もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

めずらしい人の訪問

2012-11-02 21:50:45 | Weblog
  妻と遅い朝飯を食っていたら「ごめんください」という声。
 なんと仙台で呉服商を営むNさんだ!!!<emoji code="a006" />
 
 以前彼は、主に学校を回って商いをしていた。
 時たま彼と話をする機会があって、彼の人生哲学のようなものに引きつけられ付き合いだした。
 いつのころからか年賀状も途絶え、風の便りで体調を崩していると聞いていた。

 そうしたら今朝、チラシを持ってひょっこりと。
 店をたたむので最後の売出しをするので、以前のようにお客さんの家を回っているのだそうだ。
 チラシには、「体調を崩し病院通いをしているから電話をしてからおいでください」と・・・
 
 へその辺りから管がのぞいている。
 腎臓が悪く人工透析を受け、心臓にはペースメーカーを入れているのだそうな。

 去りぎわ、お尻のあたりに集尿袋をビニールの買い物袋に包んでぶら下げている様子が見えて痛々しくもあったが、いかにも彼らしい最後の生き様を見る思いがした。

 「口と手が動くから」と元気だったころの車を運転して次の顧客に向かって行った。
 車を見送りながら、商品は買えないけれどもう一度会いに行こうと思う。