読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

雪虫

2008-01-28 | 国内ミステリー
雪虫 (中公文庫)
堂場 瞬一
中央公論新社

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『俺は刑事に生まれたんだ―祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか?新警察小説。 』

某書店チェーンのおすすめだということで手に取った。
もうちょっと重苦しいのかと思ったらそうでもない。リーバス警部の重厚感を期待したのだが。
ストーリーは見え見えで、予定調和の世界だが、いちおう最後まで読ませる。

舞台は新潟。あまり知らない土地柄で、長岡がアメリカ軍の空襲で焼け野原になっていたことや原爆の投下予定地になっていたことなど知らなかったことが多かった。

著者はこれが2作目。1作目は(日本では売れない)スポーツ小説だったそうで、でもこの後もスポーツ小説と(広義)ミステリを交互に書いていく・・・。この作品もシリーズ化されている。2冊目を読んで読み続けるかどうか決まるかな。

スポーツ小説というジャンルがあるのに驚いた。日本のようにいろいろなスポーツを楽しんでいる国で、実録ならともかくフィクションでスポーツを読みたい人がいるのだろうか。事実は小説より奇なり。予定調和の世界より何があるかわからないホンモノのスポーツの方が面白いに決まっている。

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