先月から大都市圏以外の高速道路の通行料が一律1000円になった。
その他都市部の高速道路も軒並み割引拡充されてきている。
まあ、対象はETCで通行する普通車以下に限られているが。
という訳で、多少出遅れはしたがその恩恵に預かろうと、久しぶりのちょっと長距離ドライブに出かけることになった。
行き先は、U字工事でおなじみの?栃木県である。
というか、当初決定された目的は宇都宮で餃子を食うことだったんだが。
ほとんど渋滞なくサクッと東北道を北上、今までと比べれば格安の料金で鹿沼ICに到着、そして宇都宮市内。
まずは駐車場を探し、目に入った立体駐車場に飛び込んだ。
この日も友人のヴィッツ(ルーフキャリア付)を借りていたため、立駐に入れるか不安だったがギリギリ入れた(らしい。俺は運転してたので見られなかったが)
で、チケットを受け取るなり管理人のおっちゃんに言われた。
「今日は餃子(食いにきたの)かい?」
うっ…完全に読まれているなまあ真昼間に男4人が来たとあっちゃそれくらいしかないわな。
という訳で、長崎屋の地下にある来らっせという、市内のほとんどの餃子店の餃子が食えるという夢のような施設に突入。
ここでは毎日日替わりで7種類のお店の餃子が食べられるというシステムになっており、まずは迷わず全種類注文。つっても周りの人達も大抵幾つもお皿並べてたらふく食ってるからそんなに凄いことでもないんだけどね。
アルコール0.00%というドゥライヴのお供?キリンフリーという炭酸飲料(←本当にこう書いてある)片手にガッツリ食い、まずは満腹となった。
しかし、早速目的を果たしたとはいえこのまま帰るのでは味気ない。
と、友人が関東温泉ガイドブックで近郊の温泉を検索、行ってみることに。
途中、山並みを抜けてようやっと辿り着いた温泉がまさかの閉館、もはや施設名すら忘れたが「この時期の土曜にありえねーだろ…」と全員文句を言いつつ次の施設を検索。
でやってきたのが鹿沼市にある宿泊施設、ウェルサンピア栃木内の温泉「華ゆらり」。
この日は雨降りで、かつ屋根なしで雨降り放題だったため露天風呂は断念したが、内湯だけでも500円という入浴料を考えたら十分満足できたかな。
さあ、昼飯、入浴とくれば、次に来るものを言えば・・・
どう考えても夕飯だよね。
そんな基本に忠実な男4人が向かったのは、ラーメンが有名な佐野市。
プレミアムアウトレットを横目に、というかそちらはほぼ眼中になく佐野市街にまっしぐら。
ただ、まっしぐらはいいが肝心のラーメン屋をまだ調べてなかったりしたんだが…
しかも、「マとりあえず市の中心部に行けば沢山あるだろ…」とたかをくくったはいいが、中心部は夜19時にしてラーメン屋というか店自体があまりないというか、街が地元の22時過ぎ位の静けさという感じ…
駅前をウロチョロするもこれといったお店が見つからず、友人が見つけた中華料理店に入ることにした。
このお店、最初店員以外の人の気配がなく、正直最初はちょっと不安だったのだが…
個室に通され、メニューを見ると佐野ラーメンの他は至って普通の中華料理。
どんだけのもんか、ドキドキしながら他の炒め物などと共にラーメンを注文。
ところが、最初に出てきた炒め物を食べて驚いた。
ことのほかウマイ。
例えば、炒め物の中にニラが入っていたのだが、これがシャキシャキとしており、でも決して生ではないという絶妙な仕上がりになっていた。
一つ思いだした。
昔、横浜のどこぞのホテルの最上階に店を構える中華料理店の店長(確か)の技を見たことがあったのだが、その中で油通しという技を披露していた。
技といっても、少なくとも見た感じでは熱した油に野菜を通すだけなのだが、これをやった後炒めたピーマンを試食した時の不思議な食感。
シャキっとした歯ごたえが活きているのだが、生という訳ではない。
