ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

残暑の釣り

2013-08-21 21:26:42 | 釣り
毎年のことですが、バラトでの淡水大会当日は、非常に暑さが強い日にあたります。土手で胴付きを履いていた釣り人が熱中症で運ばれた時に、一寸離れた所にいた私も暑さにやられて歩くのがやっとのことで車に戻り、知人から冷たい水を飲ませて貰っていましたので、介抱に行けず、Tさんと相談し救急車を呼んでやるのがやっとでした。

9月の最初の週でも、残暑がきつく、私の右で釣っていた同じ釣り会の高齢者のひとりが、竿を投げる様子がなくなり、横になったので駆けより、私一人で土手を抱えあげるのは無理と判断し、呼びだしたアイナメさんと二人で両脇を抱えて車に乗せ、家までおくったこともありました。

ご存知のように、水を1回に多量に摂ると急に吸収された水分を対外に排泄しようと尿の回数が多くなります。少しづつ、頻繁に飲むのが熱中症を防ぐコツです。ボーズになるからと、験を担いで梅干しを入れたおにぎりを食べない習慣にしていますが、夏には塩分補給に梅干しを欠かしません。

清田を流れる小川で行われた子供釣り大会の時には、熱中症を起こした子供を家族と一緒に川の水で濡らしたタオルで冷やしながら救急車を待ったこともありました。この時には、橋の下の日陰で休ませていましたが、バラト川岸には日陰が見当たらないと思います。おかしいと思ったなら、救急車を呼ぶことです。意識がもうろうとしている時には、水を飲ませると誤飲する危険がありますので注意して下さい。


鯉仕掛けでフナも釣る

2013-08-20 14:48:02 | 釣り
ボナさん、鯉の吸い込み仕掛けで本当にフナが釣れるの?との質問が有りましたが、事実釣れます。初め鯉釣りを学んだ時には、フナも鯉もウグイも同じ種類の魚だから吸い込んで咀嚼するのだろうと、何の疑問もなく教えを受け入れていました。地図を見やすくする為に、テンプレートを換えてみました。画面を大きくしてご覧ください。

バラトの交綸会の大会では、フナのみを対象とし審査しますが、いつも上位に入賞しているのは、ゲストの釣り人で皆吸い込み仕掛けを使う方々でした。8月4日の大会。30センチ以下のフナを10尾以上釣り上げていた私の傍で、鯉の吸い込み仕掛けで尺ブナを上げていたSさんから「フナの仕掛けでは、小さいのしか釣れないから、吸い込みにしなさい」と忠告されましたが、生憎鯉用の道具立てではありませんでした。

場所のせいかもと、Sさんの右手に移ったところ、潮込み(バラトは小樽の潮回りにリンクしています)も始まり入れ食いのように活性が上がったようでSさんに次ぐ釣果がありました。丁度今週末8月25日の大会は3週間後になりますので、干満は逆になります。佐藤札幌中央支部長よりファックスにて着手した大会の地図を掲載します。第60回道新杯争奪全道淡水大会の記念大会で大会長は塩田敏行さん、審査長は大杉拓雄さんです。詳しいことは、所属支部長よりお聞きください。

場所は、花畔大橋から真勲別までの範囲。オヤフルの旧ドライブイン前に集合。受付は25日午前3時30分から4時10分。開会式のあと、好きな釣り場に移動して、検印を受けた後、当番の手稲支部幹事の号令のもと、午前5時一斉に競技開始、締め切りは集合場所に正午12時まで。フナ2尾身長プラス10尾重量で、連盟の規定規約に定める魚種をもって審査が行われます。アカハラは30cm以上が重量の対象になります。私は、制限2本の竿を鯉仕様で臨んでみます。潮回りも引き潮で、水温も高く不漁でしょうから、鯉1尾釣れれば30位以内に入賞でしょうね。

レコンキスタ:Reconquista

2013-08-19 16:09:16 | 釣り
お盆参りのお坊さんが早朝お経をあげに来て呉れた。スーツケースが転がっているのを見て、旅行の話から、宗教上の闘いというのは口実で、実際は領土の争いではなかったのか、という話になった。お参りに回っていると、熱心な信徒は同じような質問を浴びせて来ると言う。

