見られない治療をした後、中国で行われている遺伝子治療Gendicineの記事を目にした。医師らは研究室で遺伝子を特定し、その遺伝子が欠損している遺伝子コピーを持つ細胞に注入する。遺伝子の欠陥や欠損が癌化の原因となるとされる。Gendicineの遺伝子治療はさま . . . 本文を読む
インドのスパイス、クルクミン(ターメリック、ウコン)はインドでは500年前から薬として用いられ、現在PubMedでみつかる論文は1700以上に上る。抗酸化、抗炎症、抗ウィルス、抗バクテリア、抗菌作用を持ち、アルツハイマーや慢性疾患、癌と多岐にわたる。このスパイスは、あまりに多種の経路に影響するため、ときには間違ったスイッチにヒットすることもあるかもしれない。
1990年からこの研究の主研究者であ . . . 本文を読む
2つの試験結果の相違はなにか 元記事、および【1】 の続き
NEJM試験では、31,000人がスパイラルCTを受け、484人の肺癌が見つかった。現在、米国の肺癌患者の生存率は10%であるのに対してこの患者らは10年の生存率が80%であった。JAMAの試験で報告された死亡率は、検診を受けていない群で予想される死亡率と同等である。
ほとんどの人は、『生存率が上がった』というと、死亡数が減少した . . . 本文を読む
2つの試験結果の相違はなにか
昨秋のNEJM誌では、スパイラルCT検診(3次元肺X線画像の一つ)が、肺癌を治癒可能なものにするとのニュースを伝え、先週のJAMA誌では、スパイラルCT検診は有効でないだけでなく、実際には有害であり、リスクのある外科手術を不必要に受けることになると結論付けている。わが国の権威ある医学誌のこの2つの正反対の結果はどこから来るのか?それを解明するには癌スクリーニングの目的 . . . 本文を読む
GlaxoSmithKline社のタイカーブ(ラパチニブ)[Tykerb (lapatinib)]がカペシタビン(ゼローダ)との併用で、Her2陽性の進行した転移乳癌に承認
FDAニュース
Tips記事1 2
新癌翻訳リファレンス ラパチニブ ラパチニブ2
NCI臨床試験結果 ラパチニブ
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CTスキャンによる肺癌スクリーニング(検診)は、その疾患による死亡率を低下させることがないだけでなく、一部の個人においては不必要に侵襲的な治療を受けさせることになることが、新たな調査研究で示唆された。
CT技術は、現喫煙者および喫煙経験者において肺の中の微小な腫瘍まで感知できることから、スクリーニングツールとして多大なメリットを生み出してきた。2つの進行中のランダム化試験-NCI支援Nationa . . . 本文を読む
Clinical Trial gov.(NCT00312819)
臨床試験タイトル:「進行NSCLCに対するシスプラチン、ナベルビン+/- disulfiramランダム化第2相試験(第3相)」 2006年12月
最近の実験で、disulfiram[ジスルフィラム](商品名Antabuse)がマウスにおいて肺癌の転移と増殖を顕著に阻害することが証明された。in vitro の細胞における研究では、 . . . 本文を読む
医療者に知ってほしい-告知の際の患者の気持ち
患者さんデザインのPDFファイルが作成されました。
ぜひ、プリントアウトしてご利用ください。
SPIKES-悪い知らせを伝える際の6段階のプロトコル:癌患者への応用
『海外癌医療情報リファレンス』サイトより
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