或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

録画忘れと擦り傷

2010年08月12日 | 2007-12 帰国後つれづれ
こだわりライフヨーロッパ、再放送を待つとします
昨夜は、録画予約を入れる入れないの意識が消し飛ぶほど
こどもが転んだケガで頭がいっぱいになってしまいました。


昨日の夕方、食料品の買出しにネットスーパーばかりではダメかな、
子供も外気を吸ったほうが良いかな、とここ数日鼻風邪を引いて
家で過ごしていた子供を連れて外出。

お盆を迎えて、値引きになった水着を試着させて可愛らしいピンクの
ワンピース型を購入。地下に降りて、食品も買い込み、ようやく1時間
ほどの買い物を終えて、帰りのバスに乗り込もうと外へ出ると日暮れて
薄暗くなっていました。

ショッピングセンター脇の歩道は、色んな理由で舗装をはがしては埋める
を繰り返したアスファルトでデコボコ。雨水の排水用の金ブタがあったり、
下水道の石蓋部分が盛り上がっていたり、本当につまづくものがたくさん。

バスまであと3メートルくらいのところで派手に転んだわが子。
後で聞けば、「家に帰れる、早く帰りたい」と思うあまり慌てたという。

母親の買い回るのが退屈でノドがかわいたと言っていたのが不憫で
りんごジュースを飲ませたあと、両手に買い物袋を提げた私は、
「じゃぁ、それちょっと持ってて」とペットボトルを持たせたことを
帰宅して悔いました。

ジュースを後生大事に胸の前で抱えていたわが子は、肘と膝でガッツリ着地。
それはもう、見るだに痛そうなひどい擦り傷。傷口の深かった肘からは、
血がドーム型に膨らんでいました。

車中で、とりあえず泣くのをやめるよう説得。絆創膏を下手に貼るより、
そのまえに消毒もしたかったので、家まで我慢するよう更に説得。

でも、滴り落ちんばかりの傷口の液や道路の黒っぽいスス汚れのようなもの
を拭き取るために、除菌ティッシュがあったので「ちょっとしみるけどガマン」
と傷口に載せて吸い取り紙のように何枚も使って応急処置。

それだけでも少しほっとしたらしく安心した表情をみて、こちらも
すこし緊張が和らいだけれど、家に帰るとそんなケガをさせた自分が
嫌でたまらなくなりました。

こどもに荷物を持たせたのが間違いだった、手をつないでさえいれば
つまづいてもこれほどひどい傷にはならなかったろうに・・・と。

それは母親としては、胸騒ぎとして予期されたものだっただけに悔いました。
両手を前に合わせた姿にとっさの不安を覚え、バスが見えると急に走ろうと
前のめった背中に「走っちゃダメ!転ぶよ!!」と声をかけた直後でした。


ようちえんの夏休み中で、当分、一緒に行動するわが子のためにも
買出しは無理をせずネットスーパーを使えばいい、それはまだまだ
幼く疲れやすい子供のためならいい、と思いなおすことにもなりました。

実際に野菜を見て好きな袋をカゴにいれるのとちがって、品目をあらわす
写真1枚を信じて「カートにいれる」ボタンをクリックするネット購入。

値段は、1品目に1つとなりがちで、実際に行くより結局割高になることも
最近感じられてきたため、ネットスーパーに頼りすぎてるかしら?と
少しでも賢い買い物をしたい主婦なら自分の足で出て行かなくてはいけない
ような気がして繰り出したのですが、結果的に「ようちえんが始まって、単身で
外出できるようになるまでネット購入はアリだ!」と考えを改めました。

ひどい暑さで、建物と車と外気の温度の違いにさらされるたびに、何を
していなくても疲れを身体にためていくのは大人も子供も同じに違いなく、
湿度も高くて汗がドンドン出る気候を考えて、やはり大事をとろうと
思いました。


怪我は全力で手当てしています。

以前、「この子は夢中になると周りが見えなくなって、よく転ぶから」と
3千円分くらい薬局で傷口に当てるカット綿や防水フィルム、シリコン製の
絆創膏各サイズなどを買い込んでおいたのが役に立っています。

親が「こういうときはこうして手当てするのよ」と、子供時代に保健室で
手当てしてもらったのを見よう見まねながらも(あまり動揺を見せず)
「大丈夫だからね」と自信ありげに、きちんと処置してあげています。
そうすると、見ていて本当に安心するようです。

看護師さん風におどけて、「はい、おかあさん、ちょっと出ていてください。
さぁ、手当てしますよ。ちょっとしみるかもしれませんよ。がまんできるかな?」
などと声をかけると更に喜んで「がんばれる!」などと嬉しそうに笑います。


怪我をさせた後悔から泣く母親の涙にわが子も泣き、痛い思いをさせてしまったけれど
なぜかものすごく温かくて心が通う晩ごはんを二人で食べた夜でした。
母子の絆のようなものが深まった感じがして、母としてこどもと接して生きられる幸せ
を感じました。