あるお寺のエライお坊さんが、出征する信徒に戦争で亡くなると浄土に行けるというような話をしたのも、軍部によって強制され利用されたのだろうと今では解釈されているという。トレドでは、前の宗教勢力の築いた教会を破壊し、新しい教会を建てていたが、コルトバでは違った対応をした。写真は、コルトバに続く橋と平屋のメスキータ。

スペインは、イベリア半島にある。先住していたユダヤ教やキリスト教徒がイベリヤ半島からイスラム勢力に追われた。イスラム勢力が支配した10世紀、コルトバは世界最大の人口を持った都市になっていたという。そこに、キリスト教国が、イスラム勢力を国土回復運動レコンキスタReconquista(Re=再び、conquista=征服する)を起こし追い出した。


コルトバのメスキータ(モスクの意)は、イスラムのモスクも壊さずにカトリック教会部分を増築していた。リトアニアの領事代理をしていた杉原千畝(写真上は、杉原夫人の書いたもの)はナチに迫害されていたユダヤ人6000人を日本に向けて逃がして有名だが、フランスのイスラム教徒も、モスクに逃れて来たユダヤ人を匿(かくま)い安全な場所に逃がしたという事実がある(下の写真の本に書かれている)。今週末バラトで開かれる全北海道淡水大会でも釣り場争いをせずに仲良く釣りをしてほしいものです。

巡礼のように

2013-08-18 16:22:29 | 釣り
トレドをはじめスペインの世界遺産となっている教会などを、この休みに巡ってきました。クリスチャンではないのですが、病床の中で、生き永らえたなら、スペインとインカを巡りたい、と思っていました。術後、身に着けていた腹帯を巡礼が身につける白装束のように腹に巻いて出かけました。

カミさんは、内科や整形外科の病が進行し、もう海外旅行はできないと気弱な言葉を吐いていましたので、急遽お盆休みを利用して、こっそりと行ってきました。学生結婚してから50年経っていますので金婚旅行です。スペインの地図も見ない、ガイドブックも見ない。何の知識もないままに行き当たりばったりのサラの気持ちを大事にしての旅でした。

「憧れのスペイン旅行」という団体旅行に参加したのですが、摂氏41度の熱さの中、トレドの坂を昇っている際には、ギブアップ寸前でした。タクシーは、来ないでしょうからと、途方にくれましたが、少し昇って行くと、多くの観光客に見て貰おうとの配慮なのか、古都に通じる崖道を削ってエスカレーターができていました。

川に囲まれて難攻不落の砦のような丘の上の古都は、中世、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教が交錯しました。剣や鎧、兜が名産です。宗教同士の闘いに明けくれたせいでしょう。エルグレコの絵によっても有名になりました。ここの教会は、過去の遺産を受け継がない容で残っています。妥協を許さない現在の姿に通じます。釣りもどこか、己の守備範囲を崩さず、大同団結するようなところはみられませんね。

黒潮の蛇行:ひの字型

2013-08-09 10:26:36 | 釣り
梅雨状態が停滞し、各地で大雨を降らせていますが、太平洋の漁況に大きく影響する黒潮が13年振りの大蛇行を示しています。気象庁の発表要旨です。アメリカの地球観測衛星Aquaに搭載された日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の改良型マイクロ波放射計(AMSR-E)が黒潮大蛇行を捉えました。Aquaは、その名の通り水惑星を専ら探索する衛星です。

2004年8月4日~8日の5日間平均の本州南方海域の海面水温を表しています。オレンジから赤で示された水温26℃以上の高水温域の北限がほぼ黒潮の流れに相当しますが、紀伊半島沖から東海沖にかけて黒潮がU字型に蛇行し、南側に大きく離岸している様子がよくわかります。
 
気象庁は8月4日、昨年末に九州の東の海域で発生した黒潮の小蛇行が徐々に東へ移動し、東海地方沖で本州から大きく離岸する「大蛇行型流路」になったと発表しました。13年ぶりの大蛇行となる可能性が高く、潮位の上昇や、漁業への影響が懸念されています。というものです。


