この巻からは、主人公のハイイロオオカミのレゴシ(高校二年生)を中心に、恋愛関係をメインにした学園物から、突然バイオレンス物に変貌します。
レゴシが初めて好きになった年上の女の子(高校三年生のドワーフウサギのハル)が、裏市を仕切っている暴力団のシシ組に誘拐されたからです。
ハルは、シシ組のボスのライオンの生餌にされてしまうのです。
レゴシは単身(途中からは、レゴシを自分の患者(肉食獣なのに、草食動物に禁断の恋をしているのを病気だとみています)とみなしている、裏市の精神科医の中年パンダのゴウヒンが助っ人に現れます)シシ組にのりこみ、食べられる寸前だった(脳内で遺書も書きました)ハルを救出します。
性的にきわどいシーンもありますし、かなり残酷だったりグロテスクだったりするシーンもけっこうあります。
掲載誌が少年誌(週刊少年チャンピオン)なので、読者の保護者や教育関係者に対して大丈夫かなあと思ったりもしますが、性や暴力に対して漂白されて女性化している現在の男の子向けのコミックス(児童文学はさらに女性化していますが)の中では異彩を放っているのは間違いなく、講談社漫画賞やマンガ大賞を受賞していることを考えると業界でも評価されているのでしょう。
レゴシが初めて好きになった年上の女の子(高校三年生のドワーフウサギのハル)が、裏市を仕切っている暴力団のシシ組に誘拐されたからです。
ハルは、シシ組のボスのライオンの生餌にされてしまうのです。
レゴシは単身(途中からは、レゴシを自分の患者(肉食獣なのに、草食動物に禁断の恋をしているのを病気だとみています)とみなしている、裏市の精神科医の中年パンダのゴウヒンが助っ人に現れます)シシ組にのりこみ、食べられる寸前だった(脳内で遺書も書きました)ハルを救出します。
性的にきわどいシーンもありますし、かなり残酷だったりグロテスクだったりするシーンもけっこうあります。
掲載誌が少年誌(週刊少年チャンピオン)なので、読者の保護者や教育関係者に対して大丈夫かなあと思ったりもしますが、性や暴力に対して漂白されて女性化している現在の男の子向けのコミックス(児童文学はさらに女性化していますが)の中では異彩を放っているのは間違いなく、講談社漫画賞やマンガ大賞を受賞していることを考えると業界でも評価されているのでしょう。