現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

斉藤栄美 作、岡本 順 絵「ふしぎなおるすばん」

2020-01-21 08:33:21 | 作品論
 主人公の男の子が、一人でおるすばんをする絵本です。
 全体が「しりとり」になっていて、ページを開くたびに何が現れるか楽しみになる工夫が凝らされています。
 作中の「しりとり」は「しりとり→りんご→ごりら→らくだ→だちょう→うし→しろくま→まんとひひ→ひでお(主人公)→」と続き、最後に素敵なオチがついています(それは、読んでのお楽しみ)。
 作者は、シリアスなリアリズム作品、ラブコメなどのエンターテインメント作品、この作品のような絵本など、多彩な作品群を書き分ける豊かな才能に恵まれています。

ふしぎなおるすばん (えほんはともだち)
クリエーター情報なし
ポプラ社

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サキ「ある殺人犯の告白」サキ... | トップ | サキ「ラプロシュカの霊魂」サ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作品論」カテゴリの最新記事