10月20日、米国対がん協会(ACS)はがん検診推奨の姿勢を変更することをニューヨークタイムズ紙が報じています。
これまでほとんどの癌検診に対して断固として擁護的立場をとっていた米国対がん協会(ACS)が多くの癌、特に乳癌と前立腺癌において検診の有益性は過剰に伝えられてきたと表明するに至った。
乳癌および前立腺癌検診は実際には、命を脅かす癌を見逃す一方で、多くの微少な癌に対して過 . . . 本文を読む
オバマ大統領就任直前に送られたFDA科学者からの機能「崩壊」についての内部告発
連邦の科学者グループは、FDAの広範囲の不正行為についてオバマ政権移行作業チームにクレームを直訴する書簡を送った。
この書簡の中には、「この手紙はFDAの医療機器のための審査過程が現在のFDAのマネジャーらによって崩壊し、歪められてきたことをあなたに知らせることを目的としています。その結果、アメリカ国民を危機にさら . . . 本文を読む
一流の米国系製薬会社は臨床試験の場を急速に海外へ移しており、倫理や品質管理のほか、現地で得られた知見の科学的有用性を米国人に反映させることに疑問の声が上がっている。
デューク大学臨床研究所(DCRI)の研究者らによると、多くの臨床試験が東欧およびアジアの発展途上国で実施されているが、これらの国は米国の試験参加者よりも貧しく、教育水準も低いことが多い。
「FDAはそのような試験を監視することになって . . . 本文を読む
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癌闘病全般に関する深みのある内容を患者・家族にわかりやすく解説されたガイドブックとしてご紹介します。
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『海外癌医療情報リファレンス』の立ち上げからの紹介記事が「がんサポート」誌4月号に紹介されました。
「最新がんトピックス」記事も連載開始です。
がんサポート 2008年 04月号 [雑誌]創英社このアイテムの詳細を見る
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国立衛生研究所(NIH)は、ピアレビュー医学雑誌に掲載されるNIH出資のすべての研究論文を4月からPubMed Centralで無料公
開する方針を明らかにした。
PubMed Central
一般の人々、医療従事者、教育者、研究者、他に向けて、すべてを公
開することは科学の進歩および人類の健康に貢献するものである。
300以上の科学誌が賛同しており、その中には12ヶ月以内の差し止め期間
が設定 . . . 本文を読む
著者は元New England Jouranl of Medicine編集者医師マーシャ・エンジェル氏
米国の医療の現状に対する告発と提案
【1】製薬会社が作り出しているのはゾロ新薬ばかりで、画期的新薬はわずかしかない・・同じ種類の薬剤を比較する臨床試験がほとんど行われない。実際に比較した例では古い薬剤が一番有効であった。
【2】本来規制するはずの製薬業界に、FDAが隷属している・・審査費用を製 . . . 本文を読む
腫瘍増殖には血管新生が必須であることを1960年代に発見し、癌治療に大きな影響を与えてきたボストン子供病院(ハーバード系列)のDr.フォークマンが死亡したとハーバード大学医学部が報じた。
カナダの会議に向かう途中、乗り換えの空港で心臓発作で倒れた。74歳であった。
真の科学的パイオニアであるフォークマン氏の理論は「血管新生阻害療法」と呼ばれ、現在、アバスチンはじめとする10種類以上の血管新生阻害剤 . . . 本文を読む
日本臨床腫瘍学会(JSMO)が欧州臨床腫瘍学会(ESMO)公式機関誌で、オックスフォード・ジャーナル発行のAnnals of Oncology(Ann. Oncol.)誌に2008年度より正式参入することが決定。同誌はJSMOの公式学会誌となり、すべての日本の会員はオンラインで閲覧可能となる。発行部数は約15,000となり、2名のAssociate Editor(共同編集者)と新たな12名のEdi . . . 本文を読む
『海外癌医療情報リファレンス』のM.D.アンダーソン記事の監修にM.D.アンダーソンがんセンターの上野直人医師が加わってくださることになりましたので、著書を紹介いたします。最高の医療を受けるには患者はどうすればいいのか、実践的なお話が書かれています。チームオンコロジー.Comでもご活躍中です。
最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)上野 直人講談社このアイテムの詳細を見 . . . 本文を読む