『九州肥後市で、市長選候補者の大曽根英隆が毒殺された。遺跡群に建設予定の大レジャーランド推進派と真っ向から対立していた大曽根だったが、彼は手帳に“邪馬台国”に関する奇妙なメモを残していた。大曽根は、何を伝えたかったのか!?熊本県警の菊池から相談を受けた警視庁の勝刑事は、15年前に起きた東京での心中事件を思い出した。それは、大曽根の姉・飛夢香が、邪馬台国研究家と密室状態の部屋で死んでいた事件だった。その当時から他殺の疑いを持ち続けていた勝は、壮と美緒の協力を得て二つの事件の関連を追うが…新たな殺人が!事件の鍵は『魏志倭人伝』に。古代史最大の謎と密室トリックの見事な融合。絶賛“歴史推理”書下ろし第3弾。 』
図書館で通りすがりに目に付き、再読。
久しぶりに魏志倭人伝の全文を読んだ。
ミステリとしてはトホホな内容で、深谷さんってこんな作家だったっけ?と思うのだけど、記憶は定かではない。
「邪馬台国の謎」はいまだに謎だけれど、なんとかならないものかしら。まあ、喧々諤々やっているとお仕事になるわけなのだけど。