接岸し離れてまた接岸する、ひらかなの「ひの字」のようだ、とTVで解説したものです。この海水温の上昇も気候に影響するでしょうし、やがて、この「ひ」の字は徐々に北海道に近づく気配です。サンマの漁にも影響しているのでは、と思われています。AMSR-Eの画面から海水温の温暖化が日本海流でも始まっているようにもみえます。目が離せません。

我田引水

2013-08-08 13:20:55 | 釣り
お盆の時期は、充電期間にしています。秋の釣りに備えて気力、体力も合わせて充実しなければ、と考えていますが、暑いと体力は消耗するばかりでむづかしい時期でもあります。無為に寝ているのもいいのかな、とも考えていますが、カミさんは、許しません。

私に休暇が出来るのを手薬煉引いて待っていますので、そういうワケにも行きません。面倒くさがり屋ですが、旅は、私を刺激してくれますので大好きです。好奇心がヒト一番強い方ですので、どのようなことでも我田引水で釣りに結びつけています。

見るものはすべて釣りに役立つか、という観点から見てしまいます。「頭の中は釣りばかりでしょう」とカミさんが揶揄します。人見知りしない方ですので、初めての方とすぐにおしゃべりを始めます。その対話の中に釣りに関する重要なヒントがあるかも知れず、楽しみにしています。

歳を重ねると電池のように十分に充電しないと放電に限りがあるように感じてきました。若いときのように、無理は出来ない、根気は続かないを肝に銘じてはいるのですが、痛切に感じますので残念なことです。見聞を広めてくると若返るかな、と夏休みに期待もしています。

あっちもこっちも

2013-08-07 12:55:14 | 釣り
多くの方は、釣れないと直ぐに移動して行きますが、私は、その場所の特徴や潮回りとの関係を知りたくて釣り座を移動する距離は、ほんのわずかです。そこに釣り座を設けたなら、投げて届く範囲を徹底的に探ります。月沼での立ち込み釣りも10年近く同じポイントで釣っていますのでボナさんポイントと皆が呼んでいます。

旅行でも拠点を決めたなら、その地域に留まることが多いので、カミさんは呆れてオプションでどこかに出かけてしまいます。ものぐさで荷物を整理して次のポイントに移るのを面倒がる釣りの行動パターンに似ています。フィレンツエに1週間滞在した時も同じ宿から動こうとしない私を、周りがしびれを切らして日帰りでベネチアに連れ出して呉れました。

今の旅行会社の立てるツアーは、ゆとりのない計画が多いので、うんざりですが「もう先が短いんだからあっちもこっちも見ておきたいんだよ」と、言われますので仕方なしに同調はしています。なかなか、釣りのように自分で決められないのが辛いところです。

BSを眺めていて、阿波踊りで街中が盛り上がる徳島の情景に「阿波踊りを見に行くか」と発作的に反応するのが私ですが、カミさんは「ついでに道後温泉にも入ってみたい」とオプションを付けてきます。松山と徳島のアクセスは、JR利用しかないでしょう。徳島のホテルの予約は、今年は無理。来年回しになりました。

寒さ対策

2013-08-06 20:57:00 | 釣り
戸外の気温が32度まで上がった札幌。私は、ギンギン冷やされた健診会場で終日仕事をしていました。今にも低体温症で死ぬかと思う位の寒さでした。ただでさえ寒がりなのに、貧血はなかなか改善しませんので寒さが身にしみました。

建物全体でコントロールしておりますので、関与できず。スタッフが、仕事の合間に、外に出て温まってきたら、と気を遣って呉れました。熱風を浴びて、お蔭さまで何とか汗をかけるように回復しました。贅沢なことと笑っておられるでしょうが、寒がりさん達は、私と同じ経験に毎日苦しめられているのだと存じます。

