堤防の上から線路があった方向を見渡しています。
どこに線路があったか分かりますか?
・・・ 分からないですよね。
針持駅を過ぎてからすぐに、路盤は圃場整備の中に消えていましたが、針持川の北岸に渡ってからも線路の痕跡は完璧になくなっていました。
今回の調査まで私は「この辺りのどこかに線路が通っていた」ことにして、その先ではっきりしている路盤とつないでいました。
この「分かったつもり」を明確にできたのが、今回の調査になったのですが、そのきっかけになった証拠を後で紹介します。
そして、国土情報ウェブマッピングによって、物証をつなぐ推測が確信に変わりました。
さて、ずいぶんとご託を述べてしまいました。
写真左側にアスファルト舗装の道路が左に折れています。
そこでXの文字を描くようにして、線路が右側から伸びてきて、写真奥へとつながっていました。
田んぼの中を奥へと伸びた線路の先には、小さく白い長方形の物体があります。
??? 分かりづらいという方のために、568では撮影角度を少しずらし、ズームにしてみました。