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ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

息子と高千穂登山  その3(終)

2010年05月01日 21時40分29秒 | Weblog
 緊張しながら火口縁の「馬ノ背」を乗り越えました。
 あんまり記憶がありません・・・よっぽどだったんですね。

 「馬ノ背」からいったん下り、「御鉢」と高千穂峰の中間にある鞍部の「背門丘(せとお)」は、もっと広い記憶でしたが、これまた思いの外、狭く感じました。
 とは言え、緊張感はかなりほぐれました。

 ここはかつて霧島神宮の上宮があった場所です。
 周囲に樹木のない荒れ果てた場所に神社があったなんて信じられませんが、これは歴史的な事実であり、噴火によって焼失したと記録されています。

 ここで、ひと休みしながら、息子と高千穂峰へのアタックについて話し合いました。
 ここまでで、息子はだいぶ疲れていたようです。即座に「帰る」。
 実は、交通事故に遭い、今回、途中までリハビリを兼ねて登ってきていた娘がガレ場には至らず引き返していたことも気になっていました。

 せっかく・・・と思ったものの、前進だけできなく、後退する勇気も大事です。
 
 ただ、やっとほぐれた緊張感がまた・・・ 
 しかも、今度の「馬ノ背」は下りです。
 
 さらに、この時から風が強くなり始めました。
 一歩、一歩に気を付けて。
 登山道の両端ぎりぎりだけを見て。
 息子の歩き方を注意しながら。
 でも、会う人にはあいさつしながら。
 そして、写真も撮りながら。

 ガレ場はもう心配はありませんでした。



 さて、息子「恐い、きつい、しんどかった」と感想を言っていましたが、でも「また、登りたい」と。たくましさを感じました。
 足の痛みで引き返した娘も「きちんと治して私も絶対に登る。私、高所恐怖症じゃないから」と、頼もしい言葉。

 次なる高千穂登山の報告はいつでしょうか。

 
 
 

息子と高千穂登山  その2

2010年05月01日 21時29分35秒 | Weblog
 約30分でガレ場を登り切った時、私の前には噴火口である「御鉢」と登山道である「馬ノ背」、そのはるか向こうにそびえる高千穂峰でした。

 とても気持ちがいいと同時に、緊張感が走りました。
 高所恐怖症であることを思い出したのです。
 ガレ場は急な上り坂ですが、足場さえ気を付ければ、両サイドは30mほどあり、緊張感を味わいながら登れます。

 噴火口である「御鉢」の火口縁を歩いていく「馬ノ背」は、こんなにも狭かったかと思いました。32年前はまだ広く感じていたのですが・・・
 しかも、どんどん登っていきますし、足元は当然のことながら、砂利で滑ることがあります。

 励みは周囲に多くの登山者がいること。
 おじいさん・おばあさん、幼児が歩いています。

 さあ、前進、前進。 
 


息子と高千穂登山  ①

2010年05月01日 21時03分21秒 | Weblog
 高千穂河原からしばらく森の中を歩いた後、突然、眼前に出現する「御鉢」まで直線で登っていくガレ場。
 赤茶けた火山岩が露出しているおよそ40度の厳しい傾斜を登っていきます。

 低い山しか登ったことのない息子は、要領をなかなか飲み込めず、はいつくばるようにして登っていきます。

 このガレ場は航空写真で見ると、まるで血を流しているかのように見えます。
 要領をつかめば、ぼちぼち登ればいいのですが、慣れないと、滑落して本当に血を流してしまいかねません。

 登るにつれて、次第に傾斜は厳しさを増しているように感じます。
 しかし、新燃岳などの霧島連山や桜島などを見ながら登るのは、気持ちのいいものです。

 
 ただ、私、実は高所恐怖症です。
 ・・・ 忘れてました。 

さくらが咲いていましたよ。

2010年05月01日 20時49分37秒 | Weblog
 やっと私にも訪れたGW。

 息子と約束していた高千穂峰の登山です。

 高千穂峰は私にとっては32年ぶりの登山です。
 韓国岳などは何度か登っていましたが、高千穂峰はずいぶんとご無沙汰になってしまっていました。

 32年前は雲がかかり、馬ノ背からははるか下方に緑の森があったことしか覚えていません。頂上なんて何も見えませんでした。


 何日も前から、楽しみにし、天気予報も細かくチェックしてきました。

 予報で分かってはいても、今朝起きた時の天候はやはりうれしいものです。


 
 登山口の高千穂河原に向かう道路は、窓をあけていると、ちょっぴり涼しいです。
 
 鳥たちのさえすりもよく聞こえます。

 そんな時に車道にかぶさるようにして、花を咲かせている木に目がとまりました。
 さくら、です。

 間もなく高千穂河原なのですが、ここは標高970m。気候的には東北地方並なのでしょうか。
 
 うれしくなりました。
 

国鉄・宮之城線の今  496

2010年05月01日 20時08分55秒 | Weblog
 トンネルを出たので進むことにします。

 ガードレールのある短い築堤に続いて、切り通しになりました。

 ガードレールの部分は、495の山の写真でははっきりと写ってはいませんが、ちょうど写真中央の辺りになると思います。


 ここまで歩いてきて、築堤はけっこう草がぼうぼうとなり歩きづらいのに対して、切り通しはそこまでひどくしないのでけっこう歩きやすいことに気づきました。


 どちらにしても、1月にここを訪れてよかったのは、衣服に付着する様々な植物のタネがあまりつかないことでした。11月、12月はまだけっこう枝に残っていましたから。