もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

「五間堀」のアレチウリ

2009-07-28 13:39:11 | Weblog
  雨が止んで、東の風が涼しい。お昼で23℃。
 ミンミンゼミとヒグラシとアブラゼミが鳴いている。
 それぞれに趣が違うので、聞き入る雰囲気にはならない。

 先日、我家の前の「五間堀(ごけんぼり)」(低地排水路)の土手と水路の草が刈られた。
 DSCN2456.jpg
 この堀の目的は、水害を防ぐための排水。中央がマコモで水面はもう見えない。
 毎年、水の中ではマコモが3mほどに伸び、土手にはオオオナモミとアレチウリの外来植物が繁茂し排水の邪魔になる。
 ひどいときには、ナイヤガラの滝のようになって土手から水が溢れ、田や道路が冠水する。
 
 去年からこの時期と秋の台風シーズンに刈られるようになり、大型の排水機関場も一部稼動が始まっているというが、去年も冠水しているからまだ安心はできない。

 ところで、マコモは刈られた次の日には10~20cmは伸びてしまう。
 でも、それより気になるのが「アレチウリ」。
 これは根元から刈られると終わりだけれど、日当たりがよくなると次から次と新しい芽を出してたちまち伸びていく。
 DSCN2460.jpg
 ウリ科だからスイカやメロンやカボチャと同じような子葉をだしている。
 下手をすると9月ころでも芽を出し、10月には花を咲かせて刺のある実をつけるほど手のつけられないツル植物だ。
 DSCN2459.jpg
 本場もキュウリやヘチマとそっくり。
 DSCN2457.jpg
 土手の草が刈られて4・5日でこんなに伸びるのだ。

  一旦実ができて落ちると3年後までは順ぐりに発芽し、子孫を残そうとするする生命力。
 潮水をかぶる海辺から「ぼちぼち村」のある蔵王山麓の寒冷地でも平気で繁殖するこの力。
 このままでは、わが国の生態系が崩れそうな危機を感じる手ごわい相手。

 今だと手で抜けば簡単だ。
 暇を見つけては、せっせと引き抜こう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