2007年9月20日、ヨーロッパで、第1選択治療のアントラサイクリン(ドキソルビシンやエピルビシン)またはイホスファミドに奏効しない、または適格でない進行/転移性軟部肉腫患者にtrabectedin (Yondelis, PharmaMar社)が承認された。
これまで標準化学療法に奏効しなかった患者に対して40種類以上の薬剤が試みられてきたが有効なオプションがなかった。Trabectedinはも . . . 本文を読む
血管破壊剤ASA404 非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するカルボプラチンとパクリタキセルにASA404(1,800mg/㎡)を併用するシングルアーム第2相試験で良好な結果が第12回世界肺癌カンフェレンスで発表された。生存期間中央値は14.9ヶ月、腫瘍進行までの期間中央値は5.5ヶ月、奏効率37.9%であった。扁平上皮癌も非扁平上皮癌も、忍容性は良好で安全性も同等であった。
ASA404は、す . . . 本文を読む
ヒスタミン H2受容体拮抗剤シメチジン(タガメット)について書いたことがありません。ざっと論文検索をかけても肯定否定的結果含めさまざまな癌で抗癌作用についての論文が数多くあり、日本の最近の研究報告が相当に多いです。検索はcimetidine→PubMed
シメチジンは驚くべき抗癌薬である。しかし、それを発見したSmith Kleinは、シメチジンの特許が切れてからは貝のように口を閉ざし、 . . . 本文を読む
子宮頸癌生存者は後の発癌リスクが増加することがJournal of the National Cancer Institute誌11月7日号に発表された。「子宮頸癌生存者において後の2次発癌の増加は以前から報告されていたが、非常に長期の生存者における全体および臓器別リスクは明らかではなかった。」
研究では、104,760人の子宮頸癌生存者において40年以上にわたって追跡調査された。全解析で、生存者 . . . 本文を読む
1家族性大腸腺腫症(FAP)(家族性ポリポーシス)・・遺伝性で、10代から多数のポリープが発生する。100個以上みられるのが特徴。
2遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)・・ポリープがない、またはそれほど多く現れなくても遺伝性の癌と見られる場合。
大腸がん、胃がん、子宮内膜がん、腎盂がん、尿管がん、小腸がんなどが関連癌。30~40代と若くして発症することが多い。
(大阪中央病院)
・がん情報サ . . . 本文を読む
JNCI2007年10月9日号Memo to the Media
前立腺癌の治療法が心疾患による死亡リスクの増加と関連
進行および局所前立腺癌患者に対するアンドロゲン枯渇療法は、外部照射放射線治療と併用で生存期間を向上させる。しかし、一方で、メタボリックシンドロームを引き起こし、2型糖尿病や冠動脈疾患のリスクを高める。
ハーバード大学の研究によると、前立腺切除手術を受けた3,260人、放射線治療や . . . 本文を読む