『世界ダウン症の日」に思う

　　今日３月２１日は「世界ダウン症の日」です。
　わが息子タカヒトは重度のダウン症です。

　気になるのが来月開始の「新出生診断」のことである。
　出生前の検査で障がいの有無がわかる。
　タカの時だって「血清マーカー検査」や「羊水検査」の方法があったが妻は受けなかった。

　タカが生まれた時は、産むのではなかったと思った。
　しかし、落ち着いてくるとそれは瞬間のことであった。
　今、彼は彼の人生を楽しみながら苦しみながら懸命に生きている。

　決して無駄ではない。
　脳性まひの知り合いは「障がいを持って生まれてきたが、生まれてきてよかった。」と言った。
　障がいがあろうがなかろうが、生まれてくる権利は保障されなければならないのだ。