膵臓癌に対するアバスチン/タルセバ/ゲムシタビンの併用が有望であるとロッシュ社による第3相AVITA (BO17706) 試験の2008年ASCO年次総会で報告された。
この試験には607人の転移膵臓癌患者が参加し、一次治療としてタルセバ/ゲムシタビン治療またはタルセバ/ゲムシタビン+アバスチン(2週毎5mg/kg)治療に割り付けられた。試験は、エンドポイントである全生存率(OS)の達成は適わなか . . . 本文を読む
2型糖尿病に最も一般的に処方される経口薬メトホルミンは、術前化学療法中に本剤を投与された糖尿病を患う早期乳癌患者の病理学的完全奏効率の改善に有効であるとの可能性があり、新たな癌治療の薬剤を今後探求するうえで道筋となるものである、とテキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターの研究者らはASCOで発表した。
昨年、メトホルミン投与を受けた糖尿病患者は予後の改善だけでなく、発癌率の低下がみられたとい . . . 本文を読む
初期大腸癌患者の一部は化学療法を受けるべきでない/メイヨー 記事
イレッサ、ホルモン療法との併用で転移性乳癌の治療に有望/MDアンダーソン 記事
治療薬エベロリムス(RAD001)が腎臓癌の進行を妨げる/スローンケタリング 記事
急速進行性リンパ腫に対し、標準治療にEpratuzumabを追加することで有意な全奏効率が得られる/メイヨー 記事
セレブレックス、肺癌化学予防臨床試 . . . 本文を読む
急速進行性リンパ腫に対する標準治療+Epratuzumabで有意な全奏効率
標準治療のR-CHOP にEpratuzumab(エプラツズマブ)を加えた治療に95%の患者が奏効したことが明らかになった。R-CHOPとは3種類の化学療法剤(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン)とステロイド剤のプレドニゾンおよびモノクローナル抗体であるリツキシマブの併用である。
びまん性大細胞型B細胞リ . . . 本文を読む
国際多施設共同第3相臨床試験での新たなデータによると、実験的標的療法としてのエベロリムス(RAD001)が他治療では悪化した転移性腎臓癌の患者において、癌の進行を有意に遅らせることがわかった。本研究の主任でありスローンケタリング記念がんセンター(MSKCC)からASCOにて発表。
エベロリムスは1日1回経口投与による療法で、腫瘍細胞分裂、細胞の代謝、および血管新生の中心的な調節因子として作用する . . . 本文を読む