もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

「自衛隊の国民監視は違法」と画期的判決!

2012-03-28 11:54:11 | Weblog
  26日の仙台地裁で、イラクへ自衛隊派兵反対集会などに参加したとことが「自衛隊情報保全隊」に監視されたとして107人の市民が監視行為の差し止めを求めた訴訟の判決が行われた。全国初めて。

 結果は「違法な情報収集」と認め、原告5人に対して「人格権侵害」を認定し計30万円の賠償を国に命じたが、監視活動の差し止めは却下した。

 画期的な判決ではあったが、弁護団は「監視活動の差し止め」が却下されことは一貫性にかけると控訴を決めた。
 
 ※情報保全隊 主な任務を防衛秘密の保護と漏えい防止とする防衛大臣直轄の情報部隊。社会保障や春闘など、国民のあらゆる運動を監視し、参加した人たちの名前や写真撮影など、プライバシー侵害をし、違憲・違法な活動を行っていることが判明。その後、陸海空の3自衛隊にあった情報保全隊は09年に「自衛隊情報保全隊」に統合され、10年には、民主党政権のもとで増員。

 生活と健康を守る会の我々の支部のMさんも原告の一人。
 昨日の支部の役員会でも報告してもらった。
 Mさんは、町の成人式で憲法について考えてもらうチラシを配っていたのを監視されていたそうだ。

 もう一人の原告、友人のシンガーソングライターのTさんは、集会で演奏しているところを監視されていた
という。表現の自由も奪われかねないのだ。
 今国会に提出が準備されている「秘密保全法案」や「国民総ナンバー制?」と相まって、国民を不信の渦に引きずりこんでしまう恐怖を感じる<emoji code="a003" />

 他人ごとではない、この人気のないブログにも“情報保全隊”の指が伸びているかもしれない。
 あなたの後ろにも彼らの影が寄り添っているかもしれないのだ。
 気をつけましょう。
 
 地元紙「河北新報」にも一面トップで載っていた。