![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/67/9a9b21a516137f038aca1f168928e90f.jpg)
ここに一枚の絵があります。鎌倉時代ぐらいの?絵巻物の一場面で、
武士が従者を連れて狩りにいくところだそうです。
馬に乗る者、徒歩で行くものがいますが、
ちょっと拡大してみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/77/e62417bc260edef1bdc56a47bad0c92f.jpg)
どうでしょう、前回の埴輪馬ではありませんが、
何とはなしに人と馬のバランスが悪いような
気がしませんか??
そうなんです、日本の馬は小さかったのです!かなり。
それゆえ日本では馬は力仕事には向かないものとされていました。
道理で、日本では馬車が生まれなかったわけです。
日本の馬が大型化したのは、明治以降にアラブ馬が
導入されて以来の話です。
では、もう一枚
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/36/4e477f9d6caafdad26e2c95d06623f4b.jpg)
これは合戦におけるフル装備の武士と馬です。
フル装備の武士の重量に、馬はおそらく30分程度
しか耐えられなかったと考えられます。
ましてや、上であんな大きな旗とか振られた日には(笑)
日本の合戦は短期決戦だったのでしょうかね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/8a/1c995b83b657f861cbfff2cb8b4c1069.jpg)
ちなみに、こちらの鞍上には正装した貴族がいますが、
足もとにご注目ください。なんと裸足です。
武士や庶民はおもにわらじや草履で、場合によっては沓で
馬に乗るのですが、貴族は裸足だったのでしょうか??
それともたまたまこの人だけ??大謎です。
ちなみに、この辺から民俗学の巨人、宮本常一の受け売りです(w)