手始めにハードル跳ばせ猿回し
猿に芸をさせて金銭を貰い受ける大道芸をいう。
主として正月の厄払いのために家々を回り、太鼓を打ち、
猿を舞わせたり曲芸をさせた。
古くは猿は厩の守りとされ、馬と関係の深い武家や農家の
祓いをして、一年間の無事を祈るのが猿廻しの本来の姿と
いわれている。
後に正月の祝福芸となり、宮中などに出入りするようにな
った。
江戸時代には江戸城等に出入りし、大道芸、門付け芸とし
ても人気を博すようになった。
神田明神を参詣した。
神社の脇では毎年恒例の猿廻しが丁度始まるところであった。
猿廻しは手始めにハードルを三つ猿に跳ばせた。
最後に、猿は長い竹馬の一番上まで上り、闊歩した。
舞猿の乗る竹馬のながかりし