水心子 正秀(すいしんし まさひで)
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彼が後世においても評価されているのは、ご存知の通り、その鍛錬技術が秘伝とされていた時代に、現在の教科書としての役割のように、その技術を十数冊の本として刊行し、公開したことである。門弟も百余人を数え現代に繋がることです。
「復古刀」の流れを作った人でありますが、 その技術を人に教えるということは、その実、伝えきれない幾多のものをも内在していた人ではないのだろうかと私は思うのです。
現代の昨刀が、彼のと比べてどうかは、浅学のため判りません。
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さて、天下の名刀と言えば
「桑名江」 (くわなごう) 現在は、京都国立博物館に展示されています。何回みても、ガラスケース越しでは何も判りません。
これは、その昔、この桑名で発見されたものですか、誰が、どんな経緯でそれがなったのかは、中々わかりません。
ただ、これ「無銘」なのです。 名前が入ってない。
これが現在、日本一の刀です。作者はその郷義弘。
本阿弥さんが発見?
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他人様に物事を教えることは、つまり同時に自分も習うという「意味」において非常に有難いことだと思っております。
自動車の運転を教える時には、いかに安全に運転することを伝えるわけですが、そこで自分自身もまた習うことと同じです。
人に教えれれば、教える度に、自分自身も向上してゆくのは実感として判ると思います。
これは私がこの講座を行っている理由でもあります。
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日本刀の話で言えば
刀匠でないと理解出来ないこと、
研師でないとわからない世界があるようです。
それを文章で読んでも、実は理解出来ないけれど、現在人はそれで理解していると勘違いします。これは、どんな分野でも同じです。
ハリオのV60が「ネルドリップ」の味だといいますが、世界中で一体、誰か一人でも本物のネルドリップ営業からV60に変えた馬鹿がいるでしょうか?
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焙煎機を前にし実際に操作しなければ理解出来ないことが多くあります。
そして、そこを理解出来ないと、その焙煎の核が理解出来ません。
宇宙ロケット製作には、下町の職人さんの技術が不可欠だと言われるように、実は、人間の持ってる各種センサーの方が多くの場面で優れています。
私が講座で伝えているのも、機械では決して出来ないことです。(しかし職人ザワではありません)
コーヒー焙煎に「職人ワザ」は必要ありません。
全てを把握しているか?いないかです。
全自動マシンなんてものの制御は、人間に比べれば非常に劣るわけです。
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コーヒー焙煎には、目に見えない要素が多くあります。
例えば「蓄熱量」です。これが制御出来れば、焙煎そのものを手の内に入れることが出来ます。これが当講座です。 日本で唯一です。
他所さんは、ガス圧、ダンパー位置、焙煎色で判断するようです。笑
他所の多くの焙煎講座は目に見える指標しか使いません。そして、それがほとんど間違った概念でで行われています。
「排気ダンパー」をもう得意になって操作してますが、一週間張り付けば嘘だと誰でも判ります。
そういう意味のない操作の中で、自分勝手に「中点」だ、「ニュートラル」だ、果ては「蒸れる」だなんて世界中で笑われているのです。整合性は何一つありません。
在れば、誰がその根本理論を提示して下さい。
どうも焙煎の世界では、理論がない、行き当たりばったりっで、何の一貫性もないデタラメを「職人技」と呼ぶようです。
「理論」「理屈」なんてのは一番簡単なモノです。それさえも説明できない人がいう「職人ワザ」など逃げに過ぎません。
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同じ釜で、同じ量のコーヒー豆を10回焙煎すれば、同じ数値が10回続いて、そこが普通の、当り前の出発点です。
それが出来なければ、【プロファイル焙煎】は絶対に出来ません。
どんなに偉そうな理屈を振り回しても、基本が出来てないのに、応用が出来るわけがないのです。
そして、その基本はとても簡単です。
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「ニュートラル」を追いかけるなんて噴飯な事言ってる人は最低最悪です。
関東・関西ではそれ(送風能力)自体が2割も違うわけですから、大笑い。
1週間に1回のメインファン掃除しない人は、理論なんて言う権利さえもありはしない。
何が本当で、何がニセものなのか?
誰でも理解出来ます。
「ニュートラル」なんて自由自在に変化させることが出来ます。何故?それを追いかけるのですか?
せめて、小学校高学年程度の理解度があれば、現在日本で言われている焙煎方法が間違ってるのは誰でも理解出来ます。
「焙煎とは水分を抜くことですよね?」なんて質問されれば、私は絶句します。
そんな事言い出せば、天麩羅もそう、お好み焼も、焼き芋もそう。
それなら、ガソリン・エンジン燃焼はエキパイから「水」を出すことですね。爆
「愛」とは耐えることですか?
一体、釜の中の現在の「水分量」はどう計測するのでしょうか?
「中点」なんて、ベテランは絶対に使いませんし、お弟子さんに対しても使用禁止な筈です。
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焙煎講座に参加される前に、是非一度考えて参加ください。
お金の無駄はさせたくありません。
「蒸れる」なんて私は出来ません。それが出来るとも思ってません。
「蒸れる」なら、崎陽軒のシューマイを投入すれば「フカフカ」で出てくる筈です。ハハハ
現在の日本語において「蒸らす」とはそういう意味です。
それ以外には絶対にないのですよ~~~~~~。 キ・チ・ガ・イです。
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他人様に物事を教える時に、「それは経験です。」なんてセリフは絶対に言えないわけです。その経験を省くために講習なのです。
30歳過ぎたら、他店で修行なんて意味はないのです。それ相応の人生経験があるわけです。昔10年掛かったものは。今は1年で、
それが講習なら一日で完了します。それは作業だからです。
あとは個人の努力です。それが身を結びます。
コーヒー焙煎は作業に過ぎません。並んで同じ操作を真似れば同じ仕上がりになります。
基本のそれを教えないのは、ただ心が狭いだけじゃないですか?