2007年7月7日ESMO(欧州臨床腫瘍学会)カンファレンスのポスター発表で、癌細胞内でのみ選択的に増殖するように組み代えられた単純ヘルペスウィルスの一種であるMediGene社のNV1020が初期臨床試験で有望であると報告した。試験は米国の7つの主要癌センターで行われた(試験責任医師はサンディエゴのカリフォルニア大学Tony Reid医師)。安全性と有効性の初期報告および進行中の試験からの肝転移のある大腸癌患者の症例報告がなされた。
肝臓周囲10箇所以上と両肺4箇所に転移が認められた症例では、週一回4週間血中にウィルスを直接注入し、その後化学療法を2サイクル行った。6ヵ月後、肝臓ではほぼ腫瘍が消失していた。この患者は12ヶ月生存した。
この療法は忍容性が非常によく、安全で、過去の化学療法に奏効しない肝臓に転移した大腸癌患者を対象に現在試験が行なわれているが、これまでのところ有望であり、全生存率の改善を果たしたいと語った。原文記事
参考:薬事日報記事、PubMed単純ヘルペスウィルス、
肝臓周囲10箇所以上と両肺4箇所に転移が認められた症例では、週一回4週間血中にウィルスを直接注入し、その後化学療法を2サイクル行った。6ヵ月後、肝臓ではほぼ腫瘍が消失していた。この患者は12ヶ月生存した。
この療法は忍容性が非常によく、安全で、過去の化学療法に奏効しない肝臓に転移した大腸癌患者を対象に現在試験が行なわれているが、これまでのところ有望であり、全生存率の改善を果たしたいと語った。原文記事
参考:薬事日報記事、PubMed単純ヘルペスウィルス、
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