油通しというのは世間一般でも知られているようだが、それでもその絶妙を作るのは素人ではできないんだろう。
もしかしたらこれは本物を引いたか…?と思いつつ、ガツガツと食は進む進む。
そして、〆の佐野ラーメン。
これが、それまでの中華料理と趣がガラッと異なる。白湯と醤油の中間のようなスープの中に浮かぶふぞろいの手打ち麺、メンマにワカメ、そしてチャーシュー。
これでもかという位シンプルなラーメンは、しかし、先に食べた中華料理同様絶妙な味わい。
世に「こってり系」など、様々なエッセンスを詰め込んでおいしいと言われるラーメンは数あるが、これだけシンプルなやり方で美味いと思わせるのは、逆に卓越した技術が無いと出来ない芸当なんではないか。
久しぶりに「これぞ中華料理、いやこれぞ料理」という夕飯を堪能し、満足して個室を出た俺の目に飛び込んだ一枚の写真。
それは、恐らくは戦前に撮られたものなのであろう、昔の作りのカウンターの前に並んだ料理人や給仕の白黒写真であった。
他の写真で、木造の懐かしい感じの建物に掲げられた看板からこのお店の名が読み取れ、なるほどと思った。
この中華料理店の名前は「角半(かどはん)」。実に創業100年を数える老舗だったのである。
いつの間にか他の個室でも団欒が繰り広げられる中、レジにて会計。店員に「また来ます」などと言いつつ店を後にした。
とこういった感じで、今回栃木県の奥の深さ(とりわけ美味しさ)を知って満足のドライブであった。
しかし、我ながら食い物の話になるとやたら長くなってしまう感じがするのは気のせいか…?全部読まれた方ご苦労様です。
その他都市部の高速道路も軒並み割引拡充されてきている。
まあ、対象はETCで通行する普通車以下に限られているが。
という訳で、多少出遅れはしたがその恩恵に預かろうと、久しぶりのちょっと長距離ドライブに出かけることになった。
行き先は、U字工事でおなじみの?栃木県である。
というか、当初決定された目的は宇都宮で餃子を食うことだったんだが。
ほとんど渋滞なくサクッと東北道を北上、今までと比べれば格安の料金で鹿沼ICに到着、そして宇都宮市内。
まずは駐車場を探し、目に入った立体駐車場に飛び込んだ。
この日も友人のヴィッツ(ルーフキャリア付)を借りていたため、立駐に入れるか不安だったがギリギリ入れた(らしい。俺は運転してたので見られなかったが)
で、チケットを受け取るなり管理人のおっちゃんに言われた。
「今日は餃子(食いにきたの)かい?」
うっ…完全に読まれているなまあ真昼間に男4人が来たとあっちゃそれくらいしかないわな。
という訳で、長崎屋の地下にある来らっせという、市内のほとんどの餃子店の餃子が食えるという夢のような施設に突入。
ここでは毎日日替わりで7種類のお店の餃子が食べられるというシステムになっており、まずは迷わず全種類注文。つっても周りの人達も大抵幾つもお皿並べてたらふく食ってるからそんなに凄いことでもないんだけどね。
アルコール0.00%というドゥライヴのお供?キリンフリーという炭酸飲料(←本当にこう書いてある)片手にガッツリ食い、まずは満腹となった。
しかし、早速目的を果たしたとはいえこのまま帰るのでは味気ない。
と、友人が関東温泉ガイドブックで近郊の温泉を検索、行ってみることに。
途中、山並みを抜けてようやっと辿り着いた温泉がまさかの閉館、もはや施設名すら忘れたが「この時期の土曜にありえねーだろ…」と全員文句を言いつつ次の施設を検索。
でやってきたのが鹿沼市にある宿泊施設、ウェルサンピア栃木内の温泉「華ゆらり」。
この日は雨降りで、かつ屋根なしで雨降り放題だったため露天風呂は断念したが、内湯だけでも500円という入浴料を考えたら十分満足できたかな。
さあ、昼飯、入浴とくれば、次に来るものを言えば・・・
どう考えても夕飯だよね。
そんな基本に忠実な男4人が向かったのは、ラーメンが有名な佐野市。
