もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

妻の闘病記 147-妻のふるさと

2012-03-30 12:05:02 | Weblog
  きのう、妻が実家のあった中浜(山元町坂元)に行きたいと言う。
 20日には墓参りに行ったのだが、もう忘れていた。
 天気が良かったので海を眺めながら弁当を食べようと遠足気分で出かけた。
 常磐線旧坂元駅の跡にはこの時も5・6人が訪れていた。ちょっとした観光スポットになっている。

 実家のあった中浜は全戸流された。
 道路は途中陥没し幅10mくらいの水溜り(川?)があり、渡れない。
 何度も行ってみるが、見つけられない。 風が冷たいので車の中で昼食。
 
 あれから1年、目の前には穏やかな太平洋。
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 浜までは、道があり、家があり、畑があり、防潮林があり防潮堤があったのに・・・
 新しい浜ができていた。

 砂の上には
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 ホッキガイや
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 ムラサキイガイの殻が打ち上げられ始めていた。

 見回すと枯れ残った松の木と(向こうの台形はがれきの山)
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 旧中浜小学校が
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 モニュメントとして残った。

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 先祖の墓に“手を組んで”拝んでいた。

 帰りにおばの家により、励まされて病院に戻った。