伝道師の形見 近江八幡殺人事件実業之日本社Amazonで詳細を見る |
『伝建地区調査のために近江八幡を訪れた竹之内潤一郎は、旧知の刑事小比類巻ゆたかと再会する。京都で起きた老女の不審死事件を追ってきたらしい。ゆたかの依頼で共に調べ始めた潤一郎だが、今度は軽井沢で同様の事件が起きる。ふたりとも、有名な伝道師で設計家でもあったウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の家に住んでいたという。さらに屋内には、なにかを物色したあとが。はたして犯人が探していたものとは!? やがて事件は思いがけない展開を見せる……。』
書店で平積みしてあるのを見て、ヴォーリズ?・・・ん~~、聞き覚えがある・・・誰だったっけ? ま、いいか、買ってみよう、で買ってきた。
ヴォーリズ、聞き覚えがあるはずで、あの保存問題で一時マスコミをにぎわせた滋賀県豊郷町の小学校の設計者だった。あの小学校、結局どうなったんかなぁ?そういえば知らない・・・。
本書はヴォーリズの人と業績を上手に織り込みながら、殺人事件の謎も解いていく。
「伝建築探偵・竹之内」とやらは亜細亜福祉大学民俗学部助教授という設定。民俗学部ねぇ、、、民俗学的要素があったっけ?1作だけで判断するのもなんだし、ま、いいっか~。建築探偵、民俗探偵・・なんか聞いたことあるけどねぇ。
シリーズ3作目ということでお約束がわからないというハンディがあってもなかなか面白く読めた。(1、2作目は注文済み)
近江八幡にはぜひ行ってみたい!
秋月 達郎、全く知らない作家さんだったけど、Amazonで117冊売ってるところを見るとそこそこの作家さんだったのだということなのかな。
・ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 拙ブログ