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現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

板垣巴留「BEASTARS6」

2019-06-20 17:47:43 | コミックス
 この巻では、主人公のハイイロオオカミのレゴシ(高校二年生)をめぐる二人の女性のキャラが明らかになってきます。
 新城カズマ「ライトノベル「超」入門」(その記事を参照してください)によると、男性向けライトノベルには次のような主要キャラ類型があるそうです。
 メガネっ娘、妹、委員長、巨乳、貧乳、戦闘美少女、人造少女、ポニーテール、ツインテール、メイド、猫耳、ツンデレ、年上のおねーさん、エルフ、ロリ、ゴスロリ、どじっ子、ショートカット、お嬢さま、ボク女、オレ女、片目っ娘、車椅子娘、ショタコン、電波系。
 この作品のドワーフウサギのハル(高校三年生)には、年上のおねーさん、ロリ、貧乳、ツインテール、猫耳(ウサギ耳ですが)などのキャラが付与されていて、さらにビッチという最近はやりの強烈なキャラも用意されています。
 レゴシと同じハイイロオオカミのジュノ(高校一年生)には、妹、委員長、戦闘美少女などのキャラが用意されていて、さらに美人でスタイル抜群です。
 読者(圧倒的に男性が多いでしょう)は、彼女たち二人の中に自分の萌えるキャラを発見できる確率が高いので、女性関係にうぶなレゴシを通して、彼女たちと疑似恋愛をできるのもこの作品の魅力の一つでしょう。

コメント
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