夏の釣りも、明け方は冷えますので、いつも防寒対策をして出かけますが、仕事場に防寒対策で出かけてはいませんでした。膝かけは、座布団代わりにして、その上に座っています。立秋ですから、すぐに寒くなります。これからはフリースの上下位をロッカーに忍ばせておこうかなと思っております。

旅に出ますが、飛行機の中の冷えに対する備えを十分にしなさいと、教えて呉れたのかもしれません。臍を長く切り開かれていますので、滅法寒さが身にしみる身体になっているのです。機内持ち込みのリュックなどに何を入れて行くかを算段しています。貼るカイロが意外に有効かもしれませんね。

一筋縄ではないバラトの大会

2013-08-05 16:29:51 | 釣り
今年の夏は、バラト一円の淡水釣り、特にフナの投げ釣りに終始しました。月沼、ガトキン前、ゴルフ練習所横の3ケ所で釣ってみて、所変われば釣り方変わるを実感しました。

8月25日の北海道釣魚連盟の全道淡水大会は、石狩川の流れが大きく影響するバラト川の本流で行われます。三日月湖の奥に位置する月沼ばかりで釣っていると勝手が違いますので、ガトキン前やゴルフ練習場横と身体慣らしをしてみたワケです。

昨日、ニッシンの磯竿1.5号を2本、3号1本を使ってみました。仕掛けもオーソドックスなもので釣っていました。波も無く、風も穏やかでしたので、吸い込み3人衆に伍してなんとか善戦しました。しかし、月沼では通用する1.5号の磯竿は、流れや風に翻弄されますので、本流の大会には向かないことを悟りました。簡単に鯉の吸い込み用コマセ団子を造るには、グルテンの多い「握るだけ」というのが、思うように握れます。写真下。鯉用のフェロモン「神通力」を適当に混ぜ、ニンニクグルテン粉も混ぜています。

逆に、鯉の吸い込み仕掛けで月沼で釣ってはフナが釣れないでしょう。本戦では、60cm前後の鯉とのやり取りに負けない竿、吸い込み用のコマセ団子を飛ばすことのできる竿で、しかもフナを釣らねばならないとなると、25号前後の腰の弱い投げ竿になるでしょう。バラトの灌木の多い岸辺という釣り座を考えると長い竿も向かないでしょう。鯉とのやり取りには、リールが鯉用のドラグ付きのものが鯉とのやり取りに使いいいでしょう。リーガルの旧と新型(セールの時に7千円台で購入しました)です。まな板に載せたのは、たまたまです。

また、淡水大会

2013-08-04 19:03:30 | 釣り
交綸会は、今日も淡水大会。バラトの本流に入りました。午前4時から6時過ぎまで、ウグイが遊んで呉れる状態が続きました。アイナメさんと情報交換しているとそれからは忙しいようにフナが釣れはじめました。活性は高いのですが、小ブナばかり。

この写真の右にあたる、柳の灌木を隔てた右隣の坂上さんは、鯉の吸い込み仕掛けを使って、次から次と尺ブナを上げていました。私は、相変わらず小物ばかり。闘い半ばの午前10過ぎに、坂上さんの右に入れて貰いました。下の写真。移った途端、神風が左手の海の方から私の方に吹きだし大きいのが掛かりだしました。坂上さんのコマセが私の方に流れて来たのです。

数が上がり出したので、予めミミズを付け、コマセを詰めた新しい仕掛けに換えて手返し良く、釣り出すと、竿を上げる度に大きいのが掛かり始めました。30尾を超えるフナから大きいのを選び審査に出しました。審査法は、フナのみ3尾身長プラス20尾重量。

入賞者。左は、準優勝の坂上さん、1746点。色々と教えて頂きました。中央は、優勝した川原さん、バラト大橋の橋の下で沈んでいるテトラの根がかりに苦しみながら1821点。38.0のフナで身長賞も獲得。右は、3位の私、尺ブナも一回り小さいのしか来ませんで1698点でした。4位は、川原さんと並んで釣った内藤さん1679点。5位は、月沼で立ち込み釣りをしたオノちゃん、1588点。アイナメさんも月沼で6位、馬に遊ばれていたようです。バラトは、沢山の釣り人で賑やかでした。