■実際、余生は紀野一義さんの本だけ読んでいれば私は幸せであろうが、その圧倒的広大で深遠な知識に何一つ追い付くことは出来ない。その人して未熟さを痛感しながら死ぬのも多少の抵抗感があるので、全く違う分野にはみ出しても、そこにもやはり先人がいる。
■ 何度も買う本もあります。新本はないのでほとんどは「日本の古本屋」というサイトで買っています。
■ もうこれは 文学書である。とても難解である。著者がこの5人を選んだ理由は凡人には全く分かりようがないし、時代違う。 私には「折口信夫」悲しみは分からない。著者は5人のパズルを解く鍵を明かしもしない。果たして解ける人はいるか❓
■紀野一義は巷に溢れる般若心経の本、それ自体が軽薄短小なので理解出来る訳がないと説く。勿論、般若心経の後ろには大般若経千四百巻が聳え立ってるわけだ。
1
■斎藤茂吉か? 私にとっては文学史上の歌人であり同時代性が無い。斎藤茂吉の呼吸までは分からない。
■ 浮谷東次郎の珍しい本です。
私は2世代も浮谷東次郎より後の世代だが、21世紀の今に読んでも彼の「青春」の輝きは失われていない。だから何年かに一度、フト読み返したくなるのだ。
1965年オイルマッサージ23歳で鈴鹿に散った早すぎる人生を多くの人が惜しんだ。その後、彼のお姉さんも度々取材されている。もうその人もいない。モータージャーナリストと呼ばれる人達も彼のことは知らないから忘れさられる。
TOJIS ROOMは今もあるのか?
時代は去っていった。