読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

ピカソ青の時代の殺人

2005-12-24 |  佐伯泰英
ピカソ青の時代の殺人

角川春樹事務所

このアイテムの詳細を見る


『東京競馬場の駐車場で一台のロールスロイスが炎上、その中から死に化粧を施された異様な男の死体が発見される。男は西洋骨董店「四匹の猫」のオーナー・阿澄林成。事件を追う府中署刑事・夏苅真左の前に現れたのは、若き日のピカソが描いたと思しき一枚の絵だった!スペインへ飛んだ夏苅は、ピカソの"青の時代"の秘話に触れ、事件の核心へと迫るのだが…。国際色豊かに描く、壮大なサスペンス・ミステリー長篇。』

国内ミステリーと海外サスペンスを合わせた感じで読みやすく面白かった。
日本の警察官が海外でサスペンスに登場するってけっこうムリのありそうなプロットを纏め上げたのは賞賛に値する。
ちょいと齟齬もあるけど、許せる範囲。
続編を読みたいが、著者は闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際冒険小説執筆を経て、’99年から時代小説に転向しちゃったそうで・・・
ミステリを書く人ってけっこう時代小説を器用にこなす人が多いような気がするんだけど、書き方が似てるのかな。で、時代小説のほうが簡単なのかなヾ(・・ )ォィォィ

スペイン、なんとなく行きたい国のけっこう上位にある国だと思うけど、通りすがりの観光客でない生活人の目から見た今のスペインの姿が興味深い。
ピカソ、あまり好きではなかったけど、これを読んでますます嫌いに傾いたかも。大体生きてるうちに高値を呼ぶ画家ってどうよ?


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 伝道師の形見 近江八幡殺人事件 | TOP | 風流江戸雀 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries |  佐伯泰英