プレミアムアウトレットを横目に、というかそちらはほぼ眼中になく佐野市街にまっしぐら。
ただ、まっしぐらはいいが肝心のラーメン屋をまだ調べてなかったりしたんだが…
しかも、「マとりあえず市の中心部に行けば沢山あるだろ…」とたかをくくったはいいが、中心部は夜19時にしてラーメン屋というか店自体があまりないというか、街が地元の22時過ぎ位の静けさという感じ…
駅前をウロチョロするもこれといったお店が見つからず、友人が見つけた中華料理店に入ることにした。
このお店、最初店員以外の人の気配がなく、正直最初はちょっと不安だったのだが…
個室に通され、メニューを見ると佐野ラーメンの他は至って普通の中華料理。
どんだけのもんか、ドキドキしながら他の炒め物などと共にラーメンを注文。
ところが、最初に出てきた炒め物を食べて驚いた。
ことのほかウマイ。
例えば、炒め物の中にニラが入っていたのだが、これがシャキシャキとしており、でも決して生ではないという絶妙な仕上がりになっていた。
一つ思いだした。
昔、横浜のどこぞのホテルの最上階に店を構える中華料理店の店長(確か)の技を見たことがあったのだが、その中で油通しという技を披露していた。
技といっても、少なくとも見た感じでは熱した油に野菜を通すだけなのだが、これをやった後炒めたピーマンを試食した時の不思議な食感。
シャキっとした歯ごたえが活きているのだが、生という訳ではない。
油通しというのは世間一般でも知られているようだが、それでもその絶妙を作るのは素人ではできないんだろう。
もしかしたらこれは本物を引いたか…?と思いつつ、ガツガツと食は進む進む。
そして、〆の佐野ラーメン。
これが、それまでの中華料理と趣がガラッと異なる。白湯と醤油の中間のようなスープの中に浮かぶふぞろいの手打ち麺、メンマにワカメ、そしてチャーシュー。
これでもかという位シンプルなラーメンは、しかし、先に食べた中華料理同様絶妙な味わい。
世に「こってり系」など、様々なエッセンスを詰め込んでおいしいと言われるラーメンは数あるが、これだけシンプルなやり方で美味いと思わせるのは、逆に卓越した技術が無いと出来ない芸当なんではないか。
久しぶりに「これぞ中華料理、いやこれぞ料理」という夕飯を堪能し、満足して個室を出た俺の目に飛び込んだ一枚の写真。
それは、恐らくは戦前に撮られたものなのであろう、昔の作りのカウンターの前に並んだ料理人や給仕の白黒写真であった。
他の写真で、木造の懐かしい感じの建物に掲げられた看板からこのお店の名が読み取れ、なるほどと思った。
この中華料理店の名前は「角半(かどはん)」。実に創業100年を数える老舗だったのである。
いつの間にか他の個室でも団欒が繰り広げられる中、レジにて会計。店員に「また来ます」などと言いつつ店を後にした。
とこういった感じで、今回栃木県の奥の深さ(とりわけ美味しさ)を知って満足のドライブであった。
しかし、我ながら食い物の話になるとやたら長くなってしまう感じがするのは気のせいか…?全部読まれた方ご苦労様です。
↓これを使うべか?
http://www.jreast.co.jp/torenta/cp/index.html
マそれはともかく、二千円レンタカーに組み合わせて栃木方面に行くなら週末日帰りパスの方になりますかね。もう片方のは仙台とかもうちょっと遠出で威力を発揮しそうなんで。
で、乗り捨ては別料金になりそうなので、宇都宮で車を借り、南下して佐野で昼飯、北上して温泉、宇都宮で車を返して餃子とカクテルって所ですかね。
まあ帰りの電車が危なそうですがその辺は気合で…!?
コスト重視なら、やはり日帰りが無難ですかね。宇都宮以外なら、軽井沢辺りはどうかな?
帰りがもっと厳しいかな…
もちろん東北新幹線はフル活用が前提なんだけど、東海道新幹線が使えないのはどうしても足枷になるね。